2016年2月29日月曜日

2015年7月から2016年2月までのちょい乗り特集

タイムズカープラスは15分程度のちょい乗りであれば料金がかからないので、気分転換に乗るようになったが、ドライブとは言い難いので今後もこのような形でまとめて記録することにしたい。

・トヨタ ヴィッツ(07/20)
まだ配備されたばかりでピカピカだった。

・トヨタ ノア(8/13)
カローラが天地方向に大きくなっただけのような運転感覚で、運転はしやすい。特筆すべきところもない。減速時、停止直前の「ウィーン」という回生ブレーキか何かの音が耳障りだ。

・スバル インプレッサスポーツ(9/7)
北海道から帰ってきて、再会。

・トヨタ パッソ(9/24)
ヴィッツより小さなモデルがどのような乗り味かと気になったが、軽自動車が大きくなっただけとしか思えなかった。操作系はヴィッツより軽く、「エンジンと一緒に乗っている」ことを意識させるほど騒々しいエンジン音、ロードノイズも盛大に聞こえる。近距離専用車。

・スバル インプレッサスポーツ(10/6)
これはちょい乗りではなく、少し距離を伸ばして多摩湖まで行った。しかし夜間なので何も見えず。

・BMW 116i(10/27)
タイムズカープラスにて残り2台となったのを見て久々に乗りたくなり、様子を見に来た。やっぱりいいなぁ。

・MINI ONE(12/14)
1時間無料券を消費するために。

・MINI ONE(01/07)

・トヨタ ヴィッツ(02/14)
よく利用していたステーションが閉鎖されて老人ホームが建つことになったので、乗り納め。

・スバル インプレッサスポーツ
よく考えると、この車もアクセルをちょっと踏んだだけでピョンと飛び出すタイプだった。この制御さえなければ最高評価なのだが...

・スズキ スイフト(02/16)
まだ新車の匂いがするスイフトを見つけた。内外装ともにピカピカで気分が良い。

・ホンダ フリード(02/19)
ステアリングがスカスカなことしか印象に残らなかった。

・マツダCX-5(2/24)
CX-5が惜しいのは、シートのクッションが柔らか過ぎて体がポンポン跳ねるところ。サイドサポートは明確に硬いのに残念。あとはこの車に限ったことではないが、障害物センサーが逐一ピーピーピーピーとうるさくて堪らず毎回オフにしたいのだが、スイッチらしきものが見当たらなかった。わざわざ死角の増えるSUVを選んで、障害物センサーに頼らないといけないなんて情けないとは思わないのだろうか。

・スズキ ソリオ(2/28)
新型ソリオがタイムズカープラスに登場。ステアリングのギア比がスローになり、遊びが大きく、パワステはスカスカになり、路面からのインフォも皆無。直進しているだけで不安になれる車に変貌した。

2016年2月27日土曜日

MINI CROSSOVERで横浜をドライブ(カメラショー&南武線ポスター展示)

この日は2件の用事があり横浜へ向かった。まずは父とパシフィコ横浜で行われるカメラショーの見学、次に赤レンガ倉庫で行われるバーミリオンさんの作品が展示される展覧会の見学という流れだ。

カメラはあまり詳しくないが、ニコン1 J2を使用している私としては持っていこうかな?と考えたが、持っていくのをやめて正解だった。かなりマニアックな世界で、すれ違う人たちは皆高そうな一眼レフを首から下げて歩いている。お姉さん目当ての人もいることはいるが、各ブースで撮影技法などの講演を行っていて多くの人がそれらに聞き入っており、モーターショーよりも遥かに真面目で専門性のある空間だった。カメラを持たずiPhoneで撮影していた私は完全に門外漢の様相でしかない。どの講演や展示してあるレンズの種類もさっぱりわからない私と父は、ポップなカラーリングのデジタル式ポラロイドカメラが気に入った。

父と別れ、私はバーミリオンさんの元へ。赤レンガ倉庫を訪れるのはスピッツ横浜サンセット以来だが、内部に入るのは意外にも今回が初めてだ。展示されていた作品は南武線PRに向けて制作されたポスターが数点ほど、まだ使用されていないものだそうだ。今後使用されるか未定のものということもあって、撮影は遠慮した。相変わらずの出来の良さで、非常に細かい部分まで拘って描かれていて鉄道への愛をひしひしと感じるのはいつもの通りである。鉄道の車体だけに限らず、ふと見ただけでは気がつかないようなネタも数多くちりばめられていて、遊び心も忘れないところがバーミリオンさんらしい。入場前はバーミリオンさんと少しお話をしたら横浜を散策して帰ろうかと思っていたが、なんと閉場近くまで滞在してしまった。他の方の展示も見てみると、商品化も夢ではなさそうな、なかなか面白いアイデアのものが多かった。美術大学の卒業制作とのことで、参加は任意なのだそうだが、このような公の場に展示する機会を設けてくれるなんてどれほど有り難いことだろうか。参加しないなんて勿体ない!

ここで、タイトルの通りドライブの時間となる。実のところ、横浜でのドライブは全く予定していなかったのだが、バーミリオンさんが少しドライブしたいと言うので、私が車を借りることにした。確かにこの快晴の横浜にいるのに長時間も屋内にいるのは辛いだろう。

タイムズカープラスをチェックしてみると、近くにMINI CROSSOVERがあった。特別仕様車のバッキンガムである。時間を合わせるために少しだけランドマークタワーショッピングモールで買い物を済ませていると、すっかり日が暮れてしまった。やっとシフトが終わったというバーミリオンさんを迎えに行き、横浜ベイブリッジを通って帰ってくる。僅か30分程度のドライブだったが、素晴らしい景色を堪能できてとても満足した。ずっと屋内で立ち続けていたバーミリオンさんも、横浜の街並を見ながら幾らか足を休ませられて一石二鳥?!

ちなみに、初めて朝から夜まで横浜にいたが、すっかりこの素敵な街が気に入ってしまった。

2016年2月22日月曜日

カーシェアリングの不具合対応に問題はないか

昨年11月27日に、タイムズカープラスのBMWを利用した。その際にエンジンがトラブルを起こしたため、返却後にタイムズにその旨を伝えたのだが、対応とその結果に疑問を抱いたのでここにまとめておきたい。


1. 減速する度に咳き込むエンジン

様子がおかしくなったのは、首都高を降りてからだった。交差点で減速する度に咳き込むように回転が暴れ、エンストしそうになる。減速して回転数が落ちる際に発生するので、試しに減速時にニュートラルにすることで凌いでいたが、右折しようとした時に思わずニュートラルにせずに停止したところ、ついにストンとエンストしてしまった。後続車がいたのでハザードをつけて先に行かせつつ、エンジンスタートを試みたら、何事もなかったかのように動き始めた。返却地まであと数百メートルというところまで来ていた。


2. オペレーターに症状の発生を伝える

タイムズカープラスに苦情の電話を入れると、事細かに症状を伝えた後になって、オペレーターはアイドリング・ストップ機能の有無を確認し始めて呆れた。私はアイドリング・ストップ機能がついていないことくらい知っているし、回転数が暴れると詳細に伝えているのに。オペレーターは過去に応対してくれた方と異なり慣れていない様子だったから、恐らく、アイドリング・ストップ機能を知らないユーザーが電話してきたときのためのマニュアルを参照しているだけなのだろう。ある程度は配備されている車の知識くらい覚えておけよと言いたい。そしてオペレーターはこう言った。「もうすぐ点検なので、その際に確認させていただきます」

もし私がこのBMWのオーナーだとしたらすぐにでも点検に出したいところだが、驚いたことに、交差点の真ん中でエンストするような車を明日以降も貸し出すつもりでいるらしい。実際に、私が返却した翌日以降も毎日予約が入ったままだった。次の利用者にエンストに注意するよう個人的に伝えたいくらいだが、車を離れてしまった以上、その方法はない。


3. 症状は改善されたか

2月12日に、もう一度同じBMWに乗る機会があった。驚いたのは、エンストする症状が直っていないどころか、悪化していたことである。富津岬を訪れて帰路の途中、またしても減速時にエンジン回転が暴れるようになってしまった。交差点で停止する度、10回に2〜3回はエンストする始末で、信号待ちの間に再スタートするのにすっかり慣れてしまった。なぜ改善されていなかったのか考えると、どうやら乗り始めて数時間経たないと発生しないような気がして、そのせいではないかと思った。短時間乗るだけでは、症状は再現できないのかもしれない。仕組みについては詳しくないので明確なことは言えないが...

このBMWは殆ど毎日のように利用されていて、走行距離も13万キロとかなり酷使されているから、機関にトラブルが起きていてもおかしくない。しかし他の日本車と同じように貸しているわけだし、何も知らずに借りた人が交差点の中央でエンストして、焦って事故に繋がるような恐れはあってはならないはずだ。故障しているかもしれない車を平気で貸し出すというのなら、今後の利用は少し気をつけなければならないなと思うほかなかった。


4. カーシェアリングとの付き合い方を考える

今回のエンジントラブルに限らず、カーシェアリングの車は殆どが前後バンパーに擦り傷があるし、酷い時はバンパーが歪んでボンネットとの間に隙間ができていたり、ドアが大きく凹んでいるなんてこともよくある。おまけにそれらは新車として配備されたばかりの車でも珍しくない。全く無傷の車はあっただろうかと思い返すが、記憶にないくらいだ。ちなみに半年前に配備されてすぐにバンパー中央が凹んだスイフトは、先日ステーションが廃止されるまで修理されることはなかった。また今回のBMWも、11月にはなかった大きな凹みが左フロントドアにできていて、とにかく目立っていた。


カーシェアリングは基本的に無人で運用している以上、有人のレンタカーより不具合のある車に当たる確率は上がるだろう(ただし経験上レンタカーも安心はできない)。それに、傷をつけられてその都度修理していたら、採算が厳しくなりそうでもあり、限界がある。そう考えると、カーシェアリングとはそういうものだと思って利用しなければならないと割り切るようになった。とはいえ、見るからに傷の多い車を利用するのは気分が良くない。特に、利用登録して初めて乗ったMINIのボディパネルが1メートル近くに渡って思いっきり凹んでいるのを見た時はさすがに悲しくなった。あの記憶は忘れられない。

誰も見ていないからと乱暴に扱われるカーシェアリングは、本当に市民権を得られるのだろうか。カーシェアリングが普及したら、街中を傷だらけの車が走り回ることになるかもしれないなんて、想像したくはない。

2016年2月21日日曜日

北海道Road Tripの記録 番外編

昨年8月25日から9月3日までの東日本ロード・トリップ、無事に東京に帰ってからの後日談も残しておきたいと思う。


1. 旅はまだ終わっていない

私が東京に戻ってからも、バイクに乗る友人2人はまだまだ北海道で旅を続けていた。予定では私より1週間近く長く北海道に滞在することになっており、レンタカーである私は料金が途轍もなく高額になるので、途中で合流して途中で別れるというスタイルをとったというわけだ。バイクは車のように長距離を連続して走ることが厳しいので、ペースが合わないのは仕方がなかった。

彼らのルートは私と似ているようで全く異なっていて、私が宗谷岬から駆け足で小樽まで降りてきたのに対し、2人はまたフェリーに乗って礼文島へ渡っている。また食に拘りを持つ彼らは、私がセイコーマートのお弁当生活を続けていたのとは対照的に、小樽では美味しいビールや料理などを堪能したようである。そして、さすがに疲れていたようで、テントを使わずホテル泊が多くなっていたらしい。後日会って話した時、「キャンプはキャンプ、ツーリングはツーリングと別々の方が良い」なんて話になった。計画している時に参考にさせてもらった、過去のツーリング記を綴ったブロガーの皆さんは、相当タフか、慣れているのだろうな。私も、今後車で旅をする時は車中泊旅行になると確信している。テントは楽しさ抜群でも、とにかく色々大変だ。 


2. 「北海道」の影響

旅を終えてからの私は、彼らの状況を気にする日々を送った。何となく、彼らもゴールしない限りは私自身も完全に旅が終わっていないような気がしていたからだ。数日後、無事にそれぞれが帰宅したという知らせを聞いて、私は一気に疲労が溢れ出し、風邪を引いて寝込んでしまう。旅をしている間は体調が万全な日々が続いて良かったのだが、やはり相当疲れていたみたいだった。

風邪が治っても、人生の一大イベントを終えてしまったことで心にぽっかりと穴があいたような気分で、何事にも力が入らずにいた。ドライブすら全くする気がしなかった。何せ、関東近辺で最も気に入っていたワインディング・ロードである西伊豆スカイラインでさえ、私の中でのランクがかなり落ちてしまっているのだ。街に出ても景色はまるで良くないし、なぜこんな混み合った狭苦しい世界で人々は暮らしているのか、北海道に帰りたいとまで思うようになった自分が少し恐ろしかったが、2人も同じように北海道に帰りたいと言っていたので、北海道の魅力にはまってしまう人たちは皆、誰もがこんな感じなのだろうか。

北海道に行ってから、「北海道産」に飛びつくようになってしまった。あの環境を実際に目で確かめたのだから、私自身が保証して買う。この釧路産牛乳なんて、私たちがキャンプをした場所のすぐ近くだ!


3. この記録について

記憶が鮮明なうちに、あの素晴らしかった旅の記録をブログに残しておこうと考えたのだが、書き進める気も起きぬまま、この後日談を含めて全て書き終えるには、半年近くが経った翌年の2月の下旬になるのを待たねばならなかった。記事の投稿日は、私のブログでの慣例にならって、その出来事が起きた当日に設定しており、実際の投稿日とは異なっているので念のため。この記事だけは、執筆したその日を投稿日としている。

書くのは凄く遅れたけれども、あの時の私が大量に写真に収めていてくれたおかげで、正しく時系列を追っていくことができた。もちろん簡単にあの出来事の数々が忘れられるはずもなく、写真を1枚見れば続々と派生して書きたいことが出てくるので、結果としてもの凄い長さの文量になったが、それだけ密度の濃い旅だったということだ。


4. 終わりに

最後に、旅の中で出会った人々、東京で心配し続けてくれた家族、一緒に旅をしてくれた友人に、ここでお礼を述べて終わりとしたい。あとインプレッサもね。何より、友人が私を誘ってくれなければ、この旅が実現することは遠く先の話になっていたかもしれない。北海道に行ってみたいなとは思っていたものの、背中を押してくれる結果となったのは間違いなく友人のおかげである。

この11パートに及ぶ長編は完全に私の自己満足ですが、もし全て読んでくれたという方がいるのなら...凄いですね。自分でも今後これらを全部読み返すことがあるだろうかと思ってしまうのに。

それでは、またいつか車で東北・北海道を旅する日が訪れることを願って。ひいては、その車が自分の大好きなマイカーでありますように。












<目次>
08/25 東日本Road Trip Part 1 東京〜酒田
08/26 東日本Road Trip Part 2 酒田〜大間
08/27 東日本Road Trip Part 3 大間〜日高
08/28 東日本Road Trip Part 4 日高〜士幌
08/29 東日本Road Trip Part 5 士幌〜釧路
08/30 東日本Road Trip Part 6 釧路〜納沙布・羅臼〜釧路
08/31 東日本Road Trip Part 7 釧路〜名寄
09/01 東日本Road Trip Part 8 名寄〜宗谷〜余市(前編)
09/01 東日本Road Trip Part 8 名寄〜宗谷〜余市(中編)
09/01 東日本Road Trip Part 8 名寄〜宗谷〜余市(後編)
09/02 東日本Road Trip Part 9 余市〜奥州(前編)
09/02 東日本Road Trip Part 9 余市〜奥州(後編)
09/03 東日本Road Trip Part 10 奥州〜東京
東日本Road Tripの記録 番外編

2016年2月12日金曜日

早起きをしよう、ただBMWと走るために

信じられないことに、目的地と乗る車が決まらないまま、ドライブの前日を迎えてしまった。延期しようかと悩んでいた時、Top Gearのとあるエピソードを思い出した。ジェレミーがメルセデスCLK Blackのレビューをするのに、夜明け前にロンドンを出発してウェールズに向かうというものだ。そこでジェレミーはこう視聴者に問いかけた。

「あなたは、ドライブをするために早起きをしますか。また、最後にそれをしたのはいつですか。行き先も決めず、ただ走るために。」(Series 11 Episode 2より)

私はこの言葉が胸に突き刺さった。まだ日が昇る前に、誰にも邪魔されずに、空いた道路を、車と対話するかのように走る。これこそ車の醍醐味なのではないだろうか。ジェレミーはさらにこう述べてCLK Blackを評価している。

「この頃の車は、そこまでするほど楽しいのだろうか。しかし、この車なら夜明け前に起きる価値がある。」

この美しい映像、音楽とともに車の魅力を伝えてくるエピソードにすっかり感銘を受けた私は、夜明け前に起きてBMWに乗ることに決めた。私にとってBMWは、そうする価値のある車だからだ。

しかし前日の夜、遠足前の子供の頃のように落ち着かなくなった私は、よく眠ることができなかった。目が覚めると4時半を回っていた。いや、まだ夜明けまでは時間がある。ただ、そこはTop Gearのようにはいかない。悲しいことに、BMWに乗るためには先に電車に乗らなければならない。支度は済ませてあるので、すぐに家を出て電車に乗り込む。周囲を見渡すと皆寝ているが、私は完全に目が覚めている。何度も乗ったBMWに乗るだけなのに、どうしてこんなにも興奮しているのだろうか。

いつもの場所に着くと、赤いBMWはそこで待っていた。予定を大幅に遅れて出発すると、既に空は明るくなり始めていた。

東へ向けて走っていると、日の出を前方に見ながら京葉線快速と並走を始めた。素晴らしい景色を見ながら高架線を快走する。

目指す富津岬は1年前にBMWの良さを再確認した思い出の場所でもある。

富津岬に差し掛かると、誰もいない直線道路に出た。思わず外観を眺めたくなり、路肩に止める。柔和な表情のフェイス、サイドを貫く太いライン、立体的なハッチドア、グラマラスなフェンダー。癖のあるデザインの赤いボディはいつまで見ていても飽きることはない。


祖父の乗っていたBMWをきっかけにBMWファンになった私は、長い間E36型に拘り続けてきた。しかし、もうその拘りは捨てられる。夜明け前から誰にも干渉されずに過ごす赤い1シリーズとの一時に、心惹かれてしまったのだから。