九州に来た目的はただ一つ、やまなみハイウェイを走ること。
しかしやまなみハイウェイは雪がちらつき、気温は氷点下というなかなかスリルのある...といえば良いが、純粋にワインディングを楽しめる状況ではなかった。途中のドライブインも雪が積もっていて入れず。こんな環境の中で走る機会もそうないだろうから貴重な体験であった。やまなみハイウェイを甘く見てはいけない。
九州の山々は標高はそれほど高くなさそうだが、ごつく険しいので独特の雰囲気を感じる
無事にやまなみハイウェイを抜けた後は、神戸まで600㎞以上を夜中まで走り続ける試練が待っている。いつまでも、いつまでも走り続けていると、次第に車が増え、町が増え、空は赤く染まっていく...
ツーリングの締めに六甲山から神戸の夜景を見ようと考えた。しかしここでも予想外の雪が降り始め、夜景は白くかすんでいた。辺りに人はおらず、寂しくなってMINIのところへ走って戻るとMINIはあたたかく迎えてくれて嬉しかった。しかしこのツーリングを共にしたMINIとも間もなくお別れである。
無事に終点に到着。トリップメーターは一周しているので1817.1㎞となる。撤収作業中、ずっと傍らで猫が私のことを眺めていた。
初めてMINIに乗ってから3年が経つ。もし私がMINIを買っていたら...というつもりで今回のツーリングを楽しんだ。さすがに別れが寂しくなり、駅へ戻る途中涙があふれてきた。車は大切な相棒だよ。