2016年4月28日木曜日

新しいトンネル

数年前に完成したばかりの綺麗な立体交差トンネルをインプレッサで駆け抜ける。

意外と長い距離があり、ここを抜けると知らない街に来たような気分になれる。

実際は隣町に出ただけに過ぎないのだが。

2016年4月25日月曜日

電気自動車の日産リーフで相模湖へドライブ

ある所用で神奈川に行った帰り、折角遠くまで来たのでちょっとドライブしたいなと思って調べてみると、タイムズカープラスでも1台しかない電気自動車の日産リーフが町田にあるということで、寄り道して乗ってきた。リーフはアルバイトで何度か乗ったことがあるが、あの時は本当に短距離しか乗っていなかったので、時間を気にせずじっくり乗ってみたい。また、電気自動車で山道を楽しめるのか、そもそも電気自動車でドライブは楽しめるのかという色々な興味が湧いてしまい、乗らずにはいられなくなってしまった。


リーフとご対面。お世辞にもカッコイイとは言えないものの、この独特のスタイルは嫌いではない。どこか癖になる。


満充電状態だったが、エアコンOFFで航続可能距離表示は160kmくらいしかなかった。1万キロも走っていないのでバッテリーは然程劣化していないだろうから、これでは確かに積極的に買う気にはなれない。インパネのデザインが地味だったり、質感がノート並みなのはまだ許せるが、ステアリングのテレスコピックがないのが辛い。長距離を走る車ではないとは言え、しっくりくるドライビング・ポジションはとれなかった。


評論家ではないので大層なことは言えないが、感じたことを率直に述べるとするなら、以下のようになる。

・モーターによる加速は非常にスムーズで「気持ちいい」の一言。これで遮音がもっと上質であれば快適さは文句なしだろう。エコモードは加速があまりに鈍くてアクセルを踏み込んでしまうため、加速は通常モードの方が良い。一方で減速する際は、エコモードでアクセルを離すと強いエンジンブレーキのような減速をするので、上手く使えば停止直前までブレーキを踏まなくても済んでしまって面白い。加速は通常モード、減速はエコモードとカスタマイズできたらいいのに。

・どんなに加速が良くても、航続可能距離が実際の走行距離よりも早く減っていくことに気がついてしまえば、残念ながらリーフのドライブは緊張との勝負になる。ガソリン車でも燃料計を割と気にする私には、現状の電気自動車は精神衛生上良くない。平坦な道では800mごとに表示が1km減るイメージでまだ信頼できる方だが、山道の上り坂になると、1kmも走っていないのにみるみる表示が2km、3kmと減って焦りだす。初めの航続可能距離は160kmで70km走る予定だったが、本当に70km走れるかどうかすら心配になってしまうレベルだった。逆に下り坂になると積極的に回生ブレーキを働かせて航続可能距離が次第に伸びていくが、こうなると航続可能距離の表示は全く当てにならないと悟った。しかし、降りる時に航続可能距離は90km台だったので、確かに表示は間違っていなかった。運転中に表示の乱高下があったとしても気にしてはいけないということなのだろうか。

・ブレーキペダルのフィーリングは悪い。柔らかいゴムかスポンジを踏んでいるかのようにスカスカで、おまけにペダル自体どこまでも奥へ奥へと踏んでいけるので、訳がわからなくなって考えるのをやめた。ステアリングもゲームのコントローラーのようで、つまりリーフは積極的にドライブを楽しめる車ではないということだ。電気自動車ならではの地獄の底から溢れ出るような猛烈なトルクは面白く、この鋭い加速は醍醐味と言えるが、何度も楽しんでいると前述のようにバッテリー残量が問題となってくるので、楽しんでいる余裕はない。そもそも通常はアクセルを床まで踏み込む運転はしないから、あまり意味はなさそう。


ということで、最終的に70kmほど走って無事にドライブを終えた。車の出来として気になるところは幾つもあったが、何だ彼んだ言ってリーフのドライブは結構楽しかったというのが正直な感想だ。もっと車としての基本性能を高めることと、バッテリー残量表示と睨めっこしなくて済むようになれば、もう文句はない。将来、もし電気自動車しか買うことのできない時代が訪れたとしても、私は馴染んでいけるような気がする。内燃機関を積んだ車が追いやられていくことになるのは寂しいが、電気自動車の進化もそれはそれで楽しみである。

2016年4月24日日曜日

まだまだ新車のインプレッサを

すっかり気に入ってしまった新車のインプレッサスポーツだが、新車の匂いが消えないうちに沢山乗っておきたい!
今回は、普段は通らない立体交差の長いトンネルがある区間を選んで、ちょっとだけドライブに。

2016年4月20日水曜日

新車のインプレッサを堪能したい

いつの間にか毎日の気分転換として利用するまでになったカーシェアリング。先日はスイフトの新車を見つけたが、今度はインプレッサスポーツの新車を見つけたのでじっくりと堪能することにする。借りてみるとオドメーターは88kmで、前の利用者がいた形跡はないので恐らく再び一番乗りだろう。カーシェアの車は何かしらの傷や汚れが目立つために、新車の良さが際立って実に心地よく、これが新車のメリットかと思っては、「中古車で十分」という従来の考えが揺らぐ。

最近新たに感じることがある。それは、日々同じ車に何度も乗っているだけなのに、今まで気がつかなかったことに何か一つ気がつくだけで、かなり印象が変わってしまうことがあるということだ。先日、「スイフトが実に気に入っている」という内容の記録を残したばかりだが、後日になり、交差点を曲がる際や段差を斜めに降りる時などに、車体が船のように大きく左右に揺れることが非常に気になってしまった。一度だけ揺れるのではなく、反動で何度か揺さぶられるような感じで、かなり不快な揺れで困ってしまう。これはスタビライザーがないからかと疑っており、事実インプレッサではこのような横揺れはない。同じようにスタビライザーのないヴィッツやノートが同様の横揺れを起こすかは記憶にないので何とも言えないが(追記:新車同然のスイフトと旧デミオでは同様の場面で大きな横揺れはないことを確認、この個体に限るかもしれない...!)、このスタビライザーがないためと思われる大きな横揺れが気になる限り、残念ながら私は「日本車ならスイフトが欲しい」と声高には言えなくなってしまった。

インプレッサの記録をしたいのにスイフトの話ばかりになってしまったが、これこそがインプレッサの乗り味が俄然好印象で満たされたことに繋がる。スイフトが荒れた路面の状態を明確に拾ってしまうのに対し、インプレッサは「優雅に」という表現を使いたいほどに優しくいなしてくれる。車内は静かで、特にワイパーのモーターが発する動作音の静かさも些細なことながら注目すべきだ。アクセルとブレーキペダルのフィーリングも、自然と言えるのはインプレッサの方であり、スイフトはアクセルペダルを踏みこんでいかないとスロットルが開くのが遅く、ブレーキペダルも軽過ぎて効きも急で違和感を覚えてしまう。何より、貴重な油圧パワーステアリングの重さと繊細さからくる直感的なフィーリングは実に良い。こればかりはBMW E87の電動パワステより良いフィールと言わざるを得ない。

クラスが違うので差があるのは当然ではあるが、その差は予想以上に大きく、それでいて価格は大差ないのだから、これでは私にとってインプレッサを選ばない理由も限られてくる。イメージリーダーだったWRXが独立してインプレッサは真面目で地味な存在になってしまったが、その真面目さ・地味さが気に入っている私には丁度良い存在と言える。

ちょっとしたワインディングを含めてたったの1時間半、36kmのドライブでも気分は爽快だ。

2016年4月19日火曜日

どんな時も

どんな時でも車は側にいる。心の支えでいてくれます。

2016年4月8日金曜日

スイフトで春のプチドライブ

先日導入されたばかりのスイフトにまた乗ってみると、オドメーターがまもなく1000kmを迎えようとしていた。「これはキリ番をいただくしかない」と、ちょっとしたドライブに行くことにした。何となく向かった先は調布飛行場。夜だったので景観は望めないが、1km以上に渡って桜並木が続く直線道路を楽しめる。


スイフトはカーブがとても気持ちいい車だ。クラスは違うが、アクセルペダルの制御やハンドリングはインプレッサスポーツよりもスイフトの方が私にとって好みであり、実は「スイフトで北海道に行っていたら良かったかな...」なんて思うこともしばしば。スイフトはリアシートを倒しても荷室の長さが足りず車中泊に適さないため北海道旅行に使うのを断念したものの、それさえクリアしていれば北海道に連れて行ったはずだ。


しっかりオドメーター1000kmの瞬間はいただいた!

都心でシトロエンDSに遭遇した

友人とのんびり昼の都心を散歩していると...

シトロエンDSだ!!

あまりの格好良さと溢れ出るオーラに呼吸が止まりそうになった。


この渋いグリーン・メタリックに塗られた40年前のクラシックカーは、路肩に佇むだけで尋常でないレベルの宇宙船オーラを発する。余計な飾りのないシンプルなデザインなのにも関わらず、この都会の中で「浮いている」様子はさすがシトロエンである。

左ハンドルの運転席に座る中年男性は、私からの強い視線を一切物ともせずに何か手元で作業をしていた。平日の昼間にこんなところでDSに乗っているということは、間違いなく普通の会社員ではないだろう。しばらく眺めていたかったが、写真撮影だけさせてもらい、その場を後にした。

写真を見ながら、この記事を書いているだけで再び鳥肌が立つ。どうしてシトロエンはこの秀逸なデザインを遺産のまま放置してしまうのか、私には理解できない。

2016年4月3日日曜日

勝沼の甚六桜

4月1日。各地で桜が見頃を迎えている中、特に花見の予定もなかった私は、ちょうど母と出かけた先の美術館で満開になった桜を眺めていた。まだ満開になって間もないようで、花びらが散った様子はない。

ふと母が言った。「友達と花見でもしてくれば?」

そういえば、バーミリオンさんのスイフトに乗せてもらい、マスカレさんと勝沼の桜並木を見に行ったよなぁ。あれは何年前だっただろうか。調べてみると、3年前のちょうどこの日の辺りだった。急に久しぶりにあのメンバーで勝沼の桜を見に行きたいと思いカレンダーを見ると、明後日の3日が日曜日だ。この日はどうだろうか。3年前は殆どの人が予定が合わず3人しか集まらなかったが、今回は少しでも多く参加者が集まることを願って、友人に片っ端から連絡を送る。その一方で、あまりに急なお誘いのために1人も予定が合わないことも覚悟していた。

しかし、最終的には私を含め5人の参加が決まり、私の心配事は返事がない数名の行方に向いていた。ちなみに、もしあと1人でも増えれば、史上初のミニバンになるというところだった。もう大人数ならミニバンも歓迎だ!

当日、いつも通りに(遠足の朝の子供のように)早朝に目が覚めると、雨の音がした。せっかく5人集まったのに、中止するわけにはいかない。天気予報を確認すると甲府方面は曇りのままで、7時現在小雨となっている東京も昼までには曇りに変わるとのことで、予報を信じて決行する。雨の中4人を乗せて、車内はどういうわけか「うど」の話で盛り上がっていた。

雨が止まなければどうしようかと考えながら、中央自動車道を西へひた走る。天気はどこまで走っても不安定な状態で、談合坂SAでは曇りだったが大月を過ぎる頃には再び小雨に当たるといった具合だ。これでは勝沼の天気が全く予想できない。祈るような気持ちで勝沼に入ると、路面が完全に乾いていて雨が降った形跡すらなかった。やった!花見ができる!と、コンビニで食料を調達して3年振りの勝沼駅前の桜並木へ向かった。


勝沼駅周辺にある桜並木は「甚六桜」という名称がついていたとのことで、知らないまま今まで何度か訪れていたわけだ。前回来た時は平日で、なおかつ夕方だったので閑散としていたが、今回は日曜日ということで駐車場が入場待ちになるほどの混雑であった。

車を停め、用意しておいたシートを敷く。勝沼の桜はまさに満開になったばかりらしく、花びらが全く散っておらず、非常に綺麗な様子を楽しむことができた。えびせんを食べ、こんにゃくを食べ、魚肉ソーセージを食べ、自撮りばかりして、楽しい一時を過ごした。空はずっと今にも雨が降り出しそうな黒ずんだ曇り空だったが、結局その後雨が降ることはなかった。雨が降らなくて本当に良かった。


花見の後は勝沼駅の東に保存されている中央線の大日影トンネルを見に行く。全長1.4km弱あり、往復すると1時間はかかるとのことで、入り口付近だけで我慢することにした。さすがに全部歩くのは大変だ。勿論ここでも自撮りは忘れずに。

勝沼から帰る前に、そばが食べたいということで勝沼から東に10分ほど走らせた先にある「砥草庵」にお邪魔した。昔ながらの民家風の店内は時間が遅いこともあってか貸切状態で、まるで旅館に泊まりに来たかのようにのんびりと過ごすことができた。皆はとろろそば等を、私は山菜そばを注文、美味しくいただいた。


16時頃に中央自動車道に乗ると、相模湖付近で渋滞にはまった。この辺りは混雑でどうしても渋滞するのでもう慣れてしまい、私1人だけが実践しても意味はあまりないのだが、渋滞を解消させようとなるべくブレーキを踏まず停止しないようにしながら遊んでいた。渋滞の時は追い越し車線よりも走行車線の方が進みやすいとはよく耳にする話で、その理由の1つに「追い越し車線の車はどれも渋滞中なのにも関わらず、前の車が発進するとそれに合わせて勢いよく発進して、すぐに追いついてブレーキング、詰まって一斉に停止してしまう」というのが挙げられると思う。それは観察していて感じた。走行車線の車はどれも急ごうとしないので緩やかに動いているため、結果的に詰まらないのだろう。事故があるわけでもないので、何となく渋滞は解消し、目的のICを降りた。つくづく混雑による自然渋滞ほど無駄な渋滞はないと思った。


今回の車は、ちょい乗りを除けば北海道以来となるスバルのインプレッサスポーツ1.6iである。友人からのデザイン評価はあまり良くなかった。やはり、世間(?)のインプレッサといえばスポーティなブルーのインプレッサだろう。現在WRXはモデルとして独立していることだし、これはもう別物と考えるほかない。運転している私としては、やはり油圧パワーステアリングは操作が気持ち良いなと感じていたことが挙げられよう。また、5人乗ってもインプレッサくらいのサイズになると然程狭くは感じないし、何より5人も乗ると車内が賑やかで、これはいずれ車を買う時は2シーターやコンパクトはダメだなと確信することになる。

そしてCVTを介して走る1.6L自然吸気エンジン車の5人フル乗車の性能は「納得できるレベル」としか言えない印象だった。100km/h程度なら問題なく走れるが、さすがに追い越し加速は厳しい。アクセルペダルを床まで踏み込んでも気がつかないくらないに加速は鈍くなるが、これは仕方がなく、1人で走る訳ではないので終始落ち着いて走らせたが、ゆったりと走るなら動力性能に不満はない。最も気になった点は動力性能ではなく、車内の静粛性だった。高速道路上ではロードノイズの大きさのせいか、さすがに前後シート間での会話は難しいことがわかった。前後で会話するには声を張り上げる必要があり、折角5人でドライブしているのに、道中会話がしにくいのでは不満が残る。

安全運転に徹し、無事に東京にまで帰ってくることができた。始めは雨が不安で仕方がなかったものの、花見から帰宅まで雨が降ることはなく、雨に負けず決行して良かったと思った。半年振りにこのメンバーで集まれたし、新年度の始まりを前にまた1つ思い出ができた。こうしてまた皆でドライブに行けたらと思う。

私にとってのドライブは、二種類に分けられる。1人で車と対話するように走り続けるドライブと、友人と共に観光を目的として走るドライブ。最近になって、どちらも私にとってとても大切なものだと明確に意識するようになった。少し話は逸れるが、現在就職活動中の私は、今までと何かが変化しつつある。前の私なら、就職活動は人生の中の不安要素の最上位でしかなかったが、どういうわけか意識が切り替わって「楽しみながらゴールを探すイベントのようなもの」になり、企業の方との対話や、知らない業界の裏側を知ることがとても楽しくなった。この影響を受けたのか、毎日の出来事がどれも大切なこととして受け止めるようになり、不思議なことに、殆ど毎日のように「今日は良い日だった、思い出になるな」と考えるようになった。

4月を迎えて新年度が始まる中、学生生活最後の1年間がどうなっていくのかこれまでになく楽しみであり、期待しているところである。