2015年11月12日木曜日

中央本線211系に初めて乗車する

中央線から201系が引退して5年が経過し、その間に運転免許をとって車ばかり乗るようになったため、鉄道趣味からはすっかり離れた生活を送っている。もちろん通学に利用しているが、E233系のような近年の車両は趣味として見るには、私には少々つまらない。何がいけないのだろうか。その理由は、10月に気分転換に西武多摩川線に乗った時に明らかにすることができた。要するに、乗り物は音も振動もある程度あった方が面白いということだ。201系や西武101系といった古い電車は、モーター音も風切り音もうるさいし、振動が多くて乗り心地は良くない。多摩川線に乗っていて、体が揺さぶられるなんて久しぶりだった。一方E233系は、モーター音は静かで風切り音はしないし、振動もない。それは進化であって、客観的に見れば良いことなのだが、「機械」として面白いのはどちらだろうか。

これは車にも当てはまる。今から20年前のBMWはエンジン音も排気音もうるさく、今でもE34の5シリーズなどをたまに見かけると、「ボー」という低音の乾いたサウンドを周辺にまき散らしていて、思わず立ち止まって聞いてしまう。BMWは今でもサウンドに関しては聞かせる方なので、代わりに日本で広く普及している車を挙げると、エンジンは動いているのか分からないほど静かで、振動もなく、遮音も行き届いている優秀な車ばかりだ。でもその車は乗って「楽しい」と思うだろうか。


201系が引退した後も、高尾に行けば115系に乗ることができた。しかしいつの間にか全て引退してしまい、後継に211系が入ってきたという情報は得ていたものの、忙しさもあって、特に乗ろうとも思わなかった。そんな中、急に山の空気が吸いたくなったので、たまには車ではなく電車で行ってみようと思い、211系に乗ることになった。

八王子駅で待っていると、211系がやってきた。まだ珍しいのか、カメラを構えている人を見かける。ロングシートとクロスシートが混じっているとのことだが、幸いにもクロスシート車両だった。発車すると、記憶の中の115系と比較して、凄まじく乗り心地が良くなっていることに気がついた。115系はそれはもう乗り心地が硬くかったので記憶から消えることはないだろう。年式が新しいので乗り心地は改善されて当たり前と言えばそうだが。それに照明が多くて車内が明るくて良い。モーターやドアなど、少し201系にも似た音の数々を聴きながら、心地よい気分で一時を過ごした。

帰りに乗ったロングシートはさすがに長距離では乗りたくないなと思ったが、それ以外は予想外にも好印象なことばかりだった。あと、長野色がとても似合っていると思う。何だか気に入ってしまったような気がしている。

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