今年最後のドライブは、鎌倉・江ノ島方面。ドライブ半分・観光半分として、途中に大仏、長谷寺、江ノ島水族館へ行ってきました。
大仏は約10年振り。当時はかなり大きく感じたのを覚えていますが、今見るとそうでもないですね。自分が大きくなったのもあるでしょうし、東大寺の大仏を見ているのもあるかもしれません。
長谷寺は10年前にも来ているのに全く記憶になく、印象に残らなかったのかと思っていたら、今見ると違いました。金色に輝く大きな仏像、鎌倉の街並と相模湾を一望できる展望台、かわいいお地蔵さん。来て良かったと思います。
二十歳になっても水族館は楽しいです。今回は魚の顔を正面から撮ることに没頭していました。この顔は最高です。
冬至が近いこともあって、17時前には日が暮れます。相模湾に沈む太陽と、くっきりとした富士山の素晴らしい景色に見とれてしまいました。
「棚ぼた」だったのは、「しんかい2000」の実物展示。以前から知っていて興味があったものですが、まさか実物を見られるとは思っていませんでした。
かわいいウミガメの赤ちゃん。
ここで外を見ると、日が完全に沈み、先ほどの景色がよりいっそう美しくなっていました。グラデーションが素晴らしい。
今回の車は、三菱コルト。以前乗ったアクアがあまりにインパクトが強かったため、正直気持ちは冷めていましたが、良いところがいくつもある車でした。この車がデビューした当時をよく覚えていますが、三菱のリコール隠しが問題になった時期だと思います。キャッチコピーは「まじめ まじめ まじめ コルト」でした。それが至る所に感じられるのです。
まず、「走る」と「止まる」に関すること。アクセルとブレーキです。今まで乗ってきたトヨタ車に顕著だったのが、アクセルペダルをちょっと踏めばピョンと飛び出すように加速し、ブレーキペダルをちょっと踏めばクイっと車体が前のめりになる、というペダルの踏み加減に対する大げさな反応でした。これは「非力なエンジンでも加速が良いように見せかけるチューニング」、「軽い踏力でもよく効くブレーキを好む人が多い」ためなどと言われています。しかし、BMWなど欧州車はそうではないと聞いています。「踏めば踏んだだけ加速し、踏めば踏んだだけ減速する」というごく自然なフィーリングなのだそうで、トヨタ車に慣れた人はかえって「発進がもたつく」なんて思ってしまうほど違うのだとか。このコルトは後者でした。初めて「踏めば踏んだだけ加速し、踏めば踏んだだけ減速する」を体験しましたが、安心してアクセルペダル・ブレーキペダルを踏み込めるところがとても気に入りました。
スタイルも、ヘッドライト下からルーフ後端まで繋がるラインのワンモーションフォルムは、個性的であり他に似ている車種が思い浮かびません。ただ下がブクッと膨れたようなところは気に入りませんが、全体的には悪くないと思います。
内装は、恐らく今まで乗った車の中で最も質感が高いと言えます。滑らか曲線で段差がなく、センスの良いデザインのダッシュボード。木目調パネルがありますが、いたずらに多く付けるのではなくシンプルなところが良いアクセントになっています。メーターは見やすく、ステアリングは1.5Lモデルだったので本革巻き、しかもなかなかカッコいいデザイン。コラムシフトは嫌いですが、入れ間違いをしにくい、操作しやすいレバーに好感が持てました。(画像はwebCGより)
他に気に入らなかったところとしては、時折段があるのか勘違いするギクシャクするCVT、手前過ぎて首を回さないと見えない上にサイズの小さいサイドミラーなどがありましたが、その程度です。まじめさが際立つ、良い車でした。