いつも利用しているカーシェアリングの無料券の期限が今日だったことに当日気がついたため、めっきり乗らなくなってしまったMINIのところへ。前回乗ったのはちょうど4ヶ月前になるが、今回乗ってみての感想は前回とあまり変化なく、ハンドリング、ブレーキ、サスペンションなどあらゆる動作がクイック過ぎるというもの。どんなにのんびりと走っていても急いでいるかのように感じられて、ゆったりとしたドライブがしたい最近の私にはどうしても合わない印象である。
ただ、アクセルペダルの直感的できめ細かい制御には改めて感動した。ミリ単位の足の動きに忠実に応答するかのような反応は、最近頻繁に乗るインプレッサやスイフトでは感じることはできない、MINIならではの長所だと感じる。また、シートの出来の良さも言わずもがな。腰から肩甲骨まで均等に支えるシートはインプレッサも早く見習うべきだ。
細かいところでは、今までも薄々感づいてはいたが、無塗装の樹脂製フェンダーが劣化のせいか波打ったような色合いになっているのが気になった。まだ劣化するには早くないだろうか...?
一時期は「将来買うならこのMINIがいい」とまで気に入っていたのだが、前回、今回と続いてあの時のような感動はないままドライブが終わってしまった。
今でもMINIは大好きな車だが、買うかどうかとなると別の話になってしまう。この車はスポーツカーと同じように趣味性の強い車で、「MINIに乗る」ことだけを考えているのなら良いが、例えば「同乗者を乗せて長距離旅行」といった使い方は難しい。しかし、たとえMINIが気に入って「MINIに乗るためにドライブする」ことに期待していたとしても、個性が強いあまり、何度も乗っていると正直に言って「飽き」を感じてしまったのも事実だ。悲しいが、そう感じてしまったのだから仕方が無い。頻繁に乗り換えはせず、一台の車と長く付き合いたいと考えている私にとって、MINIのように尖った車は向いていないのだ。
MINIのように個性が強過ぎてもダメ、その一方で白一色の西武線も無個性過ぎてダメだろう。西武線といえば黄色、何故また黄色にしないのか?