2014年8月4日月曜日

まだ乗っていなかったデミオに


ヴィッツ、スイフト、タイ製マーチに加えてMINIまで乗ったというのに、未だデミオに乗ったことがなかったので(初代デミオには乗っていますが)、山形ドライブ旅行で何に乗るのかの判断材料も兼ねて乗ってみました。主にスイフトと比較します。

デザインは登場時からいつまで経ってもプジョー206にそっくりに見えます。顔が大きいので全体のバランスが悪く、サイドの勢いよく上がるラインも派手すぎます。嫌いではありませんが、2代目まで続いたシンプルなデザインが恋しいです。

スイフトの加速がライバルより明らかに遅めなのに対し、デミオはCVTの出来が良いのか活発に走ります。30km/hから60km/hへの加速もあっという間。ハンドリングも軽快で、スイフトの重厚感とはまた違った良さがありました。ハンドリングが軽いと言ってもデミオのパワステはヴィッツより重く、ヴィッツは単にパワステが軽いだけでかなり差があります。
アイドリング時のエンジン音は殆ど聞こえません。ただし、加速が活発とは言え、エンジン音はスイフトの方が明らかに良いです。スイフトのエンジン音の滑らかさはクラスを越えているでしょう。

内装の質感はあまりよくありません。安い車なのでプラスチックの質感を叩いても仕方がないと思いますが、ステアリングやシフトレバー周辺のシルバーのパーツの面積が大きくて安っぽさを増している印象です。私としてはシルバーはアクセントに少し添える程度、もしくは無くてもいいくらいです。デザインは悪くないので惜しいところ。

ヴィッツは3気筒なので全然走らない、タイ製マーチは全てにおいて勝負にならない、ということでデミオとスイフトでの比較になりましたが、どちらも長短あるものの、スイフトのクラスを越えた安定感ある走りと質感の良さに勝ることはありませんでしたね。