アメリカの老舗高級車メーカー、キャデラックのCTSスポーツワゴン。キャデラックは数十年前ヒットしていたが、その時代のキャデラック愛好家たちが高齢化した事で、現在は若い年齢層も取り入れるために若返ろうと必死だ。残念ながら日本ではヒットの兆しさえ見えないが...
欧州の強いライバルに負けているというのもある。
シボレー・カマロ。厚く、でかく、とにかくアメ車。最近モデルチェンジされ、凄く格好良くなった。
威圧感も抜群。高速でこんな顔が迫ってきたら...
スウェーデンで唯一出品していたボルボ。これはC70というカブリオレ。最近はサーブが中国に渡ってしまうなど、スウェーデン車は元気がない。ボルボも最近価格を大幅に下げてきた。
ボルボも北欧独特の雰囲気があってよい。
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実は、ここまで紹介してきたほかにも展示車はあった。日本車もトヨタやスズキなどがあった。
しかし、儲け最優先の日本車はたいていのクルマ好きは興味を持たない。特に輸入車をメインに扱うあの雑誌の読者はそうだと思う。
実際、レクサスLS(トヨタの高級車部門の最高級車)などは誰も見る人はいなかったくらいだ。ダイハツの最新軽も、写真を撮るなら誰も人が入らない構図で撮れただろう。
あとはフランスのプジョーなんかも、デザインが奇抜すぎてあれはプジョーらしくない、いやフランス車っぽくなくなった。評論家らにも「ドイツ車になった」と言われるほどで、今あらゆるメーカーにも増えてきている「世界中で売る事を前提にすれば、個性が薄れること」の良い例だと思う。
レポートはこれでおしまいです。