2015年11月27日金曜日

BMW 116iで富士山へ

現実逃避のため(?)、BMWで富士山の下へ。夕方に出発したので、往復とも中央自動車道でひとっ飛び。

既に日暮れが始まっていることもあって、河口湖ICを降りたらすぐに山中湖へ直行。

夕暮れ時、BMWで山中湖畔をゆったりと走る。何とも落ち着く。

この世代のBMWは写真写りは悪いけど、実車は見る度に見とれてしまうダイナミックなデザイン。

富士スバルラインのメロディー・ロードを通って、帰路につく。


首都高を降りると、エンジンの様子がおかしい。交差点で減速する度に咳き込むように回転が暴れ、エンストしそうになる。減速して回転数が落ちる際に発生するので、減速時にニュートラルにすることで凌いでいたが、右折しようとした時に思わずニュートラルにせずに停止したところ、ついにストンとエンストしてしまった。交差点の真ん中でエンスト!後続車がいたのでハザードをつけて先に行かせつつ、エンジンスタートを試みたら一応動いた。返却地まであと数百メートルというところまで来ていた上、交通量が少なくて助かった。BMW、あなたはよく頑張った。

次にこの車に乗れる日は来るのだろうか。そう思ってタイムズカープラスのサイトを確認すると、BMWが残り1台になっていた。

2015年11月26日木曜日

VWポロの記録

前から気になっていたVWポロに乗ったけれども、現下の騒動を抜きにしても、私にはVWを選ぶ理由が見出せそうにない。日本車に比べればよく走るのは当たり前だが、文字通り「普通」の車で、それも普通過ぎて面白くはない。ドアを開閉するだけでも日本車との剛性の差が明らかだったことは嬉しかった。少し乗っただけなので魅力を感じきれていないのかもしれないが...日本車初の外車としていきなりMINIの楽しさを味わってしまった影響はいつまでも続くようだ。

やたらと絶賛されているDSGも、アウディA1に乗った時もそうだが、発進時のぎこちない動きはトルコンATに比べてどうしても違和感がある。ダイレクト感を残しつつこの違和感を除きたければMTの方がいいし、楽に乗りたいならATの方がずっと滑らかに走れる。

ジェレミーはゴルフGTIを絶賛しているので、GTIに乗ればVWの印象も変化するかもしれない。色々書いたが結局のところ、このポロのような真面目でよくできた車がクラスの「標準」であって、日本車や韓国車が安物というドイツが羨ましい。

2015年11月17日火曜日

ご無沙汰

(追記:東日本旅行記の執筆を再開しました。記事の日付は投稿日ではなく実際の日付です)
(追記2:完結しました)

ご無沙汰しております。丁寧に記録を残そうと思って始めた東日本旅行記ですが、あまりの負担の多さに執筆が滞り、ブログ上では未だに北海道上陸手前で止まっています。先日会った友人から続きを書くように催促を受けましたので、年内には完結できるように何とかしたいと思いました。結果的にどうなるかはわかりません!(笑)北海道から帰還後、初めての運転免許の更新や、ドライブを二回しているので、その記録も早くしなければ...


ところで、F20型1シリーズがLCIによって全く新しいフェイスに変わりましたね。前期型のデザインもどちらかというと好きではありましたが、自分の車にするには少々悩むレベルでしたので、今回のグリルと繋がっていない横長ヘッドライトを持つ伝統的なBMWフェイスは非常にお気に入りです。CセグメントFRハッチバックの最後を飾るのに相応しいデザインではないでしょうか。2015年現在で欲しい車の候補第一位に躍り出たのは、BMWの118iですね。カラーはシルバーが良いでしょう。

...シルバー?そうなのです。あれだけ白黒銀を嫌っていた私が、BMWに関してはシルバーを選びたくなったのです。歳のせいでしょうか?いえ、元々祖父が乗っていたBMWもシルバーなので、私の中でBMWとシルバーは相性が良いのです、きっと。

2015年11月14日土曜日

BMW 116iで日光へドライブ&「埼玉セイコーマート巡り」

10月末にタイムズカープラスのBMWが残り2台にまで減少したのを見て、乗らずにはいられないと思っていたところ、友人2人が乗りたいということで誘って日光へ行くことにした。毎年10月末にMINIで日光へ行くと決めていたのだが、今年は予定が合わず11月中旬に行くことができた。

友人2人と会うのは北海道に行って以来なので、北海道の思い出話が続いた。本当に北海道ツーリングは最高だった。その代わり、BMWの乗り味はあまり記憶に残っていない。

日光へは、関越自動車道を利用して群馬県側から入る。一部ではまだ紅葉が残っており、非常に綺麗で感動したのだが、写真を撮り忘れたのが悔やまれる。久々にやってきた日光は完全に雨だった。どうも友人を連れて日光に来ると雨になりやすい傾向があるようだ。残念ながら、戦場ヶ原ウォーキングはできなかった。

仕方がないので、戦場ヶ原の駐車場で撮影タイム。

友人が1人タイムズカープラスの会員になったので、ここで運転を交代する。BMWの意のままにコントロールできる運転感覚に感心しているようだった。

折角日光に来たので華厳の滝を見ようということになり言ってみるが、雨と霧で全体が白くなっていてよく見えず。これはこれで幻想的と言えるかもしれない。

この後は霧降高原の大笹牧場へ行くものの、前回友人を連れた時と同じく景色が全く見えず、おまけに疲労と寝不足の私は後部座席で車酔いして食欲不振になってしまった。何だか今日は上手くいかないなぁ。とはいえ、前回と違ったのはアルパカに会えたことだ。小屋の中にいるアルパカ達に癒しを求めて。ただ、強風で寒い!砂利の広場があったので、FRを体感。

酔いが治ったので再び後部座席でスタートするが、すぐにダウン。運転席なら酔わないので、運転を代わってもらう。せっかくの機会だったのに申し訳ない。後部座席にいた時間は一瞬だったが、窓の形と硬い乗り心地のおかげで、E36の後部座席に乗っていた小学生時代を少し思い出して懐かしくなった。世代は新しくなっても、昔の面影がこんなところにも残っているなんて。ますますBMWが好きになった瞬間だった。酔ってしまうのはどうしようもないけれど、後ろに乗っているのも悪くないなと思ったのである。

今回は、予てより楽しみにしていた「埼玉のセイコーマート巡り」をすることになった。北海道で感謝しきれないほどお世話になったセイコーマートが埼玉県に点在していると知ってしまったならば、行くしかあるまい。時間の関係で2店舗寄ったが、どちらも入店時の「いらっしゃいませ!セイコーマートへようこそ!」がなく、結構残念な思いをしたものの、陳列されている商品はどれも北海道で見たものばかりで、普段コンビニで買い物をしない私が思わずカゴに商品を次々と入れていく有様に。さすがに衝動買いは控えようと減らしたものの、ウエハースやおにぎり、ラーメンと宗谷岬で飲んだ牛乳は欠かさず購入。ホットシェフのお弁当はほぼ売っていなかった。なんとマジョレットのミニカーまで売っていたので、このシトロエンC5は衝動買い。

友人を自宅前で降ろした後は、1人で返却へ向かう。1日乗ったけど、まだ満足できない!そしてこのBMWが欲しい。BMWとMINIの間で揺れ動く私、どちらに落ち着くのか?

2015年11月12日木曜日

中央本線211系に初めて乗車する

中央線から201系が引退して5年が経過し、その間に運転免許をとって車ばかり乗るようになったため、鉄道趣味からはすっかり離れた生活を送っている。もちろん通学に利用しているが、E233系のような近年の車両は趣味として見るには、私には少々つまらない。何がいけないのだろうか。その理由は、10月に気分転換に西武多摩川線に乗った時に明らかにすることができた。要するに、乗り物は音も振動もある程度あった方が面白いということだ。201系や西武101系といった古い電車は、モーター音も風切り音もうるさいし、振動が多くて乗り心地は良くない。多摩川線に乗っていて、体が揺さぶられるなんて久しぶりだった。一方E233系は、モーター音は静かで風切り音はしないし、振動もない。それは進化であって、客観的に見れば良いことなのだが、「機械」として面白いのはどちらだろうか。

これは車にも当てはまる。今から20年前のBMWはエンジン音も排気音もうるさく、今でもE34の5シリーズなどをたまに見かけると、「ボー」という低音の乾いたサウンドを周辺にまき散らしていて、思わず立ち止まって聞いてしまう。BMWは今でもサウンドに関しては聞かせる方なので、代わりに日本で広く普及している車を挙げると、エンジンは動いているのか分からないほど静かで、振動もなく、遮音も行き届いている優秀な車ばかりだ。でもその車は乗って「楽しい」と思うだろうか。


201系が引退した後も、高尾に行けば115系に乗ることができた。しかしいつの間にか全て引退してしまい、後継に211系が入ってきたという情報は得ていたものの、忙しさもあって、特に乗ろうとも思わなかった。そんな中、急に山の空気が吸いたくなったので、たまには車ではなく電車で行ってみようと思い、211系に乗ることになった。

八王子駅で待っていると、211系がやってきた。まだ珍しいのか、カメラを構えている人を見かける。ロングシートとクロスシートが混じっているとのことだが、幸いにもクロスシート車両だった。発車すると、記憶の中の115系と比較して、凄まじく乗り心地が良くなっていることに気がついた。115系はそれはもう乗り心地が硬くかったので記憶から消えることはないだろう。年式が新しいので乗り心地は改善されて当たり前と言えばそうだが。それに照明が多くて車内が明るくて良い。モーターやドアなど、少し201系にも似た音の数々を聴きながら、心地よい気分で一時を過ごした。

帰りに乗ったロングシートはさすがに長距離では乗りたくないなと思ったが、それ以外は予想外にも好印象なことばかりだった。あと、長野色がとても似合っていると思う。何だか気に入ってしまったような気がしている。

2015年11月2日月曜日

東京モーターショー2015のまとめ

知り合いからチケットを頂いたので、バーミリオンさんと2人で行ってきた。全てのメーカーを昼食抜きで1日で回るという過酷さだったが、あーでもないこーでもないと批評しながら楽しい一時になった。このブログでは、気になった車だけを取り上げることにする。出てこない大手メーカーがあるとすれば、「それはあまりの情けなさに呆れた」ということで。そもそ、もお金を払って見に行こうとは思っていないので悪しからず。

雨だから空いているかと思いきや、結構な盛況。

日本が世界に誇るランドクルーザー、ISISに愛用されているという事実は喜ぶべきなのか否か。

トヨタはアキオ社長になってから車好きの心を掴もうと頑張っている。S-FRという名の小型スポーツカーは果たして若者に受け入れられるのか。売れ筋のグレードが150万円くらいになれば売れそうだけど、厳しいだろうな。デザインとしては、もうちょっと口が小さければ文句なしかな。

ダイハツ・コペン。2代目のデザインは失敗しているよな。初代の前後対称デザインはどの角度から見てもバランスが良くて秀逸だった。2代目のつり目は泣いていて顔つきが悪く、焦って追加した丸目は可愛いというより驚いた顔だ。おまけに顔と全体のフォルムが合っていないのがダメ。ボンネットも厚くて全然スポーティに見えない。乗り込んでみたら、さすがに狭いが身長163の私にはちょうど良かった。

レクサスNXだったかな。最近のレクサスは、顔を除いては車体からオーラを感じるくらいに良くなった。この横から見たフォルムなんて、堂々とした中に美しさまであってとても良い。照明の当て方も上手い。でもアゴを広げたような顔がいまいちだよなぁ。GSだったか忘れたが、初めてレクサスの車内に入ってみたら、もの凄い高級感で驚いた。レクサスは内装の高級感で買う車だと思う。

前回見た時はコンセプト仕様だったBMW i8が市販車になっていた。この未来的なデザインはかなりの注目を集めていて、感嘆の声を上げる人が絶えなかった。さすがBMW。

BMWでは数台のプラグイン・ハイブリッドが展示されていた。タイヤから後ろに広がるeの文字が、視覚的に電気で走ることをアピールするには上手いなぁと感心するが、eが多過ぎるあまりちょっとふざけているようにも見えて面白かった。このステッカーをオプション設定してほしいな(笑

ドイツ車はシルバーが似合うはずなのに、最近のBMWはシルバーがめっきり少なくなってしまって寂しい。F30のイケメンさといったら...

ニュー7シリーズ、最近大型のBMWはますますキドニー・グリルが大きくなってきて好ましくない。7シリーズなんてもはや下品な部類ではないか。これではブタ鼻と揶揄されても言い返せない。

LCI後の1シリーズ。もしかしたら近い将来これに乗れるかな...なんて思いながら眺めていた。この顔になって良かったと思う。ところで、今日はBMWは全モデルが施錠されていたが、何を考えているのか。多くの人が車内も見たそうにしていた。調べると別の日には解錠していたらしいから、同じ入場料を払っているのに差をつけないでほしいものだが、私は頂いたチケットで来ているので文句はいえないか。

4シリーズ・グランクーペとエストリル・ブルーにMスポーツの組み合わせ、ゾクゾクするほどカッコイイ上に美しい。史上最も美しいBMWはE24からこちらに交代すべきでは。

MINIクラブマンは1シリーズ並みに大きくなったが私は歓迎している。この何ともいえない上品な色がいいね。1シリーズより高級志向に見える。

MINIブースは相変わらず大盛況だった。こういう趣味性の高い車が流行するのは嬉しいことだ。

ジャガーXE。3シリーズの対抗馬として大いに興味がある。車内に入ってみると、最上級グレードでダッシュボードが革張りされているのだから当たり前かもしれないが、これは高級だ。古いBMWや日本製コンパクトばかり乗っているので圧倒されてしまった。今はちょっと頑張れば、3シリーズクラスでは最上級グレードでなくてもこんなに高級な内装を買えるのか。高級感が高いのではなく、「高級」だ。これは欲しい。

アルピナもモーターショーでは相変わらずの人気。でも買える人はほんの一握り。一度乗ってみたいなぁ。

スズキ・バレーノ。スイフトが一回り大きくなっただけにしか見えず、目立った特徴もなさそうだったが、これは本当に日本で売るつもりなのだろうか。ボンネットもサイド・ウインドウの下端も高過ぎて、ずんぐりしたフォルムはお世辞にもお洒落とはいえない。

お馴染みのスイフトはRSを持ってくるところがいいね。

イグニスは旧スイフトの海外名だったものが、ついに日本でも独立して出るようだ。このデザインは、アルトが気に入った人にはたまらないね。第一印象は良かったのだが、ソリオをベースにしているということで、車内に乗ってみるとスイフトにあるテレスコピック機構がなくてちょっと残念。これでスイフトとほぼ同額というなら、スイフトの方が良いかと。何故ソリオベースにした!

ちなみに、人気のある車は車内を見るために列ができるのだが、スズキではアルトワークスの横で密かにジムニーにも列ができていた。10年以上前の車なのに、さすがジムニー。私もアルトには並ばずジムニーに並んだが、これは楽しそうだった。MTを展示していたのも好印象。この他にもスズキは個性的なコンセプトカーを3台並べて展示していて、一番頑張っていると感じたのはスズキがダントツだった。

ホンダNSXはもう見飽きた。顔がちょっとどぎつくないかい?初代の端正なデザインの面影はなし。内装のクオリティも価格に見合うものではなさそうで、誰が買うのだろうか。

S660はかなりの行列。私はさっきコペンで座ってみたからいいや。

メルセデスAMG GT S。現行のメルセデスで最も気に入っている。飾らない、筋肉質なボディがいい。一方で内装は派手であまり好みではない。

スマート フォーツー。ドアがコンパクトカーとしてはあり得ないほどに「ドン」と閉まるので驚いた。さすがメルセデスのクオリティ。

いすゞのバス。こういう展示も面白くて好き。「止まります」ボタンが使えるようになっていて人気だった。

マツダは黒基調に赤いボディで統一していて物々しい雰囲気だった。ロードスターは3台ほどあって全てに長蛇の列。私には目つきに加えて、さらに最近ボンネット前端のラインも嫌いになったのでパスする。RXヴィジョンはNSX以上、いや今回のモーターショーで随一の注目度だったと思う。こんなに注目されているのだから、期待には応えてもらわないと(笑

デミオの内装を見たいと思って並んでいると、バーミリオンさんとデミオについてあーだこーだ言っている脇からマツダのスタッフのおじさんが話しかけてきて、デミオの拘りを至る所まで解説してくれた。それも一旦列を外されて、車体全体を満遍なく!並んでいたのに...と思ったら、列を途中で止めて、私を優先して車内に乗せてくれ、車内も如何に拘っているかを細かく解説してくれるではないか。頑張り過ぎですマツダさん!実際に、静的に見てもデミオは素晴らしい出来だったので、これは是非走らせてみたいと思った。顔が好きではないので買うことはないけど、スタッフさんありがとう。

ただ、横に置いてあったアクセラスポーツ2L仕様の金額を見て驚愕。確かBMW118iのベース・グレードより50万円近く高額だったと記憶している。それはクオリティも上がるわけだ。

RR駆動になったルノー・トゥインゴは少し足下が窮屈な気がした。感動したのは、ルーム・ミラー上にあるこのエリアに、ベルト着用のサイン等が集中していること!航空機みたいで凄くかっこいい。これだけの為にこの車を買ってもいいかもしれない。

ポルシェは目新しさはないけれど、安定の格好良さ。

パサートって日本で買えたのか!というくらい見かけない。シンプルで良いが、完成されたゴルフでなくてあえてパサートを買う理由が見出せないのかも。

MTが復活したポロGTIはあまり注目度は高くなさそうで残念。このチェック柄のシート、落ち着く。

アウディは殆どのモデルをブルーで統一してかなりのインパクト。R8のリアが凄い迫力。

シトロエンとプジョーのブースは会場の片隅にあって、これでは素通りされそうで大丈夫か。この辺りだけ中年男性がやたら多いのは仕方ないか。とは言いつつもC4カクタスは若い人の注目度が特に高かった印象で、予想以上に注目されていて嬉しい。

どこかBXのような雰囲気のCピラー!

内装は個性的でとても頑張っているのは良かったが、軽量化のためかテレスコピック機構がない...

特にかっこいいのがこのデジタルメーター!数あるデジタル液晶メーターの中でも一番好きかも。

クロスオーバーSUVなのでボンネットが厚い!もう少し天地に低ければ、ますますBXに似てくるので欲しくなると思う。

カクタスの後ろで、誰にも注目されずひっそり佇むC4ハッチバック。シトロエンはシトロエン、これも十分魅力的なんだけどなぁ。

シトロエンの車内に入るのは何年振りになるのだろうか。BX以来かもしれない...そう思って勇気を出して乗り込むと、シートが柔らかい!カクタスもそうだけど、シトロエンはシートがしっかりとしているのに柔らかい絶妙な座り心地。BXもこれに近いものがあったんだろうなと思う。しかし、インパネのデザインは旧世代的で、ナビも市販のモデルをインストールしただけとなると、普通にゴルフやAクラスの比較対象としてみると商品力は弱いだろう。

そして頭上を見上げると、ルノーでも見たシートベルト警告灯の数々。今のフランス車はどれもここにあるんだね!このエリアについて触れている人を見たことがないので初めて知ったが、これはフランス車ならではの部分ではないだろうか。とても気に入った。

プジョーは目玉のモデルがなくて少し寂しい。308GTIはあまり注目されていない様子だった。

さっきまで人がほぼ皆無だったDS5のところに人が集まっている!と思って見に行くと、お姉さんがいるだけか...と思って落胆。DSシリーズは歴史と伝統のあるシトロエンから独立するという理解不可能な事態になってしまった。噂では中国市場のためとか?DS5は好きだったけれど、ダブルシェブロンがない車には興味がない。さようならDSシリーズ...

フィアットグループは何故か通路に展示されていた。展示費用が安く済むのだろうか。注目度が低く閑散としていた。照明も暗く、車が映えずあまり良い印象はない。アルファ4Cも造形が凝っていて素晴らしい車なのに、もう少ししっかりとした展示をしていれば!

以上、市販車は恐らく全てのメーカーを回ったと思う。欧米や中国のモーターショーは東京より遥かに規模が大きく注目度も高いので、本気で車を見たければ日本を出た方が満足できるはず。向こうに行けば、フェラーリやランボルギーニ、フォードやシボレーなど、イタリア車やアメリカ車も充実している。フェラーリのようなスーパーカーはモーターショーの華なのだから、展示コストなんか無視して堂々と展示してほしかったと思う。アメリカ車も、TPPで文句を言う前に日本で宣伝する機会を自ら放棄するなよと言いたい...と思っていたら、この記事を書いている2016年2月にフォードが日本撤退すると発表した。情けないの一言だね。