2014年5月19日月曜日

ネット上におけるナンバープレートの扱い方

BMWお台場ドライブに関する投稿は、今までと変更した点が一つある。

愛車の写真をネットに載せる際、ナンバープレートを隠す人は多い。ほとんど全員と言ってもいいだろう。白く塗りつぶしたり、モザイク処理をしたり。ナンバープレートは個人情報であるからという理由はよくわかるが、本当にそこまでして隠す必要があるのだろうか?私は以前から疑問に感じていた。いや、正直に言うと隠すのが面倒で仕方がない。いちいち編集ソフトを開き、色と範囲を指定して塗りつぶし保存する。犯罪者の顔でも、卑猥なものでもあるまいし、車の一部を隠すなんてことは可能ならばやめたい。前回の赤い116iに関しては、あえてナンバープレートを隠さずそのままにしてみた。ここでは隠さなくてよい結論に持っていくつもりであることを予め書いておく。


ナンバープレートに関して情報を集めると、大体のことが掴めてきた。
隠すべきとする人は、陸運局に行って申請するとナンバープレートの番号からユーザーの氏名や住所が割り出せてしまうことがよろしくないのだと主張する。なるほど、確かに然るべき理由がある場合に限り、ユーザー情報を開示することが認められるようだ。これに対して反論してみよう。

そもそも、車は公道を走っている間はナンバープレートを見せ続けているではないか。この場合、ナンバープレートだけでなくユーザーの顔も共に丸見えだ。前後の車、対向車線の車、歩行者もナンバーを見ることができる。当たり前だが、隠して走れば道路交通法違反になる。リスクの高さで考えればこの方が危険と思う。

走っているときだけではない。自宅の脇にあるガレージに愛車を停めている人はどうなるか。この場合はナンバープレートが見えているだけではなく、住所を突き止めるよりも先に家の在処までわかってしまう。ユーザーが家に出入りする様子を見られてしまえば、顔まで見られてもうお終いだ。ナンバー、家の場所、ユーザーの顔の情報三点が揃う。しかし、自宅の駐車場で覆面を被りナンバープレートにタオルをかけて洗車している人を私は見たことがない。

また、陸運局にて申請するとナンバーから氏名や住所が割り出せるシステムを悪用されるのが恐いと言う人がいるが、悪用を防ぐために、正当な理由を添えて申請しなければいけないことになっているらしい。そんな面倒な手順を踏んでまで悪戯する人がいるのだろうか?悪戯目的ではなく、本当にその車のユーザーを突き止めなければいけない理由があるとするなら、それはそれで車のユーザー側に問題があるということではないのか。そこは突き止められる前に、自ら潔く警察に行くべきだ。運転に関して、毎度後ろめたさが残るようなことをするような人なら気にするかもしれないが、私なら咎められることもないと思っているし、この点に問題はない。

最後に、統計があるわけでもなく印象に過ぎないが、ナンバープレートを隠すユーザーの割合は日本が圧倒的に多いようだ。日本では、10人中9〜10人は隠しており、ナンバーを隠していないブログを見つける方が大変であった。その割にYouTubeではナンバーを隠していない人も多く、この辺りはよくわからない。一方欧州圏の車ブログ等を巡ってみたところ、ナンバープレートを隠しているブログは少なかった。ナンバープレートは隠すが、顔は映っているという謎なブログもある。


以上のことから、インターネット上でナンバープレートをわざわざ隠す必要はないのではないかという判断をしてみた。元々、いつか車を買う時には希望ナンバーにする予定でいるので、ネットに載せる機会があれば数字だけは隠さないようにするつもりでいたのだが、思い切って今から隠すのをやめてみようと思う。ナンバーを載せるのを嫌がる人が大多数なのはわかっているので、私の乗る車以外の車のナンバープレートが写っている場合は今まで通り消すことにしたい。