2015年4月2日木曜日

最近気になって仕方がない車、4台を語りたい!

1, Alfa Romeo 4C


車好きなら誰もが一度通る道というアルファロメオだが、私は元々アルファはあまり好きではなかった。「信頼性が低く燃費の悪いFF車ばかりのメーカー」というイメージな上、何より縁がなく、触れるどころか殆ど見かけることがない。ただデザインはなかなか格好良く、とは言えお気に入りを挙げるならGTやGTVくらいしかなかった。
そんな中登場した4C。これも初めはあまり興味が湧かなかったが、Top GearやカーグラフィックTVなどで実車が走る様子を見るうちに俄然興味が湧いた。文句なしに格好良いのだ。兄貴分の8Cより激しくグラマラスなラインは、斜め後ろから見た姿がかなり気に入ってしまった。これは実車を目の当たりにしたら目が覚めるだろう。また、スーパーカーにしか使用されないほど技術の難しい高価なカーボンパネルを多用していること、今時珍しいノンパワーで何もボタンのないステアリング、4気筒とは言えかなり刺激的なサウンドを奏でるなど、この車は魅力で溢れている。800万円という4気筒スポーツにしてはあまりに高い価格を無視すれば、今ダントツで買いたいと思うイタリア車だ。




2, Porsche 911 GT3 (991型)


911は憧れの車の一つであり大好きだ。特に好きなのは964型辺りだったが、991型のGT3が出て度肝を抜かれた。その理由はただ一つ、「9,000回転まで回るエンジン」である。言葉で書くとインパクトがないのが残念だが、YouTubeで聞くだけでも凄さがわかるので以下に引用しておこう。カーグラフィックTVでその音を聞いて思わず音量を上げて繰り返し見たのと、YouTubeでその音を聞く度に鳥肌が止まらないので、これは「ホンモノ」だと思う。通常の車なら6,000回転、ちょっとよく回るエンジンで7,000回転くらいまでしか回らないが、このGT3は7,000回転などまだまだ途中でしかない。今時9,000回転まで回ることだけでも凄いのに...そして8,000回転辺りから響く金属音もまたたまらない。正直に言って、エンジンの音だけで涙が出そうなくらい感動したのは初めてである。ちなみに、フェラーリやランボルギーニのようなスーパーカーのサウンドは過剰に演出されているような気がして、嫌いではないが凄く好きなわけでもない。そしてHonda S2000の4気筒も9,000回転まで回る素晴らしいエンジンだったが、こちらはより好みなサウンドの6気筒だ。もうこのエンジンだけでGT3を買う理由になるはず。記憶では2,000万円程度なのでとても手が届かないが、これは私の最も欲しい車と言っても構わないかもしれない。この車を買ったハモンドが羨ましいな〜!






3, Honda S660


インタビュー等を読むうちに、開発者を始めこの車を作った人たちの「車への情熱」を感じて気に入った。今最もお気に入りのMINIや、日本車で最も気に入っているスイフトも同様で、作り手のその車にかける拘りや想いが感じられる車はとても良い。背の高い箱か安物、アメリカ車ばかり連発する日本車には基本的に興味を失ったが、このように走りへの拘りを持つ車は日本車であっても好きだ。「日本車しか選べない場合に限る」という条件は外せないものの、乗りたいと思う車もある。ホンダとしては外装がモダンで格好良く、内装やメーターが常識的なデザインなのも好印象。価格帯が幾らかロードスターやMINIと被ることと、どこまで背伸びしても結局は軽自動車なのが非常に惜しいものの、密かに応援しており、久々に一度乗ってみたいと思わせてくれた日本車である。




4, BMW i8


言わずもがな、私の大好きなBMWの久々の立派なスポーツカー。特筆すべきは、コンセプトカーそのままと言えるこのデザインだ。この車が出てから、他のBMWが古く見えてしまってどうも気になる。こんなデザインを出せるなら、本気を出せば通常のモデルでもこのくらい未来的なデザインにできるのではないか、または通常モデルのデザインに手を抜いているのではないかとまで思ってしまうのである。それくらいこのデザインは良く、文句なしに格好良い。これを格好良くないと言う人がいるだろうか。i8についてただ一つ気に入らないのは、車内外から出す人工的な擬似エンジン音だ。自然な音が好きな私は、BMWの直列6気筒やAlfa 4C、Porsche 911 GT3のサウンドがたまらなく好きなので、この点でi8は遠く及ばない。3気筒は6気筒に音が似ているので、i8が3気筒であることは私にとって全く問題はなく、せめてゲームみたいな偽物のサウンドをオフにする機能をつけてほしい。このi8も911 GT3と同等の高価な車でとても手が出ないが、サウンドさえどうにかなればもの凄く欲しい車である。これは最近のM135iやMINI Cooper Sなどにも共通することで、擬似エンジン音に拘るBMWには何とか自然な音を好む人への選択肢を残してくれないだろうか...?ただ、カーグラフィックTVではi8のサウンドに擬似エンジン音が含まれることに気がつかなかったという人も多かったそうなので、実車に乗ってみれば実はあまり気にならないのかもしれない。




近年は乗ったことのない車についての文はあまり書かなくなったが、最近どうしても気になる車が増えてきたので、書いておきたいと思って書いた。これら4台は、自らの印象を書いているだけでワクワクするし、書きたいことが続々と出てきた。一度で良いから乗ってみたい。