2015年4月1日水曜日

オークションに入札したら責任を持て

ヤフオクにて入札者から「違う商品に誤って入札したので取消を希望する」と質問が来た。ただ入札から既に2日が経過しており、残り時間も1日しかなく、謝罪の言葉が「すみませんすみません」と軽いのが腹立つ上に、より安い商品に入札する気が見え見え(唯一の出品だった私の商品より遥かに安い同等品が出品された後に連絡が来たため)なので取消しないことにした。このような件に関しては賛否がありそうだったので気になり調べてみると、予想以上に「入札したら責任を持て」や「取り消してくれたら運が良い方だ」といった意見が多く驚いた。全くその通りだと思う。ヤフオクはトラブルを防止するために、入札には商品やガイドラインを確認する機会が何度も設けられているし、入札することがオークション参加の意思表明をしたことになるので、入札者には最後までお付き合いいただきたいと思う。

仮に本当に間違えて入札するなんてことがあれば、これほど恐ろしいことはない。入札前に一言も商品説明を読まないなんてあり得ないことだ。もしかしたら、とんでもない不具合について明記されているかもしれないし、法外な額の送料を請求すると書いてあるかもしれない。商品説明欄は規格がないから、どのように書こうが自由なのだ。その分、商品説明はじっくり読まないと、肝心なことを知らずに入札することになりかねない。写真があるから大体わかるじゃないかと意見があるかもしれないが、写真なんて加工するのはとても簡単なことだから、写真だけを信じるのは危険である。

落札者とのトラブルは極力避けたいので、私は商品説明の冒頭に「必ず商品説明をよく読んでから入札するように」という旨の一言を入れているから、入札する人は商品説明を読んだものとみなしている。通常はここでしっかり読んでいれば、間違った商品だなんて即刻気がつくはずだ。それなのに入札から2日も経過して「間違っていたから取り消せ」なんて、出品者への甘えでしかない。

今回出品した商品は私のものではなく、代理での出品である。なかなか入札がない中でやっと入札されて「やったね!」と2人で喜んでいた矢先にこの仕打ちだ。恐らく落札までいってもキャンセルしようとするだろう。さすがに落札キャンセルを拒むことはできない(「非常に悪い」評価が落札者に付くだけだ)が、2人のワクワクを返せと言いたい。入札・落札をキャンセルすることは、貴方が考えている以上の不快感を相手に与える恐れがあることを知ってほしい。最低限、キャンセルを申し出る時は誠意を示すことを大切にするべきだ。誠意のある申し出であれば、出品者も応じてくれるかもしれない。後はバレバレな嘘はつかないようにしようね。大抵、嘘なんて微妙な言葉遣いの歪みで見透かされるから。