2015年5月17日日曜日

Mazda CX-5にちょい乗り

散歩代わりとなってきたチョイ乗り、今回はCX-5。タイムズカープラスのプレミアムクラスの車種として増殖中で、私はSUVが好きではないのでスルーしてきたが、30分くらいならいいかと思い乗ってみた。



外見は最近のマツダ共通の顔やラインを持っているが、私はこのデザインがいまいち好きになれない。マツダは「鼓動」デザインと言ってアピールしているものの、品の良さが感じられず、特に鋭い目つきに角張った五角形グリルのこの顔は子供っぽさを醸し出しているように思えてならない。

内装は欧州車風で質感も悪くない。アテンザなんかは完全にBMWのパクリだが、CX-5はセーフか。

シートポジションを合わせてみると、テレスコピックステアリングの調整幅が大きいことには感心したが、シートの出来が悪いのが気になった。腰までしか背もたれに当たらず、腰から上が浮いてしまう。背中を丸めてみても首から下が背もたれに当たらないのは驚いた! ヘッドレストも頭の一部が当たるだけで、これでは長距離を走ると疲れてしまうだろう。見た目が良いだけに残念だ。何故日本車は良いシートが作れないのか。



走り出すと、車体から想像するほどの重さは感じず、ATの制御も上手いのでスムーズに走りやすい。ステアリングは軽く、道路状況は一切伝えてこない。遮音が行き届いているので、街中を流す分にはエンジン音もロードノイズも殆ど聞こえず快適だ。快適なのは良いのだが、走る楽しさはあまりなかった。強いて言えばカーブを曲がるのはまあまあ気持ち良いが特筆するものではなく、見た目から感じられるスポーツ性は期待しない方が良い。そもそも背の高いSUVに走る楽しさを求めるのはナンセンス。

欧州車勢と同じ水準を目指して作ったのが感じられるから、売れているのも頷ける。ただし上記の感想は、まさに私の予想通りだった。私がSUVを気に入らないのもそのままだ。30分乗れば十分で、6時間とか丸一日とか乗ろうとは思わない。半額で乗れる(買える)スイフトの方が好き。