2022年4月16日土曜日

旅行先の移動手段にキックスクーター

 私は小学生の頃、キックスクーターが大好きだった。「キックボード」や「キックスケーター」とも呼ばれるこの乗り物は、日本では普及していないが、折り畳み自転車とスケートボードを足して2で割ったようなもので、簡単な作りなのにスピードが出るので乗ってみると凄く楽しい。ドイツなどではキックスクーターは手軽な乗り物としてそこそこ普及しているようだが、日本では子供の乗り物として認知されているのか、大人が乗っている姿を見かけることはほぼない。実際、中学生以上になると私もクロスバイクにのめり込み、キックスクーターは乗らなくなってしまった。私のキックスクーターは倉庫の奥に眠ることとなってしまったが、「いつかまた乗りたい」と、処分することができずにいた。

キックスケーターに乗らなくなって15年あまりが経ち、ビーエムに乗る私は思いついた。

「キックスクーターをビーエムに積んで、旅行先で乗ればいいのでは?」

2020年12月の福島ツーリングでは、キックスクーターを倉庫から引っ張り出し、きれいにして持って行った。裏磐梯で五色沼を散策した後に乗ってみたのだが、楽しく便利に活用することができて大成功だった。

今まで私の長距離ツーリングは「A地点からB地点を目指し、日の出から日の入りまでひたすら走り続ける」というスタイルが多かった。ビーエムとともに冒険しているみたいで、これはこれで楽しいものだが、旅行として考えると、せっかく訪れた地域のことをほとんど見ないまま終わってしまうことになり、少しもったいない気がしていた。ここでキックスクーターの経験を踏まえて思いついたのは、「大人向けのキックスクーターを試してみて、うまくいけば旅行先の移動手段に活用したい」ということ。そうすれば、ビーエムを停めて、旅行先の空気をじっくり味わえるのではないか。

キックスケーターのことを色々調べた。15年前と違い、「電動キックスクーター」なるものが登場している。しかしこれは法規上、実質的には原付みたいなものであって、手軽に乗れるとは言い難い。ドイツでは既にシェアリング事業なんかもあるようだが...

「ドイツ」、「ドイツ」とキックスクーターについて調べていると、ドイツのことが印象に残る。そんな中見つけたのが、ドイツにある「HUDORA」というメーカーのキックスクーターだ。ここは大人も普通に乗れるような立派なキックスクーターを製造しており、日本でも購入できる。決めてはBMWのエンブレムと同じカラーリング。

さっそく、多摩川サイクリングロードでテストした。

右が私の初代キックスクーター、JD RAZORのMS130-B1(という型番と思われる)、左が今回購入したHUDORA Big wheel 205。

見た目はあまり変わらないが、乗ってみるとそこはやはり日本車とドイツ車の性能の差を感じた。HUDORAは車輪が大きくベアリングも上質なものを使っているようで滑走距離が長く、直後にJD RAZORに乗り換えると蹴っても蹴っても全然進まない。またハンドリングも、HUDORAはハンドルが暴れないようにするためか左右に舵を取ろうとすると少し重くなっており、直進方向にある程度落ち着くようになっている。JD RAZORはハンドルが軽く、暴れようと思えば暴れる。

ただ、HUDORAばかりを褒めるつもりはなく、JD RAZORもかなりよくできている。JD RAZORはHUDORAの半額。HUDORAと比べるとかなりコンパクトで軽いので持ち運びしやすく、このモデルは安いのにフロントサスペンションまでついていて、ハンドルに伝わる振動はHUDORAより少ない。

ビーエムにはHUDORAを積んでいくが、JD RAZORも捨て難く手元に置いておきたい、そんな結果となった。

次のゴールデンウィークには四国方面へ行く予定なので、しまなみ海道をこのHUDORAで走ってみたいと思う。しまなみ海道は、車だとあっという間に通り過ぎてしまうだろうからね。


2022年4月14日木曜日

新しいブログをオープンした

 予告通り、新しいブログを作ってみた。

悩んだ末、ブログのタイトルは「ビーエム旅行記」とした。

あくまで「記録」であることと、管理しやすくするため、ブログの構成をかなりシンプルにした。そのため分類用のラベルやコメント欄等のサービスは全て削ったが、見易くて私としては悪くないと思う。

2008年10月作成の初代ブログ「My Music」から2代目ブログ「First Gear」に至るまで、長らくの間ご覧いただきありがとうございました。3代目ブログ「ビーエム旅行記」として細々とブログを続けたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。


リンクはこちらに↓

ビーエム旅行記


なお、このブログは私にとって大事な記録なので残したままとします。

(アーカイブ)「ビーエム旅行記」スタート

(この記事は2022年4月14日の別ブログのものです) 


チャマノールです。

BMWと過ごす日常を簡潔にまとめたブログを作りたいと思い、新しく始めることにしました。今まで使ってきたブログ「First Gear」は長いこと放置状態でしたが、学生時代のBMWへの思いを綴っていたり、運転免許取得からBMW購入までの流れがわかったりと、私にとって大切な記録ですからこのまま残しておくことにします。

前ブログ「First Gear」時代とは車に対する考え方が少なからず変わってきていますので、どのようなブログになるのでしょうか、気になるところです。

ここで改めて、私のBMWを紹介します。


BMWの初代1シリーズ、ベーシックグレードの116iです。2017年5月に認定中古車として購入しました。

学生時代からずっとこの世代のBMWデザインが好きで、BMWを買おうと思った時には自然とこの初代1シリーズだけが選択肢になっていました。いざ乗ってみると重厚感溢れる乗り味に感動し、希少なコンパクトFRということもあり、今や一生手元に置いておきたいほど気に入っている車です。

これまで、北海道や東北地方への長距離ツーリング、日光や長野への季節を楽しむドライブや、家族・友人を乗せての旅行などに幅広く活躍し、2022年4月現在でおよそ8万キロを走行しました。

このBMWに乗り、好きな音楽を聴きながら、自然豊かな美しい道をゆったり走っているときは、この上なく幸せなひとときであると感じます。「この相棒は私が守る」との思いで、末長く大切に維持していきたいと思っています。

どうぞよろしくお願いします。

2022年4月12日火曜日

ブログは第3章へ

チャマノールはいま、BMW 1シリーズに乗っている。幸いなことに、まもなく5年の付き合いとなる。
憧れのBMWは今やすっかりチャマノールの日常となり、「一回のドライブが一大イベント」でなくなって久しい。一回のドライブが大冒険だった学生時代の思い出なんかは、もう遠い過去の話。非日常だったことが日常に変わることは、嬉しいがその一方で寂しくもあり、複雑な思いである。

特に寂しいことがある。何もかもが新鮮だった学生時代のドライブ、その一つ一つの記憶は割と鮮明に思い出せるが、一方でBMWのいる生活が日常になると、BMWといつ、どのようなドライブに行ったのか、すぐには思い出せないことに気が付く。一応、記録のためにドライブ中に撮影した写真はパソコンで整理しているので、見ようと思えば見られるが、その時の具体的な感想は写真には残らない。お気に入りの写真4枚をツイッターに投稿するものの、ツイッターは過去の投稿を遡って見返すにはあまりにも不便なサイトだ。

突然やってきた2022年の春。その陽気の中で過ごすうちに、BMWとの生活が日常となった今こそ、BMWとの日常をわかりやすく残すためにブログを復活させるときではないかと感じた。ツイッターもドライブの写真を投稿するしかなくなっていたし、 まさに今がチャンス。

今まで書いてきた記事の数々とはチャマノールの考え方が異なってきており、このまま続けるには少々書きづらいので、心機一転、ブログを新しく作ってみようと思う。

新しいブログがオープンしたら、またお知らせします。

2020年2月18日火曜日

BMW 116iのある生活 (2017年)

BMW 116iが私の元にやってきて間も無く3年となる。
前回も述べたが、3年弱にわたって数多くのドライブを重ねていると、いつどこに行ったのか、すぐに思い出せなくなってきている。パソコンに写真をまとめることでドライブの記録をしてはいるが、一目見てドライブの記録がわかるようにブログにまとめておきたいと思い、ようやく放置していたBloggerを開いた。今更ながら、2017年から2019年にかけて、一年ごとに思い出のドライブを並べてみる。まずは2017年からスタート。


2017年4月
就職に納得がいかず落ち込んでいた私は、親からの一言で希望を見た。仕事への意欲を湧かせるために車を買ってしまえばいいのだと。私は子供の頃からカーセンサーに触れて育ってきたので、中古車情報には詳しかった。候補となる車はすぐに絞られ、BMWの初代1シリーズで、正規ディーラー認定中古車とした。2軒のディーラーを訪問し、車庫保管で新車並みに綺麗なシルバー、シルバーより10万円安いブラック、少々くたびれているがさらに半額のダークブルーから選ぶことになったが、最初に見たシルバーの個体が圧倒的に状態が良く、ほぼ一択であった。


2017年4月28日
今までに何度かBMWディーラーを訪れたことはあったが、本気で購入するつもりなのは今回が初だ。この日は営業マンに軽く質問などをして去るつもりだったが、1時間近く相手をしてもらった。一旦帰宅するが「これしかない」との思いに至り、翌日もう一度訪問し試乗させてもらい、商談を予約する。およそ1週間後、注文書にサイン。


2017年5月23日
納車日が決まった。5月23日。しかし、間に合わなかった。勤め先を去り、その足でディーラーに向かうことになり、担当の営業マンに無理して愛想よく振る舞うのが辛かった。納車記念に116iとツーショット写真を撮ってもらうものの、私の笑顔は笑顔になっていなかった。

納車されて公道へ出ると、感動と不安という相反する思いで気が狂いそうだった。この現実を受け入れるため、コンビニの駐車場に駆け込み、116iを眺めて写真を撮ってみた。ダメだ。日が暮れそうで全く気分が盛り上がらない。納車されたビーエムを見せるため、友人の元へ向かった。


2017年5月24日
とんでもないタイミングでBMWを買ってしまった。いつまで維持できるだろうか。一人になりたい。とりあえず奥多摩へ行ってみた。後日、IKEAや大学にと、あちらこちらへビーエムで出かけていく。


2017年6月3日 富津岬
前日に初めて洗車をして、友人を乗せていく。夕焼けが心に沁みる美しさだった。


2017年7月5日 三浦半島
用事があるという家族を乗せて、三浦半島の先端まで。夏の楽しいドライブとはならず、次のステップへ進まずドライブに行く自分への罪悪感を見過ごせなくなってきている。


2017年8月7日 霧ヶ峰
スピッツのライブに行くため、寝袋をもって長野へ。ライブが終わり帰路についたが、このまま帰るのは嫌だ。どうせなら、ドライブで行ってみたかった霧ヶ峰に寄っていこうと思った。諏訪湖の朝焼けを眺めた後、霧ヶ峰にたどり着くと、予想以上の霧の濃さにテンションが上がった。いや、ビーエムとのドライブで初めて、心から楽しむことができた。


2017年9月7日 大宮にてMINIとともに
カーシェアでお世話になったMINIと116iを並べてみたかった。わざわざ河川敷にビーエムを置いて電車に乗り、MINIを持ってきて、写真を撮るだけ。こんな二台持ちができたらどんなに嬉しいか。


2017年10月4日 富士山・河口湖
大好きな富士山・河口湖へ。この日のために大事にとっておいた富士スバルラインも初走行。


2017年10月26日 戦場ヶ原
運転免許を取ってから毎年欠かさず訪れた戦場ヶ原へ。


2017年12月13日 富士山一周
今までに行ったことがある場所だけでなく、新たにお気に入りのスポットを発掘するようになる。


不安の種でありながら、気を紛らわせてくれる存在でもあるビーエム。いつ維持できなくなるかという恐怖に怯えながら過ごしたビーエムとの日々。大きなトラブルが発生することもなく、無事に私自身の復帰の決定とともに2017年を終えることとなった。
しかし、念願のBMWが私の元へ来たことを心から喜ぶことができなかったことは、悔しくて悔しくて仕方がない...

2019年5月11日土曜日

ブログの復活を模索中

BMWが日常に溶け込み、一つ一つの出来事をブログに投稿する余裕がなくなって久しい。
こうして投稿しなくなってみると、「去年の今頃はどこを走っていただろう?」と思った時に、わかりやすい記録がないと不便だなと感じるようになった。
現在は、ドライブの記録は完全に写真で済ませており、いつ・どこを・どのくらい走ったかといった情報は、写真を保管しているフォルダをたどっていけばすぐに調べられる。
しかし感想については、やはり記憶が新鮮なうちに自分で書いた文章を読むのが一番なのは間違いない。

先ほど、長らく放置していたFC2のアカウントを削除した。
FC2は10年以上前に初めてブログを始めたところであり、削除する前に、FC2ブログをちょっとだけ再登録して覗いてみた。
「My Music」と題したあのブログの、黒地に青いラインの入った、最初に選んだテンプレートがまだ利用できることがわかり、ついつい懐かしさに浸ってしまった。

Bloggerに移行して、カーライフを個人的に綴るために細々と続けてきたこのブログも、今やすっかり放置状態だった。
何とかして、このブログを復活させたい気分になっている。
新しく作り直してみようかとも思ったが、そこまでする余裕はないので、リニューアルしながら簡潔にでもドライブの記録を投稿していけたら良いかと思っている。
今後の方針が決まり次第、また投稿する。

2019.05 鳥海山にて