Galloway D、Crosswayといった自転車は、私にとってどういう存在だったのか。それは、「車の免許を持たなくても長距離を走れる乗り物」...そう、車の代わりだったのだ。車の運転免許を取得して以降、全くと言っていいほど自転車に乗らなくなったのはこのためである。自転車なら青梅街道、甲州街道、埼玉、神奈川、高尾など色々なところに行けるので、自宅から行ける範囲であれば、まだ走ったことのない道や目的地を探してはサイクリングしたのだが...
このブログ上の記録では昨年8月からサイクリング目的のサイクリングに行っていないことになるが、実際は秋を迎えるまでに一度多摩湖まで行っている。確か台風が直撃した直後の日で、多摩湖周辺の木々が折れていたり、道路が荒れていたのを覚えている。また、その帰路でサイクルメーターのセンサー部パーツが紛失し、初代Galloway Dからの通算5,000kmの記録を見ることが叶わなくなってしまった。その後ずっと乗らなくなったので、もう1年以上多摩湖にさえ行っていないことになる。今日までクロスウェイがどのような状態だったかというと、時々ホコリを払ったりはしているが、ちょい乗りさえしていないどころか、今年夏頃から11月下旬頃まで後輪タイヤの虫ゴムが劣化しパンクした状態になっていた。つい最近になって衆議院選挙で自転車に乗る用事ができたので、虫ゴムを交換して久しぶりに乗った程度である。
自転車にかなりはまっていた当時は、輪行を利用して河口湖や山中湖を一周する計画を考えて、フレームにくくり付けるバッグなどのグッズを買ってみたものの、バッグは多摩湖行きで一度使っただけになり、輪行計画もお蔵入りしてしまった。
クロスウェイには可哀想なことをしていると思うものの、そもそも乗る気が起きなくなってしまったのだから仕方がないのかな。一時期熱中した鉄道も、201系の引退の影響が大きいが、話題に挙げることはめっきりなくなってしまった。そして一時期はまりかけて免許取得を本気で考えたバイクも、今では全く乗ろうと思わない。
様々な乗り物が好きでも、それらへの興味を衰退させてしまうほど私にとって車の存在は重要であり、その車を自ら運転できるようになったことは大きな変化なのであった!