2014年3月31日月曜日

BMWとの再会 Part5 - BMW 116i

5. 外装解説

「解説」とはしたが、私が撮った写真を並べて特徴等を紹介するだけになると思う。順番に見ていこう。


前から見る。ノーマルモデルでもスポーティなデザイン。流行のつり目でない穏やかな表情には好感が持てる。少しファニーな顔と感じる人がいるかもしれない。



斜め前から。造形は複雑だが、どの角度から見てもプロポーションは良い。ライバルのVWゴルフ等と比較してボンネットはより低く、長い。最低地上高もかなり低め。



サイドから。特徴的なのはやはりフロントタイヤからリアタイヤにかけてのアーチ状のラインだろう。このラインが全体の安定感や低重心のイメージをもたらしてくれるので、お気に入りのポイント。しかし次期型では消滅してしまった。



斜め前の低いアングル。この角度で見ると、どっしりと低く構えている様子がよくわかる。リアフェンダーが主張しすぎない程度に膨らんでいるのが後輪駆動ならでは、スポーティ。



後ろから。テールライトの形状は独特で、形を表現しづらい。リアハッチを横切る2本のラインが印象的。(タイムズカープラスの黄色いステッカーが邪魔...)



おなじみキドニーグリル。前期型は尖った形状で、後期型になり角が取れた。



タイヤは16インチのランフラットタイヤ、ADVAN Sport。サイズは表記によると195/55RF16。このホイールは1シリーズに一番よく似合うと思う。スポーク表面は綺麗だが、少し内部に行くとダストで真っ黒。最近はこのスポーク内側を黒く塗装したホイールもあるし、これはこれでスポーティに見えると思うんだけど。



リアドアはガラスが大きいので視界が良い。サイドを走る1本の太いラインが目立つ。BMWの給油口は全て右側らしいが、統一しているのだろうか。



ロゴマークは最小限でシンプル。リアハッチだけでも造形が美しく、素晴らしい。



116iのロゴ。折角かっこいいデザインなのに、iが上下くっついていてあまりiに見えないと思うのは私だけだろうか。116iは最廉価グレードだから恥ずかしいという理由で剥がす人をよく見かけるが、その程度のことを気にしている方が恥ずかしいと思う。BMWをただの高級ブランド品と思っているのかな。BMWはBMWだから。



近年のBMWはBMWエンブレムを押してトランクを開く。知らない人が見たら驚くこと必至。取っ手を省けるのでデザイン性は上がるが、あまりBMWエンブレムにベタベタ触れるのも気が引ける。



テールパイプは素地むき出し。スポーツカーではないし、ノーマルなので音は特筆するものではない。


<目次>
Part1 - BMWとの別れ
Part2 - 116iとの対面
Part3 - 箱根ターンパイクと伊豆スカイライン
Part4 - 熱海ビーチラインから新宿へ
Part5 - 外装解説
Part6 - 内装解説
Part7 - 初めてBMW1シリーズを運転して

カーシェアは色々な外国車に乗れるが...

BMW116iに乗れるということでタイムズカープラスに入会し、既にその夢は叶った。しかし、外車のラインナップとしてはタイムズを上回るカーシェアを見つけた。アースカーだ。

台数はタイムズより少ないようだが、新車に拘らないことで車種のバリエーションはかなり多い。気になって調べてみたら、タイムズに加えて乗りたい車がドンと増えてしまった。

・タイムズで今後新たに乗りたい車
VW POLO
VW GOLF
AUDI A1

・アースカーで発見した乗りたい車
AUDI A1
AUDI A3
BMW 116i前期
BMW 318iTouring (E46)
PEUGEOT 206
MAZDA ROADSTER
FIAT 500
VW POLO
VW GOLF
VW LUPO
VW NEW BEETLE
SMART ForTwo

ロードスターは日本車だが、世界的に評価が高いので一度は乗ってみたい。フランス車プジョー、イタリア車フィアットと日本において趣味性の高い車が乗れるのは期待が持てる。

ラインナップには完全な「高級外車」もあった。見る限り、年齢制限があるのは外車でないレクサスだけ。日産GT-Rは初心者も乗れるようだ。初心者制限はないが、さすがに初心者マークを付けてまで乗る気はしないので、以下は初心者マークが不要になったら乗ってみたいと思う。

・初心者マーク外れたら乗るかもしれない車
VW GOLF GTI
BMW M3 (E46)
PORSCHE 911
PORSCHE Cayman
JAGUAR X-type
MERCEDES SL500


「かもしれない」としたのは、乗りたい気持ちとやめておこうと思う気持ちが半々だからだ。

これだけ多くの車を借りるにはその分費用もかかる。ほとんどの車は高めの料金を払ってでも乗る価値のある外車だ。例えばポルシェボクスターなら、1時間5000円、6時間2万円、12時間3万円といった程度で自由にドライブして良いのである。古いVWなら日本車を借りるのと大差がない。隣にセールスが同乗し、決められたルートしか走れない試乗とは違う。しかし事故を起こした時のノンオペレーションチャージは10万円だったりするが…初心者マークが外れたばかりの弱冠21歳の若者が容易く乗っていいものなのだろうか。メルセデス、ポルシェやジャガーのような車は、ごく普通の一般人が気軽に乗ることは許されないと勝手に思っている。車の世界では頂点に近いところにいるこれらの高級車に乗ってしまうと、もう後がない。軽自動車で十分だと思っていた人が普通車に乗ると軽自動車に戻れなくなるのと同じだ。この前BMWに乗った私は、もう殆どの日本車を相手にしたくない(元々そうだったが、本当に)。こんな私がポルシェに気軽に乗ってしまったなら、その後の私が何を求めるようになるのか、考えてみれば心配で仕方が無いのである。

何故、これら外国車が全てカーシェアリングなんかで乗れてしまうのか?料金は高いが、その価値を考えれば躊躇うほどでもない。恐ろしい。

(気紛れで敬体から常体に。やっぱり常体の方が書きやすい)

2014年3月29日土曜日

BMW i3はレギュラー?ハイオク?

先日デビューしたBMW i3。化石燃料と後輪駆動の組み合わせが大好きな私にはそれほど興味が湧かない車です。航続距離もとてもツーリングには向きませんからね。シートを高くして視界良好、センターコンソールを無くして乗降楽々と便利さばかり追求している様子は、まさに都会向け。とは言え、カーボンの多用などBMW iとして果敢に新世代に挑戦している点については、勿論応援しています。


そんなi3に一つ疑問が…


BMWの公式サイトにはi3のレンジエクステンダー用エンジンはレギュラーガソリン仕様と記載してありますが、webCG等でi3の写真を見るにハイオク指定になっているそうで、一体どちらが正しいのでしょうか。


公式サイトが間違えるのも信じ難いですし、一方でフューエルキャップにの写真にはしっかり「ハイオク」とあります。まさか両方とも使用可能なんてことはないでしょう。イメージとしてはレギュラーガソリンの方が低公害車として合う気がしますが、日本でこの車を買う人は燃料代など気にしてこなかったような人では…


あれ?



上:webCGより
下:BMW i公式サイトより

2014年3月27日木曜日

BMWとの再会 Part4 - BMW 116i

4. 熱海ビーチラインから新宿へ



伊豆スカイライン天城高原ICを出た後は、相模湾の海沿いへ出ることにしました。本当は伊豆半島を回って沼津方面へ行きたかったのですが、撮影にあまりに時間をかけたために断念せざるを得ませんでした。国道135号を流れに乗ってのんびりと熱海方面へ。右を見ると海、左を見れば初めて目にする伊豆急行線…かと思えば高いところにいきなり伊東線が。小さなトンネルをくぐり、登ったり下ったり、海から離れたと思ったら思いっきり近づいたり。この辺りの町はのんびりした空気で良いですね。道もスムーズに流れていて、とても快適です。前に房総半島の東京湾沿いを走ったことがありますが、同じ海沿いと言っても雰囲気は全く違いますね。





しばらく走っていると、熱海の市街地に出ました。商店が並び、なかなか活気があります。ふと目の前に看板が。「熱海ビーチライン」?景色の良さそうな予感がしたので行ってみることに。片道290円の有料道路ですが、信号が湯河原まで全くない上、海すれすれを走るのでとても気持ち良く、通って良かったと思える道でした。



熱海ビーチラインを出ると、そのまま真鶴道路という有料道路が見えてきました。こちらは通行料200円。熱海ビーチラインほどの距離はなく、どういう道なのかわかりませんでしたが、気分を良くしていたのでそのまま突入…



真鶴道路を抜けた後も快調に走っていたのですが、西湘バイパス入口が見えてきた辺りで次第に混雑が酷くなってきました。海に別れを告げ、大井松田ICへ向かいます。



既にだいぶ疲れた状態で乗った東名高速は、海老名の手前から渋滞が発生していました。疲れている時の渋滞は一番嫌なので、厚木ICから一般道に降りて、R246経由でのんびりと新宿まで戻ることにしましたが、R246のペースの早さ、その後の山手通りの混雑ですっかり疲れ切ってしまいます。何とか出発地点までたどり着き、普通ならば返却してすぐ帰宅…するところですが、まだ終わりではありません。







暗くなってきてライトをつけると堪能することができる、昼とは違うBMWのもう一つの世界…それは車内の照明によってつくられる、落ち着いた空間です。このブログでは何度も言ってきましたが、私はこのアンバー色に統一された車内照明が大好きで、このセンスは絶対に日本車にない魅力の一つだろうと思っています。いつまでも見ていて飽きることのない、この素晴らしい雰囲気の車内空間を写真に収めるのです。照明の組み合わせを変え、いろいろなパターンで撮影。





ミラーレス一眼を買ってまだ一度も試したことのなかった、バルブ撮影にも挑戦してみました。車をバルブ撮影するのは初めてですね。ヘッドライトはポジションのみ点灯にしてみると、このような感じに。



駐車場に着いてからも1時間近くは過ごしていたでしょうか、指定の返却時間まではまだ3時間以上残っていましたが、残念ながら目の疲れによる頭痛までし始めたので、惜しみつつも返却することとなりました。大いに緊張した初めてのBMWドライブも、これでお終いです。


返却してもすぐに離れることは出来ず...




<目次>
Part1 - BMWとの別れ
Part2 - 116iとの対面
Part3 - 箱根ターンパイクと伊豆スカイライン
Part4 - 熱海ビーチラインから新宿へ
Part5 - 外装解説
Part6 - 内装解説
Part7 - 初めてBMW1シリーズを運転して

2014年3月26日水曜日

BMWとの再会 Part3 - BMW 116i

3. 箱根ターンパイクと伊豆スカイライン

海老名SAではわざと周囲に車がいないスペースに停め、改めて116iのスタイルを眺めてみます。何てスポーティなのでしょう。どの角度から見ても素晴らしい!



ホイールがブレーキダストで黒ずんでいるのも、私としては走り込んでいる感じがして好きです。99%の人は汚れているだけにしか感じられないはずですが、私ならホイールはあえてピカピカにはしないでおきたいと思いますね。

後日も楽しめるように、今回は要所要所で車載動画を撮ることにしています。ここでiPhoneを後部座席にセットし、出発です。故障車があり渋滞との情報が出ていましたが、流れが滞ることもなく無事に大井松田ICを降ります。



小田原を通過ししばらく走っていると、いよいよ箱根ターンパイクの入口である早川料金所が見えてきました。水曜日の朝ですから、予想通りの貸切状態です。料金所で「Twitterを見ました」と伝え、頂いたのは箱根ターンパイクロゴ入りのボールペン!ボールペンはあまり使わないので少し残念。



気を取り直して、早速スポーツモードに入れて全開加速!116iも本領発揮です。緩やかな高速カーブの数々を軽快に駆け抜けて行きます。駆け抜ける歓び、最高です。

スポーツカーではありませんから、アグレッシブだとかエモーショナルだとかそういう雰囲気はないのですが、いつでも真面目に冷静に仕事をこなしていく感じだとか、高い性能を持っているのにそれを故意に主張せず、必要とされた時だけその実力を引き出してくる、そういった堅い雰囲気が良いのです。



それにしても、箱根ターンパイクは本当にスピードが出やすいですね。減速の必要がないくらい緩やかなカーブの次に、3〜400mくらいの見晴らしの良いのストレートが続くなど、とにかく高速で走れてしまうコースです。改造車に乗った走り屋の出すような法外な速度は出しませんが、そこそこスピードを出さないと楽しめません。所々に配置された注意を促す看板が、事故の多さを感じさせます。ただ注意看板があるところを通ってみれば、特に危険なカーブだったというわけでもなく、余程危険な運転をする人が多いのかなと思いましたね。

地図上でも箱根ターンパイクは短いので、あっという間に大観山ビューラウンジに着いてしまいました。料金所からビューラウンジまで15分弱。この短さで通行料700円は少々割高ではないかと思ってしまいます。あまりの短さに、料金所に着く前にUターンして往復する走り屋もいるそうで、もう滅茶苦茶ですね。一度は来てみたかった場所ですし、ほぼ貸切状態で快適にドライビングを楽しめたので良しとしましょう。

途中一台追い抜き、すれ違ったのが3台ほど。本当に空いています。駐車場も1/3も埋まっていません。



駐車場の片隅を見ると、何かの自動車雑誌でしょうか、取材の真っ最中でした。平日ということで少し期待していましたが、本当に見られるとはラッキーですね。残念ながら知っている人はいませんでしたが、何の雑誌かくらいは尋ねてみれば良かったなと思います。願わくは近くで見てみたかったのですが、いかにも仕事中…という雰囲気で、近づくことが出来ませんでした。車はBMWアルピナD3リムジンが2台と、マツダアクセラディーゼルでした。ディーゼル特集ですね。アルピナD3はカッコ良くてオーラが出ていました。途中エンジンをかけて何度も吹かしているシーンがあったのですが、それはもうディーゼルとは信じられないほどシュインシュインとよく回り、良い音を出していました。ディーゼルは基本的に好きになれないけども、直列6気筒ディーゼルなら良いかもしれないですね。



駐車場があまりに空いているので、先程の雑誌さんに対抗…ではないですが、私も116iの写真を大量に撮りました。BMWの写真集、気に入るものがなければ自分で作るのみです。



残念なことにこの日は終始曇りで、芦ノ湖は見えましたが富士山を拝むことは出来ませんでした。まだ11時なので昼食にも早いですし、先へ進むことにします。

ターンパイク本線から伊豆スカイラインへは、箱根新道を通りました。箱根新道もなかなかの快走路で、今度箱根に来る時はここを通ろうかなと思います。



少し走って、伊豆スカイラインの熱海峠ICへ到着です。伊豆スカイラインは全線通過するのに1時間かかるらしいとのことで、かなり期待して臨みます。

伊豆スカイラインは箱根ターンパイクよりも道幅が狭く、カーブもそれほど緩やかではありません。でも信号が一つもなく、有料道路なので様子のおかしな車もいないですし(一台いましたが)、景色も良いです。



いくつかのパーキングエリアに寄り、文字通り誰もいない場所では人目を気にすることなく自由に撮影タイム。普段撮れないような角度からの撮影や、エンジン音の録音まですることができました。そしてレストランがあるところでは昼食を。山の上ならではの特別価格ですが、仕方がありません…750円の牛丼を頂きました。いつもコンビニやファミレスでしたので、たまにはこういうのも悪くないですね。



昼食の後もパーキングで撮影タイムを続け、グローブボックスの中にあった説明書を読んでいますと、近くにいた中年のドライバー達が、車をお互いに交換しては何度も何度も本線を往復していました。ロードスター、RCZ、あとゴルフR。友人同士なのでしょうか。伊豆スカイラインも本線区間でのUターンは禁止のはずなのに、何をやっているのでしょうね。

まだまだ先へ進みます。とは言っても、伊豆スカイラインは既に半分以上走ってきたので、あとはのんびり自分のペースで走ってお終いです。



少し速度を上げて快適に走っていたところ、突然前方に2台の車がくっつくように走っているのが見えてきました。遅く走っていたようですぐに追いついてしまったため様子を見ると、どうやら初心者マークの軽RVが速度制限30km/hをきっちり守っており、その後ろに追いついてしまったバンが抜かせずに至近距離で煽り続けているようです。軽のナンバーを見ると都のナンバーでした。何故伊豆スカイラインまで来て制限速度を頑なに守るのでしょう。勿論守って当然なのですが、後ろに来た車へ譲ろうともせず、よく見ればブレーキの不要なところでブレーキングしては、時折20km/h台前半まで速度が落ちているようです。これは酷い。ブレーキがフェードし、後続車が追突するなど、危険です。幸い追い越し禁止ではない区間でしたので、追い越すことにします。116iの加速が試されますね。予めスポーツモードにしておき、長い直線が来るのを待ち、対向車が見えないのを見計らって…加速!非力と言われる116iでも、余裕をもって追い越し加速をすることができました。本当に頼もしく走ってくれます。まさか初心者マークを初心者マークが追い越すことになるとは…

そのまま10分ほど走り、天城高原ICへ。今回のメインイベントが終わってしまいました。伊豆スカイラインは全線960円とそこそこ必要ですが、パーキングエリアに寄りながらの通過はかなり時間もかかり、十分な長さがあると思います。TopGearでいつも良さそうなワインディングロードが出ていたので、それらと同じというわけにはいきませんが、「日本にも自分に合った、こんなドライビングに適した道があったんだ」と嬉しくなりました。きっと他にもこのようなワインディングロードがあるのでしょう。ぜひ走りたいです。


<目次>
Part1 - BMWとの別れ
Part2 - 116iとの対面
Part3 - 箱根ターンパイクと伊豆スカイライン
Part4 - 熱海ビーチラインから新宿へ
Part5 - 外装解説
Part6 - 内装解説
Part7 - 初めてBMW1シリーズを運転して