2017年5月30日火曜日

ショートアンテナとマフラーカッター装着

116iを購入したディーラーにてサービスで付けていただくことになった二品が用意できているとのことで、取り付けをお願いするためにディーラーを訪問した。30分程の待ち時間で、116iの外観が少し今風(?)になった。

E87に標準装着のアンテナは60㎝くらいはあるだろうか、昔のシトロエンのように長いもので、そのうえ角度は固定となっており、立体駐車場や洗車機を使う際にはアンテナをネジのようにくるくる回して外す必要がある。純正オプションのショートアンテナ&角度調整用ジョイントに取り換えることで、その手間が省略され、使い勝手も外観も幾らかスマートにすることができる。アンテナが長いと撮影時に写真からはみ出すことのないように気を遣う場面が多かったのだが、その心配も無くなるのでありがたい。

また、E87の4気筒モデルのマフラーは、標準ではただの薄い鉄パイプに過ぎない。これにもう少し高級感を加えるのに有効なのが、マフラーカッターの装着である。オプションリストにあるのは艶ありと艶消しのクローム・シルバーだが、艶ありは国内に在庫がないとのことで、艶消しタイプを選択。機能としては何も変わりないが、見た目はかなり印象が良くなった。


作業が終わった116iを引き取り、道端に止めて暫し眺めてみる。工場出荷時のままの外観に少しアクセントが加わって満足だ。

しかし、今回取り付けてもらったオプションはサービスだからということで選んだのであって、そうでなければわざわざ付けようとは思わないのが正直なところだ。それは、元々追加のオプションは不要だと考えてきたし、純正の外観が好きなのでモディファイするつもりもないから。今回のオプション取り付けは、純正のスタイルを損なわない程度のものをお願いしたということになる。

何はともあれ、これでディーラーに行く用事も全て完了し、今後は「チャマノール仕様」となった116iとの日々を存分に楽しむことにしよう。

2017年5月25日木曜日

116iと並木道

ちょっと息抜きに、稲城方面へ走った後にお気に入りの並木道へ。

本日の走行距離:33.2 km
現在のオドメーター:6947 km

2017年5月24日水曜日

奥多摩で116iと対話する

無性に森の空気を味わいたくなった私は、早速116iに乗り込み、青梅街道を奥多摩方面へ向かった。途中羽村にある多摩川の取水堰を見ようとしたが車を停める場所を見つけられず断念。

お馴染みの奥多摩は青梅街道で行くのが常だったが、今回は羽村からナビを設定してみたところ、吉野街道という道を案内されたので通ってみることにした。吉野街道は奥多摩駅の手前まで青梅街道と並行する道路のようで、新たな発見となった。

この116iのステアリングは今まで乗ったどの車よりも重いので、奥多摩以遠の山道を通るのに腕が疲れないか少し不安でいたが、ステアリングが回ろうとする勢いに合わせてゆっくりと切るようにすることで、力はそれほど要らずにスムーズにカーブを曲がることができた。「ゆっくり切る」とは言ってももたつくくらい切る速度を落とすのではなく、落ち着いてテンポよく絶妙な力加減で「スイー、スイー」というイメージで、書いてもよくわからないが、とりあえずこれ以上ペースアップすると力任せにステアリングを回すようになり、腕が疲れてしまう(長野のウィッシュはまさにこの状態)。


奥多摩湖の脇にある広い駐車場に着いた。ここは以前から存在が気になりつつ、カーブの途中なので見逃したり、夜間は何も見えないので怖くて入れなかったりしていたので、意外と入るのは初めてである。幸い私の他に2台ほどしかいなかったので、森に囲まれた広い空間の中で、撮影タイムだ。レンタカー時代は撮り終えたらすぐに出発だったが、今日はのんびり森の空気を感じながら116iをずっと眺めていた。

今時珍しい微かに微笑むような優しい表情、サイドを貫く湾曲した太いライン、前後のタイヤを繋ぐ吊り橋のケーブルのような緩やかな弧を描いたライン、その太さから安心感をもたらすCピラー、リアハッチドアの左右を結ぶ2本のライン、彫刻のように削られた各部パネル、後輪駆動ならではのフロントタイヤが前寄りのスポーティなシルエット。バングルによるこの1シリーズのデザインは賛否あるが、私は大好きでいつまで眺めていても飽きることはない。時間を気にせずに眺めていられる幸せ。


目的地は道の駅たばやまなので、もう少し先へ。この道の駅も何度も訪れた場所だが、今までと違うのは、すぐに出発する必要がないこと。川岸へ降りて橋を渡ると温泉があるので、下見に行ってみた(営業時間外のため)。18時閉鎖というのは夜にのんびり温泉に入って帰ることができないので残念だ。雨が降り出したので道の駅まで戻ってみると、見慣れない自販機があったので見てみる。軽食が出てくる冷凍食品の自販機ということで、「チューカハン」なる味付けご飯を買ってみた(ニチレイが作っているので味は勿論美味しい)。雨の降る人気のない道の駅で一人チューカハンを食べる。さらに、少し眠くなってきたので車内に戻ってのんびりラジオを聴きながら過ごす。なんと贅沢なひと時か。

好きな時間に出発して、車を眺め、目的地でジャンクフードを食べて、車の中でのんびり過ごして...これを自分のBMWでできるなんて、感激!


本日の走行距離:154.2 km
現在のオドメーター:6913 km

2017年5月23日火曜日

BMW 116i 納車

夏のように暑い晴れとなった5月23日、人生で何度も体験することはないだろう重大なイベントが二つ、ちょうど重なった。一つはここで書くようなことではないので控えるが、もう一つはこのBMWの納車である。そのもう一つのイベントが良いものではなかったため、待ちに待ったBMWの納車を複雑な気分で迎えることになってしまった。私のBMWが手元に来るというこれ以上ない喜びの日のはずなのに、心の底から思いっきり喜ぶことができないのは大変残念であり、悔しくてたまらない。

しかし、最初に訪れたディーラーでいきなりこの車に出会ってしまったからには、本当に購入まで進み、納車と同時に私自身に試練がやってくるというところまで、全てが運命なのだと信じて、クリアしていかねばならない。私はこのBMWといつまでも一緒に歩んでいきたい。


夕方、ディーラーにて納車時の説明を一通り受け、116iと対面。ガラスコーティングを施してもらったそのボディは、シルバーであること且つ元々非常に綺麗だったこともあり劇的に艶が増したというわけにはいかないが、文句なしのクオリティであった。

記念撮影と出発前のメーター「6573㎞」を写真に収め、公道へ出発。実に緊張する、心昂る瞬間だった。


操作系は使い慣れたタイムズのBMWと同じなので、気になるところはそのフィールである。この2010年式116iは型式ABA-UE16なのに対して、タイムズの2011年式116iは型式LBA-UE16となり、中身がかなり異なっている。わかりやすい大きな差は、ABA-UE16は油圧式パワステ、LBA-UE16は電動パワステに直噴エンジンという点にあるが、これが要因となって完全な別物のように乗り味が違って驚いた。LBA-UE16の電動パワステも直噴エンジンも、当時初めてBMWが採用した技術ばかりで、ABA-UE16の油圧パワステの重さと中心付近の安定感、従来から継がれる静かで滑らかなエンジンの良さには完成度として明らかに敵わない。

特に油圧パワステの感覚は素晴らしいとしか言いようがない。ビシッと安定しており、ステアリングを切るのが実に気持ちいい。意外とBMWのハンドリングは想像よりクイックではなく穏やかなので(日本のコンパクトカーの方が遥かにクイックなギア比なのでは)、それにこの重さも相まって、カーブではゆっくりとステアリングを切りたくなる。それに、直線を維持するために少しだけステアリングに手を添えて50㎞/hで流しているような状態であっても、思わずにやけてしまうほどに気持ちがいい。これ以上は私の語彙力では説明できないレベルだ。

エンジンも、BMWのエンジンってこんなに静かだったんだ...と思う程に穏やかなハミングを奏でながら回ってくれる。E36は10万㎞を超えて劣化したエンジンマウントのせいか振動が酷かったし、タイムズの116iも酷使されてエンジンの状態は悪く音も滑らかではなかったから、これこそ別物のようで驚いてしまった。まだ3千回転以上は回したことがないしアクセルを床まで踏んだこともないので、真の性能を味わうのはまだこれから。燃費は車載平均燃費計では市街地で11km/Lくらい、郊外で最も記録が伸びた時点で12.6km/Lだったので、お世辞にも低燃費ではないが、この手の車は燃費を気にしすぎては乗れないだろう。

乗り心地も、明確なことは言えないがタイムズの116iは突き上げがはっきりと腰にくるようでバタバタする印象だったのに対し、私の116iは「乗り心地良いね」と感じる。さすがに足回りは同一なはずなので、タイムズの方がへたっていたとか、そういうことなのかな。

内外装ともガレージ保管だったため新車のように美しく、ため息が出てしまう。前ユーザーさんが7年で6千㎞しか走らせず維持してくれたこの美しさを私が屋外駐車することで汚してしまうのがちょっと申し訳ないが、車は走らせるものでしょう? 大切に扱うけれども走って走って楽しみたいので、汚れも思い出の一つと割り切りたい。


納車された初日、早速友人を二人乗せて小田急線渋沢駅付近のラーメンを食べにドライブだ。沢山走りたいが夜なのであまり遠くへは行けない。

国道246号線の左車線をのんびり法定速度で流しているだけで何とも言えぬ心地よさに包まれる。その上全く疲れない。さすがBMW。早くこの116iと北海道に行きたいなぁ。


複雑な状況の中で迎えたBMW 116iとの出会い、そして納車。今まで、一日ドライブを楽しんだ後に家に持って帰れるものは、大量に撮った写真くらいしかなかった。どんなに好きな車でも、キーは必ず返さなければならないものだった。後ろ髪を引かれる思いで車と別れる瞬間はとても辛かった。そして今日、家に帰ってきても「机の上にBMWのキーがある」という、何気ない幸せを手に入れた。これを書いている時も、嬉しさのあまり涙が出そうだ。

宜しくお願いします。BMW 116i。


納車時のオドメーター:6573 ㎞
現在のオドメーター:6758 km
本日の走行距離:185.1 km

2017年5月22日月曜日

BMW購入への道 part8 納車前準備

いよいよ納車日を明日に控えた今日は、近隣のガソリンスタンドやカー用品店を回って価格調査...
そして、駐車場の草むしりも済ませておいた。
後は車に積むAUXケーブルなど小物類の準備と、明日のためにカメラを...

車台番号が既にわかっているのでネットで調べてみたところ、私の116iはドイツ・レーゲンスブルク工場製とのこと。レーゲンスブルクってどんな街なんだろう。

納車は明日の夕方となる。

2017年5月17日水曜日

BMW購入への道 part7 書類提出とMINI

車庫証明の書類が出来上がっているので警察署に受け取りに行き、そのままディーラーへ提出。

ここで、納車が待ちきれない私は、一つやってみたかったことを実行に移した。いつものMINIで私が契約した駐車場に行ってみよう。

もし3年前に車を買っていたら、私はMINIを選んでいたと思う。それくらいにあの頃はMINIを気に入っていたのだが、それが仮に実現していたら...ということである。もちろん、駐車場利用の練習がしたいのもある。「わ」ナンバーで何度も出入りする様子を隣の黒バンのユーザーさんにしっかり見られてしまったのだが、きっと変な人に思われただろう。

これで、あとは納車を待つだけである。19日現在、納車日は点検が間に合わないとのことで21日から少しだけ延期して23日の予定となっている。この数日間が長い!