スタイルをじっくり眺める。低いルーフの流線型ボディはカッコいい。テールライト周りを嫌う人もいるようだが、デザインの好みは人それぞれだから評価は様々であって当然だ。私としては鋭いつり目をもう少し穏やかな表情にしてくれれば文句なし!
改めてアクアに乗り込む。最近乗る度にその有無を確認している、ステアリングのテレスコ機構がアクアにも装備されていたのには驚いた(しつこいが日産はシルフィでも省略)。インパネデザインも相変わらず何にも似ていなくて良いが、ドライバー前でもなくセンターでもないメーターの位置は微妙だ。さらに言えば、出力の加減とEV走行の有無を示すメーターは、アクアの運転をゲーム感覚にさせる面白さがあると思うので、もう少し見やすくするか、サイズを大きくしても良いかな。昨年乗ったときはエアコンスイッチの配置がわかりにくいと思ったが、今回は慣れれば大した問題でもないと感じた。

昨年は終始エコモードにしたので今回はエコモードオフで走り出すと、日産リーフよりもモーター音が大きいことに気がつく。個人的には走行中無音なのも寂しいので、よく聞こえるモーター音は歓迎したい。また停車直前や停止時にもガチャガチャ、ブーンと色々な音がして面白い。
ハンドリングはトヨタのコンパクトなのにやはり良い。車体の低いところに重いバッテリーを積むので、重心が低くなってあのハンドリングが実現するのだろうか。スイフトの良さとはまた違ったものだ。
1時間ほどの短いドライブでも、アクアの良さを再確認することができた。ハイブリッドの出来の良さ、そこそこの走りの良さ、個性的なデザインを兼ね備えたアクアは私の中でも欲しい日本車の一つである。当然ながら色はクールソーダメタリックでね。