2013年8月16日金曜日

教習終盤の高速教習

教習も終わりが見えてきました。高速教習は普段利用するホンダシビックではなく、新車のトヨタカローラ(AT)でした。中央道は旅行で何度も通っているので安心です。複数人での教習で運良く一番手になり、調布インターから入ります。自分の運転で高速道路の料金所に向かうということ。車で日本中を旅したい、ドライブしたいと考える私にとって、高速道路のインターチェンジは旅の始点になるところですから、ついにこの日が来たという感動がありました。ETCでスムーズに料金所を通過し、ランプウェイをスムーズに曲がり、すぐに本線が見えてきます。そしてスムーズに本線に乗れました!意外とインストラクターが緩い人だったのか、100km/h以内なら速度は自由、追い越しもしたかったらしていいよと優しく言うので、迷わず追い越しをかけます。追い越し車線に移り、100km/hまで加速、そして前の車と車間を維持。気持ちいいの何のって!!トラックなどをぐいぐい抜かしていきます。大分抜かしたところで、走行車線に戻ります。ただのカローラでも、100km/hしか出ていなくても、前との車間を調整するだけでも、楽しくてたまらないのです。初めて高速道路に来て、2〜3分しただけの教習車が追い越し車線にいるなんて普通は有り得ないでしょう。特にインストラクターから何か注意されることもなく、あっという間に八王子インターに到着。インターを降りると、なんとそこは自転車で通ったことのある道!そこまで自分が運転する車で来たんだと思うと、また感激。数々の車ディーラーを横目に見ながら少し走って、二人目と交代しました。

大満足の高速教習でしたが、不満を挙げるとすれば、車です。私はトヨタが昔から好きではありませんが、理由の一つに「運転感覚が軽い」というのがあります。あくまで聞いただけ、助手席に乗って何となく体験してきただけですが、ついに今日それが確実なのか、自分の手で確かめられる時が来ました。結論から言えば、それは予想を上回る酷さでした。ステアリング、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、サイドブレーキレバー、ドア、シート調整...何から何まで、全ての動作が軽すぎます。ステアリングは小指一本で回せるほど軽く速度が上がっても大して重くならないので、高速走行中ふとした隙にふらつく原因になっていました(私ではない、一応)。路面状況をほぼ全く伝えてこない感じも予想通り。アクセルは空気のように軽く踏んだ感触がほぼゼロで、ただ足を動かしているようでした。あれでは飛び出しの原因にならないのでしょうか。ブレーキはさすがにアクセルよりは重いですが、自分が踏んだ量以上にペダル自身が勝手に下がっていくような、妙な印象でした。恐らくサーボが効きすぎているのか、よくわかりませんが。シフトはメルセデスの真似であり私の嫌いなジグザグゲートで、これも軽い上にカタカタと動きが安っぽいです。サイドブレーキも、私の記憶の中の車はどれもガチチチと力を入れて引き上げるものが、カローラは軽くカチチチと引き上がり、おもちゃのよう。解除する時もカッチと軽いです。ドアやシート調整が軽いのは悪くはないでしょうけど、これら動作が全て軽いのは、ターゲットが高齢者だからです。トヨタの車は元々操作が軽いのに、そんなトヨタが年寄り向けとしてさらに軽くしてしまった、というイメージでしょう。車内にいて、力はほとんど要りません。そんなトヨタはやはり私は好きになれませんし、そもそもトヨタの思想が私に合うとは思いません。対するホンダシビックは、今挙げたこと全てが適度に重め、というより普通になっています。例えば60km/hで走るシビックのステアリングは、100km/hで走るカローラのそれよりも重かった記憶があります。さらに懐かしのE36型BMWは、遥かにずっしりとしたイメージの重さでした。今回のカローラの良かったところは、3ナンバーのシビックよりも車内が広く感じたこと、また内装の質感も断然カローラの方が上です。注意したいのは、質感が良いというだけで、よく見ると普通のプラスチックで別に高級ではありません。でもこの質感の見せ方がトヨタの上手なところだと思います。いつもと違う車に乗ることも、勉強になりますね。