2014年8月7日木曜日

スイフトの良さを再確認するために

4日に乗った現行型のデミオはライバルのスイフトに負けず劣らず、思っていたより良い車で、デミオの感覚を忘れないうちにスイフトにもちょっと乗っておこうと思い、軽く乗ることにしました。前期・後期デザイン比較とドライブ - SUZUKI SWIFT 1.2XGから5ヶ月振りになりますね。

晴天の日にブルーのボディが映える。


MINIに乗った直後にスイフトに乗ると、乗り心地は優しく、運転しやすいと感じました。スイフトはMINIのクセが取れてマイルドになった車と言えます。勿論、性格は全く異なりますよ。でも、他の日本製コンパクトカーよりも遥かにMINIに近い走行性能を持っています。安定性も、MINIが鬼のように安定するのに比較すれば劣るのは確かですが、MINIがあまりに良いのであって、前にも言ったようにスイフトの走行性能はクラスを越えています。

また、実用性や街乗りを考えたらスイフトの方が断然上手。MINIは好きだけど実用性が気になってしまう人にはスイフトが合うかもしれません。内装のデザインも良し、質感も良し。何よりマーチやデミオに乗った後に見ると装備が良いですね。オートエアコンやキーレスが標準装備なところは、クラス上のノートやティーダにも負けません。


前回乗った時に気になった加速の鈍さは、今回は気になりませんでした。加速の鈍さどころか、エンジン音の上質さが際立って感じられました。これもクラス上のティーダやシルフィより上です。確かに中間加速はかなり緩やかですが、緩やかでもしっかり60km/hまですぐに到達しますから問題ないでしょう。むしろ、緩やかな加速は気持ちがいいのです。MINIで奥多摩を走る時に感じましたが、緩やかな上りでアクセルを軽く踏み、緩やかに、伸びるように加速するのが気持ちいいと感じるのは私だけでしょうか。

つくづくスイフトはいい車だと思いました。デザイン、性能、装備、どれをとってもライバルに負けないのに、価格も安いのです。少し車内が狭いですが、荷物満載や定員乗車することなど滅多にないので気にすることではありません。バイト先などで車談義になると、「スイフトスポーツならちょっとは興味があるけどさ...」と相変わらずスズキへの先入観からスイフトの良さを信じない人がいますが、そういう人こそノーマルのスイフトに乗ってみるべきなのです。どのようなメーカーであれ、真面目に車を作ればこういう車が完成するはずでしょう。スイフトを作ることができるスズキは単なる軽自動車メーカーではありません。

もし今の私がMINIを知らずに日本車からコンパクトカーを選ぶなら、スイフトを選びます。デミオの軽快感や加速の良さは...霞んでしまいました。それくらい良い車です。