2014年4月30日水曜日

霧の日光、霧降高原と戦場ヶ原へ

MINIで春の日光を目指してドライブ。今回は大学の友人と一緒だ。
昨年10月は新大宮バイパスから国道4号線を延々と走ったが、今回は同乗者も居ることから浦和ICより東北道を利用する。

東北道羽生PAで休憩。MINIで高速道路を走るのは初めてだが、予想を上回る高速安定性とパワーで全く緊張することはなかった。高速安定性の良さは本物で、ステアリングを全く動かさなくても直進を維持できたほどだ。100km/hで高速を走るだけでも気持ちがいい。そして3名乗車でもパワー不足を感じることはない。ONEで本当に十分以上だろう。


東北道宇都宮から日光道に入ると、雨はさらに強さを増し、前を走る車が巻き上げる水しぶきで大変なことになっていた。

日光ICで降り、霧降高原道路へ。しかし、素晴らしい景色が見えるはずが視界は100m未満までになり、ヘアピンカーブをいくら曲がっても山を登っている気がしない。途中から残雪がポツポツ現れた時にはさすがに驚いた。勿論ほかに車はいない。


MINIから少し離れただけでMINIが霞んで見える。霧の中のMINIもステキ。景色がゼロで寂しくはあるが、この雰囲気はどこかヨーロッパのような、日本らしくないように思えた。白く霞んだ木々はとても幻想的だ。


ひたすら真っ白な中を走ると、突然目的地の大笹牧場に着いた。ただ真っ白なので駐車場が何処かわからない!駐車場にMINIを停めると、そこから何処へ向かって歩けばいいのかわからない!建物を見つけたが、営業しているのかさえ心配になってくる。


レストハウスの中は5組くらいしかおらず、貸切状態だった。


皆1300円のジンギスカンセットにするというから、私も悔しかったのでそれにした。


ヤギ、羊、牛...会いに来たのに何もいない。辛うじて馬が二頭だけいた。残念。


人懐っこいヤギに会えず気を落とし、のんびりお土産コーナー等を見てから戦場ヶ原へ向かう。しかしこの時点で戦場ヶ原ウォークもできそうにないと感じていた。

バスしかいないいろは坂を抜け、人がいない中禅寺湖を抜け、戦場ヶ原に着いた。入口は...川になっていた。


特に長靴等の装備を用意している訳でもないので、仕方なく諦め、展望台から見渡すだけで我慢することに。相変わらず空気が素晴らしい!前回は戦場ヶ原内の川にいたカモが駐車場の茂みにいるのを見て少し嬉しくなった。



大雨の中、MINIの撮影タイム。あまり時間は取れない。


霧は晴れていた。でもこの辺りもやはり日本らしくない雰囲気だと思うのは私だけだろうか。


帰路は国道122号線をひたすら南下し、国道17号へ乗り換えるルートにした。122号はそこそこハイスピードで急カーブも少ないワインディングロード、17号は高速並みの速度と道路状態の良さ、高架から見える夜景の美しさと、どちらもお気に入りである。MINIの良さも合わさり、思う存分ドライブを楽しむことができた。

当日の予報は「雷を伴う雨」であまり期待できなかったが、まさにその通りとなってしまい、終始大雨と濃霧に包まれたドライブになった。今回の主な目的地である霧降高原と戦場ヶ原は、雨で悲惨なことに。とは言え、その大雨が観光客を疎らにするどころかほぼゼロにまで減らしてくれただけでなく、濃霧が非日常的かつ神秘的な雰囲気をもたらしてくれたために、見方を変えればとても良いドライブになったとも言える。思い残すことがあるということは、また行くしか無いということになるし(元々通いたい場所だが)、楽しみが増えて良いではないかと思う。

初めて同乗することになった大学の友人達は、私の運転を終始「初心者らしくない運転」と驚いていた。親や友人など同乗する人が皆揃って私の運転を褒めてくれて嬉しい。車は私の最大の趣味の一つだから、嬉しいことこの上ない。走った順に新大宮バイパス、東北道、R122、R17。いずれも私は普通に走れるが、確かに初心者には恐いと思う。近頃は私自身も不思議に感じてきたが、どうして免許取得半年でここまで安定した運転ができるのか?国道122号をハイペースでヒラリヒラリと駆け抜け、国道17号もハイペースで走り、楽しむ余裕まである。いつまでも走っていたい。ゲームのグランツーリスモで慣れたのでは?という指摘が多いが、あれでは何も練習にならない。ほぼ終始フル加速かフルブレーキであり、信号、車線、対向車、警察と公道にあるものが全て存在しないからで、しかもスクリーンに映し出された二次元の世界だから、速度感や車幅も掴めないのもある。会話の中で出てきたが...興味の対象が女性より車の方が遥かに上回るくらいの車好きなのだから、運転が安定しているのは当然と言われればそうなのかもしれない。


MINIに乗るのはこれで三度目になるが、今回もMINIでドライブして大正解だった。もはやMINIは自分の手足みたいにしっくりと馴染んできたように思う。雨によっていくつか改善すべき点が浮上してきたが、ワイパーに間欠がないので小雨でも常時作動させるしかないこと、ドアを開けるとルーフから少々の雨が車内に流れてくること、これくらいはMINIの濃い魅力からすればいつものように些細なことで、私は気にしない。アクセルワークも慣れてきたからか、今まで時折起きていた、再加速時のギクシャクを感じることはなくなった。独特なスイッチ類も慣れてきたし、まだまだ新しい機能を発見しては感心させてくれて面白い。走行距離430km、10時間以上を運転しても全くと言っていいほど疲労はなく、それどころか常にMINIの乗り味に感動していたくらいだ。自分にぴったり合う車に出会えたのではないかと思っている。早くこの車が欲しい。