2017年2月27日月曜日

小型二輪AT限定免許取得への道のり(5)

二度目のシミュレーターは、なんとバスの脇から飛び出した歩行者に衝突するというベタなミスをやらかす。ゆっくりバスの前方に出たのに、あれ絶対わざと衝突するように構えてるよね。

そして5日目にして早くもみきわめ。もう少し勢いをつけてメリハリをもって走った方が良いと言われてしまった。確かにのんびり走ってばかりで慎重過ぎたようだ。

残すところは検定のみということで、お世話になったホンダ・リードと写真を撮ってもらった。

少し期間が空いてからの卒業検定。私は唯一の小型ATだからか最後の順番なので、他の人の検定の様子を30分くらい眺めていた。待ちに待った私の番の頃には、通常であれば教習が終わりに近づく時間なので徐々に他の教習車が減り始めていた。これなら走りやすくなるだろうとリラックス。特にミスをした感覚もなく、普通にコースを回って検定は終了した。

結果は合格。私と一緒に検定を受けた方々も全員合格ということでインストラクターも喜んでいた。具体的な評価は、一本橋が1秒早かった以外はとてもよくできていたとのこと。一本橋は落ちないことを優先したため秒数は全く気にせずに通過したので予想通りだが、もし一本橋も5秒乗っていれば減点なしで100点満点だったということだろうか。ここまで高評価なのは最後にして初めてで嬉しい。

免許センターに行くと、ただの書き換えなので1時間少々で終わった。有効期限のための更新ではなく期限内の書き換えだからか、古い免許証は「交換です」と言われて回収されてしまった。折角免許を取得して喜ばしいことなのに、免許証コレクションの夢が早くも潰えてしまいちょっと悲しい。事前に写真を撮っておいたので何とかセーフではあるが。

2017年2月22日水曜日

銚子電鉄乗り鉄の旅

大学の友人と銚子電鉄に乗り鉄の旅。東京から総武本線特急「しおさい」に乗ったが、特急に乗るのが何年ぶりか思い出せない。そもそもこのブログに鉄道の話題が出ること自体が久しぶりじゃないかな。

BMWで銚子に行った時と比べ、観光地化されていないごく普通の住宅地の中をゆっくりと走る銚子電鉄から見る銚子は、また違った世界に見えた。平日に行ったことから観光客も少なくのんびりと過ごせたが、駅から降りて唯一の土産物屋が昼過ぎに売り切れているなど、観光としてアピールする割に少々残念な面もあった。一方、誰も降りないと思ったら外国人観光客グループだけが降りていく様子を見て、知る人ぞ知る魅力が他にもあるのかもしれないと感じた。

2017年2月20日月曜日

小型二輪AT限定免許取得への道のり(4)

4日目はついに雨の中の教習となり、おまけに次第に強まった上に教習終了と同時に止んでくれた。

まずインストラクターの運転する車に同乗し、バイクが車からどんな風に見えるかを見せてくれる。ここは日頃車の運転でも気をつけていることをそのまま紹介されて終了。

そして雨の中バイクに乗ってスタート。新たにやることはなく検定コースを回るだけだが、雨なので急制動をより慎重にやる必要がある。この時は小雨だったので晴天時とほぼ変わらずに止まれた。そういえば雨の中のバイクは過酷な環境を覚悟していたが、あまり寒くないこともあってか意外と楽しめてしまった。雨粒が顔にバシバシ当たるのも何だか面白くて新鮮だ。

特にミスもなく終えたので、一本橋で必ず左に落ちる点について尋ねてみると、やはり姿勢にどこか問題があるらしい。バイクを地面に対して垂直に立てると指一本触れているだけでも安定するという例があるように、バイク単体は「動かず」安定したバランスを保てるので、バランスを崩すのは人間の体次第という。少しでも足や尻の位置がずれているだけでバランスを崩すこともあるとか。なるほど。一方で、「自転車に乗り慣れているならS字・クランク等でバランスを取るのは楽でしょう」と言っていた。確かにS字・クランクは一回も失敗したことがない。バイクに乗るために自転車の練習は有効みたいだ。

最後に、教習所内は運転免許を持っていない人が多くどのような動きをするか予測しづらいので、安全確認はより丁寧にするようにとの指摘を受けた。さすがに「行けそうだから行く」という一般道レベルの安全確認の癖が出てしまうのは改めなければならない。

2017年2月18日土曜日

小型二輪AT限定免許取得への道のり(3)

バイク教習3日目。今日はシミュレーターと追突・横転・スラローム等の体験となかなか忙しかった。

シミュレーターは交通ルールの確認と危険予測だが、日頃安全運転について研究しているのにも関わらず、完全に忘れていた点が一つ発覚した。それは、信号のない横断歩道のすぐ手前に駐車車両があって横断歩道左側が死角になっている時、横断歩道に出る前に一旦停止することだった。いつもはこんなところに停めて危ないなと思いつつ徐行で通過していたが、それでもダメで一時停止して確認しなければならない。

つくづく、今回の教習所への通学は交通ルールの復習として実に良いタイミングだと思う。

次は横転体験ということで、用意されたバイクを見て驚いた。緑のスーパーカブだ! こんな横転体験とやらでスーパーカブ初体験かと複雑な気分になりながらも、さり気なくハンドル操作など至る所を触って試してみる。横転体験は、エンジンのかからないバイクに跨がって両足を地面から離し、倒れそうになった瞬間にバイクを捨てて飛び降りるという簡単なもの。飛び降りると同時にドサッと土の上に空しく倒れるカブ。スーパーカブって本当にコンパクトで軽く、起こしてみると簡単に起き上がってくれた。毎日色々な人に倒される運命のカブ...ありがとうカブ!

他に回避、追突、スラローム等の体験があったが特筆すべき点はなし。最後は検定用コースを二周して終了。一度また一本橋で落ちてしまったが、落ちる方向が必ず左側なので、体が右に傾きがちなのかもしれない。

第二段階になり急に慣れてきた気もしたが、まだまだ緊張は解けない。既に後半になっており、さらに気を引き締めていかないと。

2017年2月17日金曜日

小型二輪AT限定免許取得への道のり(2)

5日ぶりのバイクは、春一番の強風が吹く中となった。前回、初回ながら既にS字・クランク、一本橋までを体験しており、今回は前回の復習に加えて坂道発進や急制動、そして2種類の検定用コースを回ることに。

坂道発進はATなので簡単。急制動も「急」と言えど私の感覚ではあれは急ブレーキではなかったので問題なし(本気で握るわけではないし、そうすると転倒するのだろう)。小回りするとき等の低速でのふらつきは、進行方向の遠くを見ることで軽減できる。今回の反省点を一つ挙げるとすれば、一本橋の時に強風でビビってしまい腕がピンと伸びた状態で挑んだため、すぐに落ちてしまったこと。その後は腕をゆったりして挑むと今まで通りクリア。

緩やかなカーブを軽くバンクさせてスムーズに抜ける時はなかなか爽快だ。

第1段階はもう終わり。次回以降も検定コースをひたすら回る教習になるという。

2017年2月16日木曜日

富士山 - BMW MINI ONE

長いことMINIではまともなドライブに行かなくなっていた。あれだけ気に入っていたのにと思うが、好きな車と買おうと思う車が必ずしも一致しないことがあるのと似たような感じだ。大好きな車だけど足が硬すぎるので最近はスイフトばかり乗っていたと思う。そんな中、次第にMINIも数を減らし始めたことに気が付き、また後日予定している西日本ツーリングで乗る車を決めたいということもあって、久々にMINIのもとへ。

白く逞しい冬の富士山は良い。先日メルセデスで行ったばかりだが、広く雪に覆われている富士山をまた見たくなった。冬に行くと富士山が綺麗に見える時間が長いのも良い。夏に行くと午後は次第に霞んできてしまうことが多いからだ。

お馴染みの富士浅間神社にお参りした後、脇の道が程よく雪が積もって木漏れ日が綺麗だったので撮影タイム。

いつもは訪れることのなかった本栖湖に行ってみると、河口湖や山中湖のように観光地化されていない美しい湖と富士山を堪能することができた。静かに富士山を眺める人々がいて、落ち着いた世界が好印象だった。

2017年2月12日日曜日

大洗 - Mercedes-Benz CLA

アニメ「ガールズ&パンツァー」ファンの友人たちを乗せて大洗へ。アニメは全く見ていない私だが、車で茨城は行ったことがないはずなので大洗を観光地として楽しめた。

メルセデスCLAは、17インチランフラットタイヤが原因と思われる突き上げがかなり目立ち(MINIより固いかも?)、また後席に座った友人の頭が完全に天井にぶつかってしまうなど、メルセデスとは思えないほどに実用性を犠牲にしていると驚いた。スタイルは文句なしにかっこいいのだが、総合してみれば私はノーマルのA180の方が好きだ。

2017年2月11日土曜日

小型二輪AT限定免許取得への道のり(1)

車の免許を取得した4年ほど前、私はバイクに浮気しかけている時期があった。「BMWバイクが心を揺さぶると題したこの記事の時だ。あれからSR400やスーパーカブ等へも興味は注がれたが、結局バイクへの憧れ自体が薄まり、車一筋を貫くと決めた。友人がバイクで北海道ツーリングへ行く時にも私はインプレッサで登場し、他に類を見ない四輪と二輪の混合ツーリングを実現。頑にバイクには乗ろうとしなかった。

しかし、転機とは突然訪れるものである。昨年11月に来春からスーパーカブに乗ることが決まり、そのためにバイクの免許が必要となった。折角だから普通二輪MTを取得しても良いところだが、ちょうど「準中型」免許の新設間際ということもあって教習所は大混雑しており、普通二輪の教習時限数では春までに間に合わない可能性が高いこと、バイクへの情熱は当時ほど高くないことを踏まえて、最短でスーパーカブに乗れるようになる「小型二輪AT限定」を選択した。もっと早い時期から教習を始めていれば普通二輪も可能だっただろうが、如何せん車と違って趣味として積極的に乗りたいとは思えないために先延ばしになっていた事情がある。今回の免許取得はあくまでスーパーカブのために過ぎない。

車ほどの熱はないとは言え、エンジンの付いた乗り物は何だって楽しい。4年振りの自動車教習所での出来事を、当時のように記録していきたいと思う。


初めて自ら運転するバイクは白のホンダ・リード125。この教習所には小型二輪AT用のバイクは一台しか無い(厳密には二台だが教官用である)ので、最後までこのリード125にお世話になる。よろしくね。


教官に「原付に乗ったことあるか」と訊かれ「ない」と応えると、「今日はS字・クランクまで行くからね」と言われて驚いた。小型二輪ATは教習時限数が少ないが、そこまで駆け足になるとは。

サイドスタンド、センタースタンドの扱いを教わり、早速跨がりエンジンスタート。セルモーターの音がせずにエンジンは静かにかかった。なんとアイドリングストップが付いているようだ。教官の後を追って三周くらいした後、確かにもうS字・クランクに入っていく。低速だと少しふらつくのが気になるがクリア。そしてさらに一本橋へ。初日で一本橋まで行くのか!と覚悟したが、一本橋も三回とも安定して通過。橋に乗った途端全神経を集中して真っ直ぐ先を見つめていれば大丈夫なようだ。

結局、何のミスもなく1時間を終えた。こう書くと普通に教習を終えたように見える。確かにそうなのだが、一度だけ意図せず加速させてしまい焦るなど、実際は重たい車体を扱う上で集中が途切れないように必死だった。車は父の運転を見ていたのである程度余裕すら感じられたが、さすがにバイクはそうはいかない。「バイクは車より手軽に乗れる乗り物」なんて考え方は間違いだと思ったし、颯爽と乗りこなす人々を尊敬するなぁと感じた一日であった。

また、予想していたがリード125は自転車の延長線上のような乗り物で、それほど楽しさを感じるものでもない。これはスーパーカブに期待がかかる。