2016年9月21日水曜日

スピッツのために名古屋へ行く!「醒めない」 9/21の記録

2016年9月21日。スピッツのライブに行くために、スイフトに乗って、日帰りで名古屋へ。


(ライブの感想が下の方にありますがネタバレを含むのでご注意ください)


スピッツベルゲン会員の私だが、ライブのチケットに落選するのはこれが初めてだった。前回GOスカの最前列が取れたので、次は落選しても仕方ないと思ったら、案の定落選。しかし、あと何年スピッツのライブに行けるかと考えると、どうしても行きたい。関東のチケットは高額だが、地方であれば安くなるので、その浮いた分を交通費に回せば(車に乗ってしまえば)、一日に二度楽しめると考えたわけである。

前夜、スイフトを取りに行く。以前からしばしばお世話になっているスイフトでも、往復400km以上の長距離ドライブに抜擢されるのは今回が初めてだ。さすがに高速道路の区間が長いため車は安くしておきたいので、長距離を余裕をもってこなせるスイフトを選ぶ。

駐車場に着くと、待っていたのはブルーのスイフトだった。レンタカーは大半がシルバーなので期待していなかったのだが、「青い車」なので急に嬉しくなってしまった。

ちょうど台風が通過するタイミングだったため、外は大雨。明日には通過しているので晴れてくれることだろう。


当日、同行する友人を乗せて出発。調子に乗って、往路は中央自動車道、復路は東名高速道路で行くことにする。さすがに中央自動車道の上り坂はスイフトではパワー不足で、平坦路でも低燃費を維持しようとすると100km/h以下に抑えなければならなかった。今までは1.2Lで十分と思っていたが、せっかく長距離に適した走りが持ち味なのだから、さすがに1.5Lクラスのパワーは欲しいところだ。

談合坂SA、諏訪湖SA、内津峠PAでそれぞれ休憩。諏訪湖SAではついこの間諏訪湖花火大会に来たことを思い出しながら景色を眺めていた。諏訪ICから先はまさに未踏の地である。車も少なくなり、岐阜県に入るとザ・日本の田園風景といった印象の景色が続き、中央道を選んで正解だったと満足した。しかし、これから待ち受けるのは所謂「名古屋走り」で話題の名古屋である。覚悟しつつ走っていると、早速東京ではまず見られない光景に遭遇した。というのは、私を抜いていったトヨタ・アルファードがちょうど良いペースだったので後ろについて走っていたところ、彼は10回くらい車線変更をする中で一度もウィンカーを点灯させなかった。近づいてみると「名古屋」ナンバー...あぁ...

次にも似たような挙動をする車が現れたのでナンバーを見ると「福島」。名古屋圏に入ると皆「名古屋走り」になるのかもしれないが根拠はない。

愛知県に入り中央道と別れ東名に入ると、車窓は昔から見てきた近鉄の車窓と同じになってきて、地元民でもないのに少し安心感があった。このまま伊勢湾岸自動車道に乗れば実家まで行けるのだが、惜しくも今日は日帰りである。


途中で仮眠などを挟んだため、予定を1時間ほどオーバーして名古屋ICを降りる。ついに名古屋に自ら運転する車で来たぞ! しかし、気を抜くことはできない。今までにないくらいの緊張感を持って走り続ける。

ただ、さすがに「名古屋走り」はネタとして誇張されているだろうと幾らか疑っていたのだが、その通りだったというか、交通安全運動をしているからなのか、周囲の車はいずれも東京都心より遥かにマナーがいいどころか、のんびり走っているので私も落ち着いてしまった。おまけに、しばらくベージュのシトロエンC6と並走しては宇宙船の如くゆったりとした揺れを観察する余裕すらあったのだ。名古屋、意外と落ち着くぞ。

友人と「名古屋飯」を食べたいという話になり、あまり時間に余裕がないので周辺で味噌カツを食べることにした。ランチタイムを過ぎて営業時間外の店が多い中、「さくとん」という650円で味噌カツを味わえる店を発見。100円増しでご飯を大盛りにしてもらったら、かなりのボリュームになってしまい満腹中の満腹に。味もとても美味しく、2人揃って満足したのであった。店員ともお話できたし、これで名古屋観光もOKだ! 店の写真を撮り忘れたのが惜しい。


東京から5時間、無事に名古屋国際会議場に到着。いよいよ会場入りだ。スピッツのライブの駐車場といえば、青い車と「8823」ナンバーだが、地下で青い車は私だけ、「8823」ナンバーは1台しか見られず。グッズは迷った末、缶バッジと「醒めない」のアナログ盤を購入した。毎度、スピッツのグッズは「これだ!」というものがないのが残念。

ライブに行くのに、ただ電車で行くのと違い、5時間もかけて車で行くとさすがに疲れてしまった。開場まで時間があるので、スイフトに戻って車内で休むことにする。こんな使い方ができるのも車ならでは。

入場が始まる。私達は3階席だが、目をこらせばメンバーの顔も見えるので全然問題ないと思う。特に今回は、「照明が全て落ちて一本の光だけがマサムネの背後から照らす」という演出の際、ちょうど私の席だとマサムネのシルエットが浮かび上がる(皆既日食みたいなイメージ)ので、当たりだと思った。


それでは、ここから先はセットリストと共に、ライブ中に特に印象に残った曲を選んで記録しておきたい。細かい話は他のファンの方に任せて、あくまで私が印象に残ったエピソードを書くことにする。

(0 SUGINAMI MELODY)
1 みなと
2 恋する凡人
3 日曜日
4 運命の人
5 コメット
6 チェリー
7 ビギナー
8 アカネ
9 グリーン
10 子グマ! 子グマ!
11 バニーガール
12 ヒビスクス
13 モニャモニャ
14 夢じゃない
15 楓
16 醒めない
17 スパイダー
18 けもの道
19 トンガリ’95
20 8823
21 こんにちは
22 青い車
23 ナサケモノ
24 野生のポルカ

0、SUGINAMI MELODY
勝手に0曲目としているが、メンバーの入場はこの曲のアレンジでファンファーレみたいな雰囲気だった。何かいつもと違うぞ、という気分にさせてくれる。

1、みなと
ライブはこの曲から優しく始まった。最近のスピッツは癒し系だと思うのだが、いきなりこの曲でもう既に目は潤んでしまった。今回に限らず、スピッツのライブの1曲目は毎回感激のあまり涙ぐんでしまう。感激で涙するって幸せなことだな、と聴きながら思った。

3、日曜日
古い曲を今のマサムネの声で聴ける歓び!

5、コメット
「「ありがとう」って言うから 心が砕けて」とか、「「さよなら」ってやだね 終わらなきゃいいのに」など、心の琴線を思いっきり刺激するような、考えさせられる歌詞が素敵な曲。メロディも癒し系スピッツの境地に達していると思う。再び目が潤んで止まらない!

7、ビギナー
イントロで「あれ?あれ?」って。私にとってこの曲は、初めてスピッツのライブに参加した「とげまる」ツアーの1曲目で聴いた思い出の曲だ。当時は感激しすぎて頭が真っ白になり、いつも聴いている曲なのに終盤になるまで「ビギナー」であることを思い出せなかったくらいである。あまり目立たない曲だと思っていたので、本当にまさかまたライブで聴けるとは思わなかった。初めてライブ聴いた時のこと、それから今までの苦労などを思い出してしまい涙腺が危険な状態に。

実は最近精神的に疲れていることもあって、今回は涙腺はかなり緩め。そうとは言え、ここまで心を揺さぶってくるスピッツは一体何者なんだ...! 毎回思うことだけど、改めてスピッツに一生ついていく決意をした瞬間だった。

8、アカネ
意外な曲を持ってきたなと思っていたら、マサムネ曰く「この曲の存在を忘れてたけど、あー、あったね、やろうかと思って」だそうで。正直過ぎて笑わせてもらったけど...再び演奏してもらえてよかったね。

9、グリーン
イントロの崎ちゃんが渋くて格好良く、しばらく眺めていた。今回はやけに崎ちゃんが渋いなと思って。この前のチェリーではイントロを間違えたらしいけど気がつかず! 「コピペで作られた流行りの愛の歌」とか、攻めてる歌詞が好き。

10、子グマ! 子グマ!
この曲、絶対にライブで聴いたら楽しいだろうなと思っていたら、案の定「子グマ! 子グマ!」の部分がとても楽しかった。ノリが好きな曲。

13、モニャモニャ
今回のアルバムはのんびりした曲がこの曲だけしかない。マサムネが「次の曲で眠くなるかも」と言っていたら、疲れていたのもあって本当に眠くなってしまった。癒しをありがとう。そういえば田村が操る子モニャが可愛過ぎて(笑

14、夢じゃない
意外とジーンと来たのがこの曲。上手く表現できないのが悔しいけど、聴いていてとにかく心地よく、なんて素敵な曲なんだと思った。CDでいつも聴いていたのに、ライブでまたひと味違う魅力を感じることがあるが、まさにそれ。原曲を壊さない程度に微かにアレンジしてくるところがまた良い。名曲です。

19、トンガリ'95
この曲も微かにアレンジされているというか、何だかテツヤのギターがCDと明らかに違った。運命の人とかもそうだけど、スピッツは原曲を壊さずにアレンジするのが上手で嬉しい。時々、原曲の雰囲気を微塵も残さないアレンジをするバンドがいて残念だなと思っていたから。

21、こんにちは
8823の後にもってきたか! 2分半もない短い曲だが明るくライブを終えるのにぴったりだね。こういうシンプルなロックサウンドがスピッツらしくて安心する。

MCで印象的だったのは、マサムネとテツヤが部屋が離れているとMCで掛け合いが盛り上がるという話、マサムネが「ういろう」が好きだけど名古屋人は普段食べないという話、崎ちゃんがチェリーのイントロをよくミスるという話、凄く客が盛り上がっていたのに田村が「フラワーカンパニーズ」の話をした時に反応が薄く悔しそうにしていたこと(笑)など。スピッツの緩いトークも大好きで、演奏なしで延々と話すだけのトークショーがあったら迷わず行きたい!

22、青い車
今日のスピッツは私のために曲を選んでくれたのかもしれないと思ってしまった。青い車で来て良かった! 青い車を出してくれたレンタカーもありがとう。

23、ナサケモノ
イントロの色々な音の中で、ドアが閉まる音がやけに重低音が響き迫力があって面白かった。アンコールに相応しいさっぱりしたノリの良い曲。

24、野生のポルカ
恋する凡人とこの曲は、今後ライブの定番になっていくのだろうか。疲れていてあまり手を動かせなかったけど、今回はノリノリの曲が多くて嬉しかった。


心を思いっきり揺さぶられ、スピッツのライブは終了した。感動が醒めぬまま、色々思うこともある中、駐車場へ向かう。運転席に座ってふと気がつくと、スピッツのライブで今日一日の疲れが完全に吹き飛んでしまい、覚醒したような気分になっていた。帰路にまた5時間はかかるが、何ら不安はなかった。さすが、これがスピッツ・パワー!

マサムネが「ういろう」の話をしていたので何だか食べたくなってきたが、時間も遅いので買うのは諦め、帰路につく。途中、名四国道との交差点につくと「四日市」の文字が見えた。この道を右に曲がっていけば、伊勢まで行けるのかと思うと心が躍る。

MCでスピッツが名古屋の魅力を語っているのを聞き、また美味しい味噌カツを食べ、意外と走りやすかった名古屋の道とその街並を思い出すと、すぐに帰るのが何だか惜しい気分になってきた。またいつか名古屋に来たいと思うし、あわよくばそのまま伊勢まで行きたい。

さよなら名古屋! ありがとうスピッツ!


BGMを先ほどのライブのセットリストと同じにして、出発した。帰りは東名高速道路を利用する。乗ってすぐに、往路も東名高速にすれば良かったかなと思うくらいに路面の状態が良いことに気がついた。眠気や疲労は全く感じず、100km/hで快走していると、まだやっと静岡県も半ばか、というように走り続けてしまった。いつまでも走っていられる気がしたが、さすがに空腹になると疲労まで一直線なので、富士川SAでかき揚げそばを食べることにする。驚いたことに、帰り道の休憩はこの一カ所だけで済んでしまった。往路の眠気との戦いは何だったのだろうか。

かなり長い間、中央の車線を95km/hくらいで流していたのだが、気がつくと私の後ろにもシルバーのスイフトがついて走っていて、このまま都内までずっと連なって走っていた。自分をペースメーカーにしてもらえると嬉しくなるけど、長い間一緒に走っている車が別れると少しだけ寂しくもなるよね。

友人を家まで届け、翌朝スイフトを返しに行く。総走行距離は818.1kmにも及ぶ長距離ドライブが終わりとなった。期待にしっかり応えてくれたスイフトに感謝!

長距離ドライブは上手く調整しないと疲れて大変だけど、新幹線や夜行バスで気軽に移動することとは異なり、自らの手で長距離を走り、その景色の移り変わりを眺めたり、初めてその土地を訪れる感動などがある限り、ロマンがあってやめられないのである。でも、さすがに次に名古屋までの距離を走る時は1泊くらいしたいかな。

2016年9月17日土曜日

あの感動をもう一度味わえたら

先日、私が初めてMINIのステアリングを握った日のブログにコメントをしてくださった方がいる。1台のMINIでかなりの距離を走って、また別のMINIに乗り換えているそうだから、かなりのMINIファンなのだろう。

このブログは、その日のドライブの思い出をいつでも鮮明に思い出せるように記録することを主な目的としていて、どちらかというと自分で読み返して満足するブログだと思っている。よってコメントを頂くことは稀なのだが、折角なので、私も初めてMINIに乗った時の文章を改めて読んでみた。すると、数行読んで「あれ、あの時の感動はどこへ行ったのだろう」と思った。あれから2年余りが経過しており、最近も何度かMINIには乗ったが、初回のような凄まじいほどの感動はもう感じられない。

当時も後にこうなることを少しは覚悟していたが、「慣れ」や「経験」とは恐ろしいもので、同じものが相手でも、何度も接するうちにそれから受ける印象は少しずつ変化してくる。その変化も含めて記録に残すように努めてきたため、同じMINIのドライブに関する文章でも、時期によって書くことは多少なりとも違うはずだ。私は広告のようなレビューを書く自動車評論家ではないし、まだ経験を積む過程の運転歴3年目のビギナーであるから、一つの車に対して立場を固定する必要は全くないと思う。

現在、MINIやBMWに乗っても当時のような感動がないことは勿論寂しい。しかし、何度も乗るのに微塵もマイカーにしたいとは思わない日本車ばかりの中で、MINIやBMWはこれまでに何度も「欲しい欲しい」と書いてきた。見方を変えれば、私がMINIやBMWにすっかり馴染んでいることの証ではないかとも思うわけだ。


そんなことを考えながら、実は近いうちにあのMINIのような感動を再び味わえるかもしれないことを思い出した。感動することを期待するのも変な話だが、それは何かというと、シトロエンである。

私がBMWと同列に愛するのがシトロエン。BMWは祖父の車、シトロエンは父の車だった。どちらも私がまだ車の乗り味などよくわかっていない子供の頃にしか乗ったことがないが、そのデザインやら、雰囲気やら、音やら、オーラだけで大好きになってしまうほど魅力的な車である。幸運にもBMWは「わ」ナンバーだが思う存分ドライブすることができて大変満足している。その一方で、シトロエンはその希少性から街で見かけることすら稀で、「わ」ナンバーを探してもなかなか見つからないのが現実だった。

いつかマイカーを選べる時が来た時に、BMWはしっかり経験があるので問題ないが、シトロエンは自ら運転した経験がないままになってしまうのだろうかと思っていた。ディーラーから試乗車を借りて街を走るだけでは、その車の本当の価値は理解できないと考えているので、可能ならば1日でも2日でも借りて運転してみたい。そもそも、最後のハイドラクティブを積んだC5が販売終了してハイドロ・シトロエンが全滅したから、ディーラーではハイドロを試せなくなってしまったではないか。

こうして諦めかけていたところ、ハイドロ・シトロエンに乗る夢が叶えられそうな案が突如として浮上してきたのであった。先方の事情により今すぐにという訳にはいかないが、私が乗る時までに、そのシトロエンが無事でありますように。

2016年9月5日月曜日

河口湖・山中湖家族旅行2016 (2日目)

早朝に起きて、窓際でゆっくりお茶を飲む...気分は別荘か。朝食も相変わらず貸切状態だった。食後ものんびり部屋で過ごし、10時にチェックアウト。


おなじみの富士浅間神社。道の駅富士吉田では「レーダードームカレー」なるものを発見し、食べてみることに。なかなか可愛らしいカレーだが、意外と辛い! 学食のカレーの辛さより一割増しだ。ゆるキャラの「うどんぶりちゃん」もかわいい。


2日目のメインは、私と妹の希望で「河口湖オルゴール美術館」に。ここは子供の頃から何度も訪れているが、10年近く空いてしまった。昔は広く感じたが、大人になった今だと思ったより狭く感じるのが面白い。細かいところで改装されているものの、目玉の大型ダンスオルガン等はそのままで嬉しかった。


ここにある殆どのオルゴールは、ただ眺めているだけでは演奏してもらえない。ショーを回るだけでも幾つかのオルゴールは聴けるが、興味をもって自らアプローチしていくと、スタッフの方々もそれに応えてくれる、そんな美術館である。

ショー等のイベントを一通り回ったところで、何か物足りないと思ったら、私の好きなディスク・オルゴールを一つも見ていないことに気がついた。どうしても聴かずに帰るわけにはいかないと思い、オルゴールが並べられたフロアに行くと、その様子に気がついた1人のスタッフが対応してくれた。ディスク・オルゴールの演奏が聴きたいと伝えると、奥にある一台のディスク・オルゴールに案内された。専用のコインを入れると演奏が始まるという。コインを入れると...グノーのアヴェ・マリアではないか。当時のヨーロッパで作られたオルゴールは、日本ではマイナーな曲が多く、アヴェ・マリアが流れるとは思ってもみなかった。特にオルゴールが好きな私と母は、その場で固まってしまった。



何故ディスク・オルゴールが好きかというと、ゆっくり円盤が回転する様、その堂々たる風格、そして筐体が大きいことにより音色が深く、柔らかくなるからである。スタッフさんはこの後も何台ものオルゴールを紹介してくれて、オルゴール・メーカーの中でも、音色が比較的柔らかいところとそうでないところがあるなど、数えきれないほどの豆知識も教えてくれた。大人になって、クラシックの知識が豊富な今こそ楽しめると信じて来たが、まさにその通りだった。


ここはヨーロッパのような景観が特徴で、どの角度から見ても美しく見える。妹はこの景色が目当てだったので、既にお疲れの模様。私がオルゴールに熱中したせいで、2時に入館したのに5時になってしまった。10年以上、毎時0分を告げてきたからくり人形のおじさんと噴水のショーを見て、オルゴール美術館は満足のうちにお終いとなった。


最後にショッピングセンター・ベルに寄りつつ、帰路についた。3年前と同様、今回の家族旅行も私主導で計画したが、成功してよかった。月曜日なので中央自動車道の渋滞もなく、スムーズに帰宅。私はBMWを返さなければならないので、そのまま御茶ノ水方面へ...


無事に駐車場に到着し、残された時間を車内で過ごす。取扱説明書を改めて開くと、これだけでますますBMWファンになってしまった。1ページ目にはこう書かれている。

「車をよく知れば知るほど、その真価を発揮させることができます。」

この一言は...自社製品の性能に自信があるからこそ書けるはずだ。さすがBMWではないか! ドイツ本国版なども同様なのか気になるところである。


車検証を確認すると、車検満了日が9月30日、要するにあと1ヶ月弱でこのBMWも生涯を終えることがわかった。最盛期は10台以上配備されていたE87も、今やこの赤い1台のみ。そして16万kmを超えているとなれば、さすがに中古車市場に出ることも考えにくいだろう。

ここ最近は毎回「最後のドライブになる」と覚悟して乗ってきた。予約サイトを確認すると、25日で予約は終了となるようだ。念のため予約しておくが、もしかしたら今回が最後かもしれない。いつにも増して後ろ髪を引かれる思いで駐車場を後にした。

2016年9月4日日曜日

河口湖・山中湖家族旅行2016 (1日目)

3年ぶりとなる家族旅行は、前回私の運転するトヨタ・アクアで行った場所と同じ、河口湖・山中湖であった。今回選んだ車はBMW。意外なことに通常のレンタカーとかかる費用が大差ないことがわかったため、かなりくたびれているが思い切って1泊2日の旅行を共にしてもらうことに決めた。

前日夜に引き取り、自宅へ戻る途中に、ポーンという音と共にオイルの警告灯が大きく表示された。AT辺りから若干の異音が感じられる程度で調子が良く安心していたところだったので、明日からの旅行が決行できるのか突然不安が生じてしまう。

車を停めて説明書を読むと、どうやらエンジンオイルが必要とされる量の下限に達したとのことらしい。「わ」ナンバーだから整備はしっかりしているのかと思いきや、まさかこのような目に遭うとは。運転中止を覚悟してサポートに連絡すると、「お手数ですがオイル補給をお願いします」とあっさり返答。了承したものの、どうすればいいのかよくわからないので父に相談してみる。2人揃って「エンジンオイルって交換するものじゃないのか」とも思ったが、説明書にも「1L補給して下さい」と記載があるので従うしかない。この日は23時を回っていたので、明朝の出発前にガソリンスタンドに駆け込むことにした。マイカーでもないのにこんな体験をさせてくれるとは面白いと思えてくる。

翌朝、開店して間もないガソリンスタンドでオイル補充をお願いすると、それ以上私からは何も言わなくても全て店員が把握して、まだ1kmしか走っていないのにモクモクと湯気(?)が上がる補充口を眺めていると、あっという間にオイル補充は完了した。E87はオイルレベルをメーターでしか確認できない仕様になっており、改めて確認するとOKと出た。とりあえず一安心。


準備を整え、出発。前のE36から約7年振りにBMWに乗る私の家族は、走り始めてすぐ「やっぱりBMWだよね!」と盛り上がった。どっしりとした乗り味、安定感、ドイツ車の価値がわかる家族で嬉しい。親から「こんなのもうBMW買うしかないじゃん」と言われて、私が否定するわけが無い!

いつものように談合坂SAで休憩を挟み、河口湖に到着。ほうとうを食べて大石公園の流れもいつも通り。いつも通りだけど、日常を離れて疲れを癒すにはこれが一番である。微かにラベンダーの香りの残る湖畔を散策して、喫茶店に入ると強い雨が降り出した。優雅に湖畔を散策できたのは奇跡だったのだろうか。

コーヒーを飲みながらのんびり過ごし、雨が止んだので再び湖畔まで行ってみると、鴨の群れがここぞとばかりに現れて目の前を横切って行った。なんて長閑な世界だ。


この後、妹の強い要望で河口湖ハーブ館に行くが、凄まじい匂いの数々に驚いてばかりだった。山中湖の宿泊施設周辺がお祭りによる交通規制で混雑するとのことで、早めに向かう。ちょうどチェックイン時刻5分前に着いてみると、実はとある大学の施設なのだが、 日曜日だからか宿泊客は私達一家を除きゼロというお知らせが。食事から大浴場まで全て貸切となり嬉しい反面、申し訳ない気分にもなってしまう。

この日は近くの神社でお祭りがあるという紹介を受け、行ってみることにする。神社への道は街灯がなく、ぼんやりと提灯が並ぶ。都会に住む私達には慣れない暗闇だが、たまらない雰囲気がある。次第に屋台等が増えてくると、予想外の子供の多さに驚いた。そして沿道の(かなり立派な)家々が開放されていて、子供達が自由に出入りしている。東京ではまず見られない光景に驚きの連続と同時に、地域住民の皆でお祭りを楽しもうという暖かみのある雰囲気を感じていた。そのまま進むと神社にたどり着くが、ここでまた驚いたのは、参拝者全員にお祓い(だと思う)をしていたことと、お餅を一ついただいたこと。このような神社のお祭りは初めてで感動してしまった。観光の要素が出てくる都会のお祭りと異なり、こちらはきっと昔ながらの形が残っているのだろうと思う。最後に、ずらりと並んだ太鼓の演奏を聴いた。地面に直に置いた太鼓の響きは全身を揺さぶるほどの迫力あるもので、おまけに演奏が格好良いあまり完全にやられてしまった。このお祭りは凄い。

日曜日から火曜日まで続き、夜遅くまで神輿など様々なイベントが続くことが特徴らしい。時々花火が上がるのだが、23時になって就寝準備をしている間も容赦なく打ち上げていて、最後まで驚かされ続けた。


昨夜から非日常が続き、すっかり疲れてしまった。長い間楽しみにしていた、素敵な部屋で寝る時間がやってきた!

(続く)

2016年8月28日日曜日

アストンマーティンとホンダ


アストンマーティン DB11 V12 2,380万円
ホンダ NSX V6ハイブリッド 2,370万円

あなたはどちらを選びますか