トップギア シリーズ21-3が日本で放送されなかったのは何故?
英Top Gearは日本においてはBSフジで放送されている。現在は最新のシリーズ21が放送されているが、TV欄をくまなく探しても21-3は見つからず、結局放送されなかった。放送予定変更を見逃したか?と焦ったが、どうやら違うようだ。私は我慢できず、本国版を見させてもらった。すると、日本で放送されなかった理由は少し考えてみれば簡単に絞ることができる。
放送を控える原因となったのは、恐らくウクライナのチェルノブイリ原発へ行くシーンがあるためだろう。ジェレミー達がそれぞれコンパクトカーに乗り、チェルノブイリ原発へ向かう道中でガス欠になるかを競うシーンだ。結果としてはハモンドは原発に入る前にガス欠になり、ジェレミーとジェームズは原発の立入禁止区域まで入っていくことになるが、BSフジはこの原発が絡むシーンを放送したくなかったのではないかと思う。
舞台は日本ではないが、あの福島原発事故を想起させるようなシーンが続き、原発についての解説やセリフも多く、ガイガーカウンターがピーピー鳴る21-3を放送するわけにはいかないとする言い分はよくわかる。チェルノブイリのシーンは比較的長い尺を与えられているので、部分的にカットすることができない。もしこれをいまの日本で放送すればまず某電力会社が黙らないだろうし、あの辛い原発事故を思い出してしまったと苦情を言う視聴者もいるかもしれない。まぁ初めから原発に否定的な番組をフジテレビが放送するわけがないのはわかっているが、そこには触れない。
確かにトップギアはアブナイ内容も多いが、トップギアの視聴者は毎回のように登場するブラックジョークに苦情などせず理解して見ているはずだし、私もただ純粋にトップギアを見たくて見ているだけだから、こんな政治的な問題に左右されないで欲しいというのが正直なところだ。
2014年5月31日土曜日
2014年5月29日木曜日
日産3台ちょい乗り続編
2日に渡って色々乗ったので感想を。画像はカーセンサーより。
タイマーチ第2弾
今度はドライバーとして。これが今まで乗った中で最悪の記録を塗り替える車だった。3万kmしか走っていないのにも関わらず、エンジンマウントに不具合でもあるのか?アイドリング時に3気筒エンジンが結構な勢いで車体を前後に揺さぶっていたのだ。そのせいで私も常に頷いているかのように揺さぶられた。こんなの耐えられないよ。軽の3気筒の方が優秀ではないか?
運転した感覚は、やはり足回りはヴィッツより若干固めで、ステアリングの重さはヴィッツと殆ど同じだろう。あまりに軽いので、初めに曲がった後ステアリングを戻す時にふらついてしまった。
キューブ
前後左右に目一杯広げた車体のおかげで、5ナンバーなのが信じられないくらい車体が大きく感じられ、車内も広い。シートはソファのように厚く、ウィンドウも直立しているのでまさにリビングのようだ。走らずに車内で過ごすだけなら、このコンパクトサイズでこれ以上快適な車はないのではないか。ドアが大きくて重く、閉めると意外に頑丈そうな音がする。
重い車体を外側に限界まで広げているので、走行性能が良いはずはない。重心は高めで、俊敏な動きは明らかに苦手だ。でもキューブを買う人は走行性能など気にしないだろうから、売れる理由がよくわかった。
エルグランド
駐車場内に限るが、乗ってみた。このサイズのミニバンは初めて乗った。印象はとにかく大きく、意外と高級感が高いところか。いくら家族が6人以上いるからといって、この車は大きさを持て余す。高級さを求めない限りセレナで十分。ドアが頑丈であること、遮音が良くエアコンも風の音が静かなのは良かった。新幹線のグリーン車をイメージしたかな。シートはこれまたソファのようでかなり快適。他にも自動スライドドアや半ドアからのオートクローズ機構、バックモニター、アラウンドビューモニター、バックセンサー、サンシェードなど装備は沢山。全ての座席に照明もあるし、とにかく寛げる。
しかし初めてバックモニター付きの車を運転したが、結局はあんな小さな画面を見るより自分の目で直接確かめた方が見やすいし、安全だと思う。死角に何もないことを確認するくらいの用途なら、無いよりはあった方が良いか。
デイズ
デザインは段々飽きてきたワゴンRより新鮮に見える。ブルーメタリックがとても似合っていた。運転してはいないが、内外装とも質感の高さはマーチよりも上で、特にダッシュボード周辺の質感はヴィッツよりも勝っているかもしれない。なるほど、軽がここまで立派になればマーチもヴィッツも売り上げが低迷するわけだ。でも私が一番気にする走行性能はいつもの軽レベルだろう。
結論: マーチはこのレベルでGOサインを出したのが信じられなくなってきた
2014年5月24日土曜日
日産3台ちょい乗り
バイト先で日産車に乗る機会があるので、同乗しただけだが乗ってみた印象を。画像は全てカーセンサーより拝借。
マーチ
大ヒットに次ぐヒットとなった先代から一転、全くと言っていいほど見かけなくなったタイ製マーチ。日本製ヴィッツやフィットを買わずにこれを買う理由がわからない。無理にでも褒めようとする評論家にもクオリティ低下を指摘され、車内も質感の高さとは無縁。デザインも酷い。先代は可愛さ溢れる完成されたデザインだったため、イメージは踏襲しつつ、男性が乗っても恥ずかしくないようにと無理矢理可愛さを消したらこうなった...のか?どうしてこうなった?
先代マーチはバランスの取れたいいデザインだった。
後部座席に乗った。アーチ状のルーフのおかげでキャビン中央部はやたら天井が高いが、後部に座ると下りてくる天井が迫るため開放感は思ったほどはない。乗り心地はヴィッツより固めだったとしか印象がない。
修理に持っていくとのことだった。なんでも走行中に後部から異音がするとか。ウインカー音が鳴らないこともあった。まだ新しいのに大丈夫...?
ティーダ
サニーの後継だったかな?サニーもトップギアでつまらないって言われて破壊されてたね。その後継車に何が期待できるか?登場時は良くも悪くもデザインがルノーっぽいだとか言われていた。確かに個性的ではある。でも私がこのティーダに失望したのは、日産がスポーツモデルのコンセプトカーを出しておきながらお蔵入りさせたことだ。なかなかカッコ良くなりそうだったのに。
乗り心地はついに印象にさえ残らなかった。地味。デザインだけが取り柄。
次期型は新興国向けになり3ナンバー化で日本では絶版、ノートが後継でクラスダウン。哀れ。
キャラバン
でかい。バンなので後部座席にシートベルトがない。エンジン音がぐお〜っと上がる割に加速しないというか、車輪が常に何か引きずっているかのような重々しい走りだった。ディーゼルターボってこんなものなの?
驚いたのは、どのナビもエンジンをかける度に「お酒を飲んだら、運転はやめましょう」なんて言ってくるの。誰も飲んでないのに、最近のナビはいちいちそんなことを言ってくるのか。だったら「運転中の携帯電話の使用はやめましょう」「脇見はやめましょう」なども追加しなくちゃダメだ。5万も10万も払ってそんな鬱陶しいナビをつけるのは御免だね。あと「カードが挿入されていません」も同じ。MINIを借りる時、毎回うるさいからETC車載器の音量をオフにするんだけど、それでもまだ「カードが挿入されていません」と言ってくる。私の設定の仕方が悪いのか?消せないならETC付けたくないなぁ。
結論:MINIの質感はさすが!
マーチ
大ヒットに次ぐヒットとなった先代から一転、全くと言っていいほど見かけなくなったタイ製マーチ。日本製ヴィッツやフィットを買わずにこれを買う理由がわからない。無理にでも褒めようとする評論家にもクオリティ低下を指摘され、車内も質感の高さとは無縁。デザインも酷い。先代は可愛さ溢れる完成されたデザインだったため、イメージは踏襲しつつ、男性が乗っても恥ずかしくないようにと無理矢理可愛さを消したらこうなった...のか?どうしてこうなった?
先代マーチはバランスの取れたいいデザインだった。
後部座席に乗った。アーチ状のルーフのおかげでキャビン中央部はやたら天井が高いが、後部に座ると下りてくる天井が迫るため開放感は思ったほどはない。乗り心地はヴィッツより固めだったとしか印象がない。
修理に持っていくとのことだった。なんでも走行中に後部から異音がするとか。ウインカー音が鳴らないこともあった。まだ新しいのに大丈夫...?
ティーダ
サニーの後継だったかな?サニーもトップギアでつまらないって言われて破壊されてたね。その後継車に何が期待できるか?登場時は良くも悪くもデザインがルノーっぽいだとか言われていた。確かに個性的ではある。でも私がこのティーダに失望したのは、日産がスポーツモデルのコンセプトカーを出しておきながらお蔵入りさせたことだ。なかなかカッコ良くなりそうだったのに。
乗り心地はついに印象にさえ残らなかった。地味。デザインだけが取り柄。
次期型は新興国向けになり3ナンバー化で日本では絶版、ノートが後継でクラスダウン。哀れ。
キャラバン
でかい。バンなので後部座席にシートベルトがない。エンジン音がぐお〜っと上がる割に加速しないというか、車輪が常に何か引きずっているかのような重々しい走りだった。ディーゼルターボってこんなものなの?
驚いたのは、どのナビもエンジンをかける度に「お酒を飲んだら、運転はやめましょう」なんて言ってくるの。誰も飲んでないのに、最近のナビはいちいちそんなことを言ってくるのか。だったら「運転中の携帯電話の使用はやめましょう」「脇見はやめましょう」なども追加しなくちゃダメだ。5万も10万も払ってそんな鬱陶しいナビをつけるのは御免だね。あと「カードが挿入されていません」も同じ。MINIを借りる時、毎回うるさいからETC車載器の音量をオフにするんだけど、それでもまだ「カードが挿入されていません」と言ってくる。私の設定の仕方が悪いのか?消せないならETC付けたくないなぁ。
結論:MINIの質感はさすが!
2014年5月19日月曜日
ネット上におけるナンバープレートの扱い方
BMWお台場ドライブに関する投稿は、今までと変更した点が一つある。
愛車の写真をネットに載せる際、ナンバープレートを隠す人は多い。ほとんど全員と言ってもいいだろう。白く塗りつぶしたり、モザイク処理をしたり。ナンバープレートは個人情報であるからという理由はよくわかるが、本当にそこまでして隠す必要があるのだろうか?私は以前から疑問に感じていた。いや、正直に言うと隠すのが面倒で仕方がない。いちいち編集ソフトを開き、色と範囲を指定して塗りつぶし保存する。犯罪者の顔でも、卑猥なものでもあるまいし、車の一部を隠すなんてことは可能ならばやめたい。前回の赤い116iに関しては、あえてナンバープレートを隠さずそのままにしてみた。ここでは隠さなくてよい結論に持っていくつもりであることを予め書いておく。
ナンバープレートに関して情報を集めると、大体のことが掴めてきた。
隠すべきとする人は、陸運局に行って申請するとナンバープレートの番号からユーザーの氏名や住所が割り出せてしまうことがよろしくないのだと主張する。なるほど、確かに然るべき理由がある場合に限り、ユーザー情報を開示することが認められるようだ。これに対して反論してみよう。
そもそも、車は公道を走っている間はナンバープレートを見せ続けているではないか。この場合、ナンバープレートだけでなくユーザーの顔も共に丸見えだ。前後の車、対向車線の車、歩行者もナンバーを見ることができる。当たり前だが、隠して走れば道路交通法違反になる。リスクの高さで考えればこの方が危険と思う。
走っているときだけではない。自宅の脇にあるガレージに愛車を停めている人はどうなるか。この場合はナンバープレートが見えているだけではなく、住所を突き止めるよりも先に家の在処までわかってしまう。ユーザーが家に出入りする様子を見られてしまえば、顔まで見られてもうお終いだ。ナンバー、家の場所、ユーザーの顔の情報三点が揃う。しかし、自宅の駐車場で覆面を被りナンバープレートにタオルをかけて洗車している人を私は見たことがない。
また、陸運局にて申請するとナンバーから氏名や住所が割り出せるシステムを悪用されるのが恐いと言う人がいるが、悪用を防ぐために、正当な理由を添えて申請しなければいけないことになっているらしい。そんな面倒な手順を踏んでまで悪戯する人がいるのだろうか?悪戯目的ではなく、本当にその車のユーザーを突き止めなければいけない理由があるとするなら、それはそれで車のユーザー側に問題があるということではないのか。そこは突き止められる前に、自ら潔く警察に行くべきだ。運転に関して、毎度後ろめたさが残るようなことをするような人なら気にするかもしれないが、私なら咎められることもないと思っているし、この点に問題はない。
最後に、統計があるわけでもなく印象に過ぎないが、ナンバープレートを隠すユーザーの割合は日本が圧倒的に多いようだ。日本では、10人中9〜10人は隠しており、ナンバーを隠していないブログを見つける方が大変であった。その割にYouTubeではナンバーを隠していない人も多く、この辺りはよくわからない。一方欧州圏の車ブログ等を巡ってみたところ、ナンバープレートを隠しているブログは少なかった。ナンバープレートは隠すが、顔は映っているという謎なブログもある。
以上のことから、インターネット上でナンバープレートをわざわざ隠す必要はないのではないかという判断をしてみた。元々、いつか車を買う時には希望ナンバーにする予定でいるので、ネットに載せる機会があれば数字だけは隠さないようにするつもりでいたのだが、思い切って今から隠すのをやめてみようと思う。ナンバーを載せるのを嫌がる人が大多数なのはわかっているので、私の乗る車以外の車のナンバープレートが写っている場合は今まで通り消すことにしたい。
愛車の写真をネットに載せる際、ナンバープレートを隠す人は多い。ほとんど全員と言ってもいいだろう。白く塗りつぶしたり、モザイク処理をしたり。ナンバープレートは個人情報であるからという理由はよくわかるが、本当にそこまでして隠す必要があるのだろうか?私は以前から疑問に感じていた。いや、正直に言うと隠すのが面倒で仕方がない。いちいち編集ソフトを開き、色と範囲を指定して塗りつぶし保存する。犯罪者の顔でも、卑猥なものでもあるまいし、車の一部を隠すなんてことは可能ならばやめたい。前回の赤い116iに関しては、あえてナンバープレートを隠さずそのままにしてみた。ここでは隠さなくてよい結論に持っていくつもりであることを予め書いておく。
ナンバープレートに関して情報を集めると、大体のことが掴めてきた。
隠すべきとする人は、陸運局に行って申請するとナンバープレートの番号からユーザーの氏名や住所が割り出せてしまうことがよろしくないのだと主張する。なるほど、確かに然るべき理由がある場合に限り、ユーザー情報を開示することが認められるようだ。これに対して反論してみよう。
そもそも、車は公道を走っている間はナンバープレートを見せ続けているではないか。この場合、ナンバープレートだけでなくユーザーの顔も共に丸見えだ。前後の車、対向車線の車、歩行者もナンバーを見ることができる。当たり前だが、隠して走れば道路交通法違反になる。リスクの高さで考えればこの方が危険と思う。
走っているときだけではない。自宅の脇にあるガレージに愛車を停めている人はどうなるか。この場合はナンバープレートが見えているだけではなく、住所を突き止めるよりも先に家の在処までわかってしまう。ユーザーが家に出入りする様子を見られてしまえば、顔まで見られてもうお終いだ。ナンバー、家の場所、ユーザーの顔の情報三点が揃う。しかし、自宅の駐車場で覆面を被りナンバープレートにタオルをかけて洗車している人を私は見たことがない。
また、陸運局にて申請するとナンバーから氏名や住所が割り出せるシステムを悪用されるのが恐いと言う人がいるが、悪用を防ぐために、正当な理由を添えて申請しなければいけないことになっているらしい。そんな面倒な手順を踏んでまで悪戯する人がいるのだろうか?悪戯目的ではなく、本当にその車のユーザーを突き止めなければいけない理由があるとするなら、それはそれで車のユーザー側に問題があるということではないのか。そこは突き止められる前に、自ら潔く警察に行くべきだ。運転に関して、毎度後ろめたさが残るようなことをするような人なら気にするかもしれないが、私なら咎められることもないと思っているし、この点に問題はない。
最後に、統計があるわけでもなく印象に過ぎないが、ナンバープレートを隠すユーザーの割合は日本が圧倒的に多いようだ。日本では、10人中9〜10人は隠しており、ナンバーを隠していないブログを見つける方が大変であった。その割にYouTubeではナンバーを隠していない人も多く、この辺りはよくわからない。一方欧州圏の車ブログ等を巡ってみたところ、ナンバープレートを隠しているブログは少なかった。ナンバープレートは隠すが、顔は映っているという謎なブログもある。
以上のことから、インターネット上でナンバープレートをわざわざ隠す必要はないのではないかという判断をしてみた。元々、いつか車を買う時には希望ナンバーにする予定でいるので、ネットに載せる機会があれば数字だけは隠さないようにするつもりでいたのだが、思い切って今から隠すのをやめてみようと思う。ナンバーを載せるのを嫌がる人が大多数なのはわかっているので、私の乗る車以外の車のナンバープレートが写っている場合は今まで通り消すことにしたい。
2014年5月13日火曜日
BMW116iをもう一度、お台場で!Part2/2
2ヶ月振りに乗ったBMW116iは、やはり良いものだった。前回より落ち着いて乗ることができたので、長所短所もはっきりした。先に結論を述べておくと、この116iとMINI ONEを比較した場合、私が選ぶのがMINIであるという判断は残念ながら変わることはなかった。しかし今回116iに改めて乗ることで、私の中でのMINIと116iの差はかなり縮まっている。ではどのような点が判断を分けたのか。
1、電動パワーステアリング
最終型E87-116iはそれまで採用され続けてきた油圧式パワーステアリングから、初の電動パワーステアリングに切り替わった。私は、この電動パワーステアリングのフィーリングがE87型1シリーズの全てを台無しにしていると考えている。特に中立付近の反応が良くない。例えて言えばゲームのステアリングコントローラーを操作しているかのような、路面に関わらず反応がほぼ変わらない、そんな操作感だ。冷静に意識しながらステアリング操作をしてみたところ、
・停車時にステアリングをきっても反発は殆どなく、モーターを回しているようなヌルっとした感触
・カーブでステアリングをきっても路面からの反応が伝わってこない
・基本的に「ヌー」と普通にステアリングがきれるだけ
色々と感想が浮かんできた。MINIはどうだったかというと、同じ電動パワーステアリングではあるが、上記のように感じることはなかった。116iよりも重く、路面状態を豊かに伝えて反発も強いので、ステアリングコントローラーを回すような単調なステアリング操作にはならなかったのだ。無論、それでもステアリング操作は日本車より重く、ダイレクトで遥かに良いことは確かだが。あくまでMINIとの比較の話。
2、エンジンサウンド
これはBMWの方が高級車だから仕方のないことかもしれないが、MINIの後に116iに乗ると、殆どエンジン音が聞こえてこないことに気がつく。MINIはいかにも目の前のボンネット下でエンジンが動いているのを感じさせる音量で、ヴィッツやラパンよりも音量は大きく、わざと聞かせている面もあるだろう。音の質はMINIは若干バラバラとした音で、116iの方が精巧な音でやはり高級だ。この辺りは単なる良し悪しよりは好みの問題。
3、高速安定性
これも116iとMINIで性格が違う。116iはその車格からは信じられないほど、車体が大きく重い車のようにズッシリとしていて、横風の影響も全く受けず、安定して走る。中立付近がやたらフワフワするステアリングでなければ、もの凄い安定感があるのではないだろうか。MINIは、こちらも車格からは想像できないほどズッシリと安定しているが、重さを感じることはほぼなく、代わりに路面に吸い付くような感覚が強く感じられた。116iは路面に吸い付く感覚は薄かった。
MINIと116iの判断を分けたのは、以上の3点しかない。その内後半の2つは好みの問題だから、私が印象的だったのがMINIであった、ということに過ぎないのかもしれない。
116iは電動パワーステアリングが台無しにしているだけで、他は何も悪くないことがよくわかった。改めて、落ち着いてBMWを運転することができて長所短所が明確になり、未練も晴れたわけだが、こうなると気になってくるのは「他のBMWは…?」ということ。また面白くなってきた。
2014年5月12日月曜日
ゆりかもめ7000系と7300系
2014年5月10日土曜日
BMW116iをもう一度、お台場で!Part1/2
ドライブは2週間に1度のペースがいいなということで、前回の日光ドライブから約2週間。今回のドライブは、2度目となるBMW116i。前回の116iの時は箱根・伊豆へ行ったが、何でまた?
あの時、初めて自らの手で憧れのBMWを運転できたことに感動した。しかし、車両は酷使されてボロボロ、私自身も疲労からか帰路に着く前に頭痛がし始めるなど、未練が大いに残る結果となってしまった。おまけにこれではMINIの方がいいなんてことになり、長年BMWを愛してきた私としては到底納得がいくはずもなく、改めて116iに乗る機会を探していたのである。
タイムズの116iは都内に集中しており、基本的には繁華街や都心のように人が集まる地域に配置されている。私が前回借り出した場所は西新宿のステーションで、ここの116iは以前書いたように13万km走行、傷・汚れ・凹み、異音と実に酷い状態だったのでもう借りることはない。他には六本木や池袋があるが、まさに繁華街なので利用される頻度から車両の状態に不安は募る。そこで私が選んだのは、タイムズの116iで唯一ボディカラーが赤の、お台場にあるステーションである。ここは繁華街とは無縁というどころか、周りは更地!アクセスもさほど良くないので、あまり乗られていないだろうと判断した。ボディカラーも赤だから気分も良さそう。
思惑通り、車両の状態は良かった。走行は7万kmで、周囲に太陽光や海沿いの暴風を遮るものが全くないために塗装は少し痛んでいるように見えたが、走りは問題なし。
今回のドライブはこの116iに乗ることそのものが目的だったので、行き先は明確に決めていない。友人が都心まで乗せて行って欲しいというので、そうすることに。
お台場は小学生以来で、今だに更地が目立つのには驚いたが、Googleマップに載っていない道があったり、ゲーム「東京バス案内」の虹01ルートを走ろうと思っても面影が無くなっている場所があったり、変わってきてはいるようだ。それにしてもこの辺りは交通量が少ない割に道路が立派なので、とにかく走りやすい。
地図にない道がある!
友人を乗せ、都心へ向かう。カーシェアリングで借りた車とはいっても、まさか銀座の中心部をBMWで走ることになるとは。わナンバーに初心者マーク付きのBMW!普通の人から見ればギャグにしか見えないだろう。
皇居前を通り、靖国通りへ。途中、大学へ寄った。大学へ車で通学することは禁止されているが、今回はたまたま寄っただけなので大丈夫なはず。通りすがりの学生達にチラチラ見られながら、調子に乗って写真なんか撮ってしまった!BMWなんか乗って…と思われたかもしれないが、別に大学生なら誰でもこのBMWには乗れるから気にすることはない…ちなみに今回は4000円で乗っている。
友人を送り届け、大学にいた友人も駆けつけてくれて少し話した後、私はお台場へ戻る。また銀座を走ると、周りをメルセデスやアウディ、ポルシェらに囲まれてとても良い気分であった。
今回は半日のドライブなので、お台場周辺をぐるっと回って帰路につく。道を間違えてお台場からレインボーブリッジに乗ってしまい、降りた先でUターンするというちょっとしたハプニングがあったが、レインボーブリッジの下道は「東京バス案内」の聖地なのでちょうど良かったりする。
116iをステーションに返却し、帰りはお台場から築地まで歩いてみた。お台場を散歩する機会ってなかなかない。道が広々として、鬱陶しい電線もなく、人も殆どいない。常に吹いていた風は暴風と言っていいレベルだったが(荷物の入ったショルダーバッグが風に持っていかれそうになった)意外にも長閑な雰囲気で、結構この地域も気に入った。
無地の青看板が!
銀座に向かって歩き続けること1時間以上、築地にたどり着いた。銀座とお台場を結ぶ道だからか?高級車通りという雰囲気だ。ミニモークやナローポルシェ、4シリーズカブリオレとレアな車が時々現れる中、一番多かったのは3シリーズかな?と思っていたら、こんな珍しいモデルが路駐されていて驚いた。BMW 2000CS。実車を見るのは初めてで、何と1960年代のモデルだった!凄くかっこいい。咄嗟に写真を撮ったが、もっと近くへ行けば良かったと少し後悔している。今回乗ったBMWと同じ赤とは...何かを感じる。
お台場から浦安、銀座、皇居、大学まで。徒歩でお台場、築地。ちょっとした観光もできて満足だ。
116iの乗り味など肝心の話は後半で。
あの時、初めて自らの手で憧れのBMWを運転できたことに感動した。しかし、車両は酷使されてボロボロ、私自身も疲労からか帰路に着く前に頭痛がし始めるなど、未練が大いに残る結果となってしまった。おまけにこれではMINIの方がいいなんてことになり、長年BMWを愛してきた私としては到底納得がいくはずもなく、改めて116iに乗る機会を探していたのである。
タイムズの116iは都内に集中しており、基本的には繁華街や都心のように人が集まる地域に配置されている。私が前回借り出した場所は西新宿のステーションで、ここの116iは以前書いたように13万km走行、傷・汚れ・凹み、異音と実に酷い状態だったのでもう借りることはない。他には六本木や池袋があるが、まさに繁華街なので利用される頻度から車両の状態に不安は募る。そこで私が選んだのは、タイムズの116iで唯一ボディカラーが赤の、お台場にあるステーションである。ここは繁華街とは無縁というどころか、周りは更地!アクセスもさほど良くないので、あまり乗られていないだろうと判断した。ボディカラーも赤だから気分も良さそう。
思惑通り、車両の状態は良かった。走行は7万kmで、周囲に太陽光や海沿いの暴風を遮るものが全くないために塗装は少し痛んでいるように見えたが、走りは問題なし。
今回のドライブはこの116iに乗ることそのものが目的だったので、行き先は明確に決めていない。友人が都心まで乗せて行って欲しいというので、そうすることに。
お台場は小学生以来で、今だに更地が目立つのには驚いたが、Googleマップに載っていない道があったり、ゲーム「東京バス案内」の虹01ルートを走ろうと思っても面影が無くなっている場所があったり、変わってきてはいるようだ。それにしてもこの辺りは交通量が少ない割に道路が立派なので、とにかく走りやすい。
地図にない道がある!
友人を乗せ、都心へ向かう。カーシェアリングで借りた車とはいっても、まさか銀座の中心部をBMWで走ることになるとは。わナンバーに初心者マーク付きのBMW!普通の人から見ればギャグにしか見えないだろう。
皇居前を通り、靖国通りへ。途中、大学へ寄った。大学へ車で通学することは禁止されているが、今回はたまたま寄っただけなので大丈夫なはず。通りすがりの学生達にチラチラ見られながら、調子に乗って写真なんか撮ってしまった!BMWなんか乗って…と思われたかもしれないが、別に大学生なら誰でもこのBMWには乗れるから気にすることはない…ちなみに今回は4000円で乗っている。
友人を送り届け、大学にいた友人も駆けつけてくれて少し話した後、私はお台場へ戻る。また銀座を走ると、周りをメルセデスやアウディ、ポルシェらに囲まれてとても良い気分であった。
今回は半日のドライブなので、お台場周辺をぐるっと回って帰路につく。道を間違えてお台場からレインボーブリッジに乗ってしまい、降りた先でUターンするというちょっとしたハプニングがあったが、レインボーブリッジの下道は「東京バス案内」の聖地なのでちょうど良かったりする。
116iをステーションに返却し、帰りはお台場から築地まで歩いてみた。お台場を散歩する機会ってなかなかない。道が広々として、鬱陶しい電線もなく、人も殆どいない。常に吹いていた風は暴風と言っていいレベルだったが(荷物の入ったショルダーバッグが風に持っていかれそうになった)意外にも長閑な雰囲気で、結構この地域も気に入った。
無地の青看板が!
銀座に向かって歩き続けること1時間以上、築地にたどり着いた。銀座とお台場を結ぶ道だからか?高級車通りという雰囲気だ。ミニモークやナローポルシェ、4シリーズカブリオレとレアな車が時々現れる中、一番多かったのは3シリーズかな?と思っていたら、こんな珍しいモデルが路駐されていて驚いた。BMW 2000CS。実車を見るのは初めてで、何と1960年代のモデルだった!凄くかっこいい。咄嗟に写真を撮ったが、もっと近くへ行けば良かったと少し後悔している。今回乗ったBMWと同じ赤とは...何かを感じる。
お台場から浦安、銀座、皇居、大学まで。徒歩でお台場、築地。ちょっとした観光もできて満足だ。
116iの乗り味など肝心の話は後半で。
2014年5月6日火曜日
ツバメの子育て2014!
2014年5月4日日曜日
霧と雨の高速、山道を走って気になったこと3点+α
先日のドライブは濃霧と大雨に見舞われた。これほど悪条件の中のドライブは初めてだったので気を遣うことも普段と違ったが、その中で気がついたことが何点かあるので紹介したい。
・霧や雨の中でライト点灯している車が少ない
浦和から利用した東北道は、栃木県に入る前から既に霧が発生しており、視界が良いとは言えなかった。その中でライトをつけていた車はというと、全体の2〜3割の印象だった。殆どの車はスモールさえ点灯せず、フォグランプを点灯している車は記憶にないほど少なかった気がする。
また霧降高原道路はかなりの濃霧で、多くの区間で視界が100m前後、酷い時は50m程度まで落ち込んでいた。ここでのライト点灯率はさすがに4〜5割まで増えていたが、それでも半数の車は無灯火で濃霧の山道を走っていたことになる。
外は明るいし、ライトをつけなくても走ることはできるから特に気にしていないのかもしれないが、他車に自車の存在を知らせるために霧は特にライトをつけるべきで、普通の雨でもライトをつけるのに越したことはない。というか、フォグランプを霧の中で点灯している人は、夜間に普通のライト代わりに点灯している人より少ないことが既におかしい。
・ワイパーは惜しまず利用するべき
日光宇都宮道路を走行中、次第に雨が強くなってきた。道路も水はけが悪いのか、タイヤが水しぶきを上げ容赦無く自車へ降ってくる。この時ワイパーは普通の速度で作動させていたが、前方は見えるものの、多量の水滴がそれを意識せずにはいられなくなるほど視界に入ってきて、ワイパーが一往復する間に前の車も滲むようになった。これでは堪らないとワイパーを高速作動へ切り替えると丁度良くなったが、周りの車を見るとどうだろうか、ワイパー速度を早めている車はいなかった。それどころか、より激しく水しぶきを上げながら追越車線を晴れの時と同じペースで走っていく車がいる。水しぶきの激しさに、後ろからはその車の姿が見えなくなっているほどだった。
それは別として、大雨の時にはワイパーを惜しまずに高速へ切り替えて良いと思う。今までワイパーを高速にしているのを見たのは、スコールのようなゲリラ豪雨の時だけだが、あの速度はゲリラ豪雨限定で設定されたものではないだろう。ワイパーのゴムは消耗品で使えば使うほど減るものだが、安全のためにも惜しまず積極的に利用するべきだ。
・リアワイパーを利用している車がいない
私が乗っていたのはMINIはハッチバックだ。ハッチバックのリアガウインドウは特にリアタイヤからの水しぶきを受けやすく、東北道に乗った時点であっという間に後方視界がゼロになってしまい、これもまた堪らないとリアウインドウのワイパーを作動させた。そこからは深夜になって雨がやむまで止めることはなかった。サイドウインドウやドアミラーはワイパーがないから、後方視界はワイパーのあるリアウインドウに8割くらい頼ることになるからである。
後方視界がないことほど恐いことはない。そう思って他車を見ていると、リアワイパーを作動させている車がいないことに気がついた。一体何を考えているのだろうか?
車を走らせる時は、前だけを見ていれば良いものではない。自分は車の流れの中心を走っているのだと常に意識し、後ろを走っている車の状態、流れも確認する必要がある。自車によって後ろの流れが滞っていないか、後ろの車が自車に異常に接近していないか、車間距離は十分に空けられているかなど、いろいろある。車間距離が開けられていれば、自車の万が一の急ブレーキの際にも追突の被害が軽減される。信号待ちで停車中に後ろの車が減速せずに突っ込んできそうならば、後ろに目を配っていれば気づけるし、回避もできるかもしれない。回避ができなくても、構えの体勢に入れることで鞭打ちなどの被害が軽減できるかもしれない。
大雨でリアワイパーを作動させず後方視界がゼロになるということは、これらの対処が全て不可能になる。世の中にはリアワイパーを使わないからといって撤去するドライバーがいるが、私には全く理解できない。
ドイツ・アウトバーンの車載動画を見ていると、追越車線を走る車は、後ろから速い車が迫ってくるとすぐに車線変更をして道を譲るというシーンが多い。150km/hで走る車に200km/hで走る車が迫ってくるから、常に後ろを注意していないと追突事故になってしまうというアウトバーンらしい事情はあるにしても、参考になるだろう。それに「優秀なドライバーは、後ろにも気を配る」と聞いたことがある。
もうひとつ、雨とは関係ないが初心者マークならではの悩み。
・初心者マークを見ただけで追い越しに入ろうとする車が絶えない
相変わらず、流れがいつもより多少遅いだけでそれを初心者マークのせいにするドライバーが後を絶たない。流れを遅くしているのは私ではなく、2台前方の日本車だというのに、初心者マークをつけている車が原因だと決めつけ、不必要に車間距離を詰めてくる、若しくは無理に追い越しをかけようとする車がいた。その追い越しも、私が追越車線にいるからといって左側の走行車線から追い越そうとするのには呆れてしまう。初心者マークを煽るのも違反、左側から追い越すのも違反である。追越車線より走行車線の方が速いなんてこともないので、結局追い越せずに私の後ろに戻るのだが、不快極まりない。その車はきっと過去に初心者マークをつけた車に何か不快な思いをさせられたのかもしれないが、そうやって初心者マークをつけた車に対して余計な動きをとるほうが逆に危険であること、そして自らも昔は初心者であったことに気が付くべきである。
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